【背負ってて良かった】素直シュール【パラシュート】
1以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2011/02/04(金) 22:06:12.56 ID:nLwHl0irO
女「突然なんだが。」
男「ん?」
女「...。」
男「...。」
女「...。」
男「...。」
女「米。」
男「...。」
女「...。」

避難所: http://yy27.60.kg/surrealism/

まとめ:http://sur.ifdef.jp/
※リンクにある各サイトも必見です!

Wiki:http://www14.atwiki.jp/gaseousform/

うpろだ:http://hoteism-hack.hp.infoseek.co.jp/indez.html
絵を描いた人はここにうp!

ツイッター素直シュールBOT:http://twitter.com/surre_bot ←New!

2以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2011/02/04(金) 22:07:59.92 ID:nLwHl0irO
素直シュールとは
http://d.hatena.ne.jp/keyword/%C1%C7%C4%BE%A5%B7%A5%E5%A1%BC%A5%EB

ツンデレ
「別にあなたの事なんか好きじゃないんだから!
な、何笑ってるのよ!!本当だからね!」
素直クール
「君が好きだ。付き合ってくれないか?」
素直シュール
「米………そういえば君が好きだ」
【注意―Warning―】

ここは素直『シュール』スレです。
素直『クール』スレではありません。
書き込む際には確認をお願いします。

女「突然ですまないが君が好きだ」
男「実は俺も…」
女「あ、間違えた」
男「すk…え?」
女「みんなも誤爆には気をつけよう」

3以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2011/02/04(金) 22:08:32.99 ID:HSXliLcU0
いちおつ!! いちおつ!!

4以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2011/02/04(金) 22:11:32.29 ID:HSXliLcU0
男「おい」
女「どうした」
男「何に見える」
女「……掃除中に昔の教科書を見つけ、懐かしさに負けて掃除をサボる男?」
男「俺じゃねえよ! これ! この日本史の教科書! ここのページ、ほら!」
女「室町時代か」
男「ここに映ってるの、どう見てもお前だろ!!」
女「私じゃないよ。素直シュールではあるが」
男「……そう、なのか」
女「別に素直シュールが私以外、いつどこに至って不思議じゃないだろう」
男「それもそうか。すまんな」

女「それはそうと男」
男「?」
女「この写真の女性、私と顔も違えば年も違う訳だが……何故素直シュールだと分かった?」
男「……」
女「……」
男「なぜってそりゃ……」
女「……」
男「……えっ」
女「……」パタム


5以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2011/02/04(金) 22:13:35.99 ID:kfVPayxV0
1おつ

6以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2011/02/04(金) 22:17:23.25 ID:HSXliLcU0
女「男、この五円玉をよーく見ろ」
男「……」
女「こうやって左右に揺らす……」
男「なぁ、普通そういうのって糸で垂らすんじゃねえの」
女「……」
男「素手で持って目の前でぶんぶん振られても」
女「……」

男「……」ブラーンブラーン
女「男、この五円玉を見てくれ」
男「……」ブラーンブラーン
女「これは楽だな。こっちは動かなくて良い」
男「おいおろせ」ブラーン

7以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2011/02/04(金) 22:25:03.22 ID:HSXliLcU0
女「ここに紙コップが二つある」
男「糸電話?」
女「……」

 ボクシュ

女「ここに紙コップが二つある」
男「ふぁい」
女「ここから何が出来ると思う」
男「わかいまへん」
女「しょうがないなぁ、ははっ、じゃあ特別に教えてあげよう」
男「……」
女「じゃーん。この糸を利用する」
男(結局糸電話じゃねえかよ)
女「……」
男「?!」

 グシャッ

男「ひょ、ひょっろまっへ!!」
女「どうした。顔がどんどんハンサムになっていくぞ」
男「()の中身は俺の心の中の台詞だろ! なんで分かるんだよ!」(訳)
女「お前こそ、私がお前の心を読んだと何故分かった」

8以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2011/02/04(金) 22:29:55.41 ID:HSXliLcU0
男(もう駄目だ……)
男(生きてても何もいいことなんてねえ……)
男(明日からも、また地獄のような日々が始まる……)
男(こんな事ならいっそ……ここから飛び降りて、楽になった方が良い。そうだ、そうに決まって……)

男「……」チラッ

 ↓
 ↓
 ↓


女「……」
男「?!!」
女「……」ソワソワ
男(構えてる……! 待ち構えてる!!)
女「……」チラッ
男(こっち見たわ! 目があったわ!)
女「……」サッ ピュヒョロロー♪
男(明らかに目ぇそらされた)

男「……」
男「あっぶねえ! 飛び降りはやべえ! まじこええ!」

9以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2011/02/04(金) 22:32:39.00 ID:HSXliLcU0
女「鬼はー外」ブンッ
男「……」ペシンペシン バチン
女「男はー内!!」ブン
男「……」ビシビシッ
女「シベリアはー外!!」ブン
男「……」ビシッ ペシッ
女「男はー内!」ブンッ
男(いたひ)ビシビシッ

10以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2011/02/04(金) 22:32:52.13 ID:zFyjk5/RO
いちもつGS

11以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2011/02/04(金) 22:34:09.30 ID:zFyjk5/RO
ありゃ、au規制いつの間にか解除されてら

12以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2011/02/04(金) 22:35:11.63 ID:tUSCTKG60
嫌いじゃない

13以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2011/02/04(金) 22:36:40.56 ID:zFyjk5/RO
女「…」ポリポリ
男「昨日の豆か…いや違う!」
女「…男も食うか?」ポリポリ
男「生米ェ…」


14以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2011/02/04(金) 22:40:03.69 ID:HSXliLcU0
二年ぶりの再会

男「しゅうううううううう!」
女「おとこおおおおおおお!」
男「しゅうううううう!」
女「おとこおおおおお!」
男「はぁ……はぁ……しゅううう!」
女「おとこおおおおお」
男「……はぁ、っく、はぁ、はぁ、しゅううううう!」
女「おとこー」

男「なぜ逃げるんだああああ!」
女「おとこー」

15以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2011/02/04(金) 22:45:30.70 ID:HSXliLcU0
女「男、お互いに頭の上にりんごを乗せてダーツを投げ合う勝負しないか」
男「なんでそんな危険な」
女「極限の緊張感が私達の絆を強くすると思うんだ」
男「強くする前に死んじゃうと思うんだ」

16以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2011/02/04(金) 22:50:26.90 ID:zFyjk5/RO
女「突然なんだが…」
男「あ、あの、シューさん?」
女「これは、何だ?」
男「その…とりあえず包丁置いて下さいな」
女「私と言うものがありながら、パンを食べたな…」
男「ヒィ!」
女「許さん…」ヒュン
男「お許しを!」


17以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2011/02/04(金) 22:52:09.68 ID:HSXliLcU0
女「男、お互い頭の上にダーツの矢を乗せて、りんごを投げ合う勝負しないか」
男「それでも十分あぶねえよ」
女「極限の食欲が私達の胃袋を満たすと思うんだ」
男「くちでキャッチする気満々だな」


女「男、お互いりんごの上にダーツの矢を乗せて、頭を投げ合う勝負しないか」
男「どこのデュラハンだよ」
女「極限の状況が首と体の絆を強くすると思うんだ」
男「その絆は常にマックスでありたい」


女「りんご、お互いダーツの矢の上に頭乗せて、男を投げ合う勝負しないか」
男「ちょっと落ち着こうぜ」
女「極限の絆が私に美味しい夕飯を腹が減ったと思うんだ」
男「そんな事より夕飯にしようぜ」

18以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2011/02/04(金) 22:54:10.64 ID:zFyjk5/RO
女「…」ザクザク
男「…」
女「死んだか…」ザクザク
男「…」
女「よし、生き返れ」
男「…ッぷはぁ!!」
女「よし」ザクザク
男「ぐ…」


シベ「((((゜Д゜;)))」

19以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2011/02/04(金) 22:56:48.88 ID:JmRdbF0tO
>>1

背負ってて良かった素直シュール!


20以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2011/02/04(金) 23:04:56.12 ID:HSXliLcU0
ちょっと普段と違う素直シュールを投下
以下5レス

21以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2011/02/04(金) 23:05:38.96 ID:HSXliLcU0
 漫画やドラマで大切なのは最初の一話で、小説その他書き物でも一行目とは特に重要なものだ。
 つまり、最初の一掴みでどれだけ興味をもたせるか、というのはその作品全体の評価を左右するほど大切な事と言える。

「もしもし、シュー?」

 そう、今から私が放つ一言。それはこの後に続くであろう会話の方向を文字通り左右する。
 あわよくばさらにその後に続くであろうデートの内容を左右する。

「おーい、シュー? もしもし?」

 あわよくばさらにさらにその後に続くプロポーズの決め台詞、結婚式の雰囲気、初夜、新婚生活そして――

「シュー?!」

 私達の子供の将来をも左右する可能性を秘めているに違いない。

「男、わた」

 プツッ。
 そこから先、私の口が何を話したのかは、もう思い出せない。
 ぷつりという会話の終了を知らせる無慈悲な音は、私をその場にへたり込ませるのに十分な威力を秘めていた。
 『急いては事を仕損じる』。この言葉を信じて私は慎重に第一声を選んでいたと言うのに。
 結局正しかったのは『急がば回れ』だったのだ。くそが。
 男の第一声を予測できなかったから、こっちもノープランで行ったらこの有り様だ。
 1029通りのパターンを考え出せても、それら全てに対応する最適の解答をさっきの瞬間までに導き切れなかった私の頭が馬鹿だったのだ。
 だがそれは仕方のない話だった。時間がなかった。
 ぎりぎりまで考えて、それでも間に合わなかったらぶっつけ本番で行くしかないだろう。
 ほとんどの人がそうするはずだ。


22以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2011/02/04(金) 23:06:30.27 ID:HSXliLcU0
「だが……あそこで『もしもし、シュー?』とくるとは……」

 それは1030通り目にあたるパターン。私が予測し切れなかった未来だ。
 どれだけ予測を重ねてもその先を行く。天晴れ、流石と言わざるを得ない。

「男。男、男、男」

 床に頭をつけ、拳でありったけの力を込めて床を叩く。
 終わった。
 こんなにも簡単に終わってしまうものなのか。
 あまりにも儚すぎではないか。たった、たったこれだけの事で。

「おと、こ。ああ、あああ、ああああああ、あ」

 もう一度受話器を取る勇気は私にはない。
 冷静に思い返してみれば、さっきの私は男の家に無言電話をかけただけではないか。
 なんと迷惑な。

「もう、合わせる顔が……ない」

 現在時刻、深夜零時二分。
 完全な迷惑電話だ。水曜の夜、一週間の折り返し、木曜へ続く一時の休息。もっとも他人に邪魔されたくない聖域。
 それを、私は。

「……はは、ははははっ」

 自虐的な笑いが込み上げてくる。
 こんな笑い方をするのは、これで三度目だ。

23以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2011/02/04(金) 23:07:20.40 ID:HSXliLcU0
 こんなときはもう、あれしかない。
 そう。

「……やけ茶漬けだ」

 溺れるまで食ってやる。
 茶漬けの素など使わん、本当の茶漬けというものを見せてやる。

(こんなときでも、腹は減るんだな)

 そのとき、玄関のチャイムが私の耳を左から右へと貫いた。
 一瞬迷いが生じる。出るか。無視か。
 普段なら無視などという選択肢は出ないだろう。だが、今は。今日だけは。

「シュー! いるのか! いたら返事してくれ!!」

 扉を叩く音、連続して鳴らされるチャイム。そして、聞き慣れたその声は。

「お、とこ」

 完全に脱力していた足に、熱い血液が流れ込んでくる。
 まるで踏まれた雑草が太陽の光を求めて再び起き上がるように、私の腰はゆっくりと持ち上がった。

「男、男。男!」

 そこから先は楽だった。
 足が勝手に玄関へと向かう。左へ右へと揺れる上半身のバランスを保てば良いだけだ。



24以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2011/02/04(金) 23:08:11.01 ID:HSXliLcU0
「男!」

 玄関の扉を開け、抱き着く。全体重を預ける、と言った方が正しいかもしれない。
 この感覚は慣れない。慣れたくない。
 どんな高級な寝床でも敵わないであろう、最高の感触。

「男、すまない。私はやっぱり駄目な奴だったよ」
「シュー、何があったんだよ」
「お前への最高の第一声を悩んでいたんだ」
「えっ」
「最高を求めるあまり機会を逃す、愚かな女だと思ってくれて良い。でも、どうしても妥協出来なかったんだ」
「……そんだけなの?」

 そんだけってなんだ。
 私は真顔に戻り、うずめていた顔をあげる。

「俺ァはてっきりお前に何かあったのかと思って……はぁ、良かった」
「私に……?」

 ふと気付いた。いや、思い出した。
 今は深夜零時過ぎ。あたりは真っ暗だ。この闇の中を、男は私の為に走って駆けつけてくれたのだ。
 こんな、優柔不断な私の為に。

「……男。ありがとう、ありがとう」
「何も無くてよかったぜ。それよりなんで電話したんだ」
「聞いてくれるのか」
「それを聞きに来たってのも、一応あるからな」


25以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2011/02/04(金) 23:09:12.82 ID:HSXliLcU0
 やはり最後に笑うのは『急いては事を仕損じる』だったようだ。
 私の判断に間違いはなかった。これで私も今日から『急いては事を仕損じる』厨だ。
 
「その、二人で鬼が島までデートに行かないか」
「えっ」
「ほら、明日は……いや、今日か。節分だろう?」
「本拠地まで行って豆撒くの?! どんだけ消し去りたいの?!」

 ありがとう過去の私。ありがとう『急いては事を仕損じる』。
 全てはこの為の布石だったのだな。一瞬でも自分を疑った自分が恥ずかしい。
 ドラマにおいて最初の一話は大切だ。だがそれだけで判断すべきではないのだ。
 最後の最後にどんでん返しがあるかもしれないのだから。
 
「お前ん家か、俺ん家でもいいから家の中で撒こうぜ。流石に鬼が島まで行くのは気が引ける」
「いいのか」
「おう」
「一気に新婚生活までいけるか」
「何の話だよ」

 大切なのは、最後の最後まで諦めない事。何故なら、物語の結末は最後の最後まで分からないのだから。
 予想は所詮予想で、予測は所詮予測でしかない。誰も天気予報に百発百中は求めないし、確実に当たるくじに価値はない。
 これは勝利をもぎ取れた一握りの人間の余裕かもしれない。だが、私は今こう思う。

「……ざまあみろ!!」
「?!」


 END

26以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2011/02/04(金) 23:18:22.84 ID:HSXliLcU0
男「おー、今日は広告が熱いな」
女「何かやってるのか」
男「駅前のスーパーで卵が安い。あと隣町のデパートで冬物六割引き」
女「ほう」
男「よし、今日全部まわるか」
女「鶏の毛って暖かいのかな」
男「一発で全部片付けようとすんじゃないよ」

27以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2011/02/04(金) 23:32:54.97 ID:PgZ0jIeb0
>>1otu

>>25
なにこの素直シュール可愛い
俺の恵方巻が南南東

28以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2011/02/04(金) 23:36:42.18 ID:HSXliLcU0
女「男」
男「?」
女「ゾンビの浄化方法を知ってるか。なるべくお金のかからない方法」
男「えー。いや、知らんけど」
女「そうか」
男「……」
女「……」
男「……」
女「……」

男「シューさん?」
女「覆水を、盆に、還す……方法」カタカタッ ターン

29以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2011/02/05(土) 00:01:48.38 ID:GHH4IBA30
女「男、テレビを3D化したぞ」
男「まじで?! 眼鏡無しでもいけるやつ?」
女「ああ、勿論だ」
男「うっひょう! 早く観ようぜ!」

 男が膝をつく10秒前の事である。

30以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2011/02/05(土) 00:12:20.79 ID:GHH4IBA30
節分用の豆あまり杉わろた
シューが生米をかじる如く豆をかじりながらの生活が始まる

31以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2011/02/05(土) 00:34:43.45 ID:CN+qz76ZO
シューの豆と聞いて

32以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2011/02/05(土) 01:07:46.91 ID:CN+qz76ZO
男「ゴホッゲホッ」
男(風邪かなぁ)
女「よ」ニュ
男「シュー、悪いが風邪ひいちまった。移すと悪いから、今日は」
女「ゴホッゲホッ」
男「お前もかよ」
女「二人で風邪の交換しよう」

33以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2011/02/05(土) 02:25:44.27 ID:qYpGiYKO0


34以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2011/02/05(土) 03:38:28.82 ID:1XUL7m3wO


35以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2011/02/05(土) 04:16:37.52 ID:SvDq9FJw0
女「……」ポリポリ
男「……」
女「……」ポリポリ
男「……」
女「……」ポリポリ
男「…なぁ」
女「…ん?」ポリポリ
男「豆食いすぎじゃね?」
女「年の数+1個だけは食べておかないとな、と。」ポリポリ
男「…今何個食べたんだ?」
女「1999個と7の月くらいかな…」ポリポリ
男「……」
女「…?」ポリポリ

36以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2011/02/05(土) 04:25:03.76 ID:SvDq9FJw0
女「……」ポリポリ
男「……」
女「……」ポリポリ
男「…なぁ」
女「…ん?」ポリポリ
男「節分って2月3日だったよな。」
女「そうだな。」ポリポリ
男「今日って2月5日だったよな。」
女「そうだな。」ポリポリ
男「まだ豆なの?」
女「今年はまだ鬼退治が終わってないからな。」ポリポリ
男「いつ終わるの?」
女「…鬼が尽きるか、豆が尽きるかだな。」ポリポリ
男「その戦いに終わりはあるの?」
女「……」ポリ…ポリ…
男「……」
女「……」ポ…リ…
男「……」
女「……」ガタンッ
男「?!」ビクッ
女「豆が尽きた。買ってくる。」
男「まだ終わらないというのか…。」

37以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2011/02/05(土) 04:27:31.51 ID:SvDq9FJw0
女「……」ポリポリ
男「……」
女「……」ポリポリ
男「…なぁ」
女「…ん?」ポリポリ
男「なんでそんなに買ってきたの。」
女「何故か安売りしてたからな。」ポリポリ
男「なんで俵に入ってるの。」
女「私のエコバッグはいつもこれだろ?」ポリポリ
男「心なしか見える鰯の頭が切ないね。」
女「…そうだな。」ポリポリ

38以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2011/02/05(土) 04:31:08.15 ID:SvDq9FJw0
女「……」ポリポリ
男「……」
女「……」ポリポリ
男「…なぁ」
女「…ん?」ポリポリ
男「豆をなくそうとするシューは鬼の味方なの?」
女「……」ポリポリ
男「…なぁ。」
女「……」ポリポリ
男「……」
女「……」ポリポリ
男「……」
女「……」ポリポリ


39以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2011/02/05(土) 04:34:07.88 ID:SvDq9FJw0
女「……」ポリポリ
男「……」ムクリ
女「……」ポリポリ
男「…おはよう。」
女「……」ポリポリ
男「…まだ食べてるの。」
女「…ああ。」ポリポリ
男「……」
女「……」ポリポリ

40以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2011/02/05(土) 04:39:44.20 ID:SvDq9FJw0
女「……」ポリポリ
男「……」
女「……」ポリポリ
男「…鬼は外ー。」パラパラ
女「……」ポリポリ
男「…福は内ー。」パラパラ
女「……」ポリポリ
男「……」
女「……」ポリポリ

41以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2011/02/05(土) 04:40:35.92 ID:SvDq9FJw0
女「……」ポリポリ
男「……」
女「……」ポリポリ
男「…!」ハッ
女「……」ポリポリ
男「鬼はそとおおおおおおおお」ドガガガガガ
女「ぐっ…」ガクッ
男「シュー?!起きたか!?」
女「これは…生米…?」ポ…リ…
男「そうだ!豆じゃない。生米だ!」
女「…何か大切なモノを忘れていたようだな。これが生米の味か…」ポリポリ
男「そうだ!もうお前は豆を食べなくてもいいんだ!」
女「…そうか、もう食費を気にして生米を我慢しなくていいんだな。」ポリポリ
男「…え?」

42以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2011/02/05(土) 04:51:49.95 ID:SvDq9FJw0
女「男、男。」
男「どうした。」
女「庭に、ジャックと豆の木が生えてるんだが。」
男「なんだと!」
女「昨日、男が豆なんてまくから…。」
男「いや、まさか、そんな…!シューだって…!」
女「私はちゃんと米を撒いたから問題ないはずだ。」
男「…豆は魔滅に通じると言ってな。」
女「じゃあ米は何に通じると言うんだ!!」ガタタ
男「……」
女「……」
男「とりあえず、登ってみるか。庭に出ようぜ。」
女「男…。」

43以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2011/02/05(土) 04:55:39.61 ID:SvDq9FJw0
男「…なぁ。」
女「ん?」
男「…そのつるみたいな木の横に埋まってる人誰だ?」
女「ジャックに決まってるだろう。」
男「…そうだったな。」
女「ああ。」
男「…とりあえず。」
女「ん。」
男「ジャックに登ってもらうか…。」
女「…そうだな。」

44以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2011/02/05(土) 05:01:05.32 ID:SvDq9FJw0
男「2011年。2月5日。空から鬼が降ってくる。」
女「…男が豆なんて撒くから。」
男「関係ねーだろ!」
女「上空に舞った豆が空に住む鬼を落としたに違いない。」
男「そんな遠くまで飛ぶか!」
女「男、私の全自動豆撒き機、つかったろ?」
男「あんな重火器外で使えるか!」
女「…おかしい。なら何故鬼が…。」
男「あれ使えば落とせるのかよ!」
女「…とりあえず豆撒いとくか。」
男「そうだな…。」

45以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2011/02/05(土) 05:04:28.42 ID:SvDq9FJw0
男「2011年。2月5日。空からジャックが降ってくる。」
女「…なんだジャックの仕業か。」
男「あー。豆の木な。」
女「Hey, Jack!お腰につけた黍団子をよこしな!」
男「桃太郎かよ!」
女「だって鬼退治したんだぞ?」
男「黍団子貰って何処行く気だ?」
女「心配するな。…必ず戻ってくる。」
男「今日は、晴れ時々鬼か…。」

46以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2011/02/05(土) 05:09:20.12 ID:SvDq9FJw0
男「赤。青。赤赤。青赤青。」

男「鬼って匹で数えるのかな?なんか変な話だ。」

男「…庭が百鬼夜行でござる。」

男「…シューは鬼か。」

女「ただいま。」
男「鬼は外ー。」パラパラ
女「……」
男「……」

47以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2011/02/05(土) 05:13:53.17 ID:SvDq9FJw0
女「…赤を4つくっつけるだろ?」
男「ああ。」
女「…ほら、消えただろ?」
男「なるほど。」
女「こうして、青と赤を並べてだな。」
男「ああ。」
女「こうすると、連鎖するんだ。」
男「なるほど。」
女「何か質問はあるか?」
男「ジャックはどう消すんだ?」
女「隣で鬼を消すといい。」
男「あー、巻き込まれて消えるのか。」

48以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2011/02/05(土) 05:18:26.41 ID:SvDq9FJw0
女「節分終了のお知らせ。」
男「もう世間では終わってます。」
女「まだ、世間でも在庫の豆をかじる奴がいるはずだろう。」
男「少なくとも、在庫の鬼を退治する奴はいないな…。」

49以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2011/02/05(土) 05:37:29.74 ID:SvDq9FJw0
女「さんまが、食べたい。」
男「……」
女「……」
男「……」
女「…男。」
男「え?ああ。そうだな。」
女「……」
男「…いや、バケツ被ってるからか声がよく聞こえないんだよ。」
女「私のテレパシーが届かないというのか!」ガタタ
男「それでさっきからさんまが脳内に浮かんでは消えてたのか!」
女「…そうか、それならいい。」
男「おい、やめろ!そんな大根おろしとか
 油の乗ったさんまとかいやああああああ」

50以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2011/02/05(土) 06:01:10.72 ID:SvDq9FJw0
女「男、演技指導の時間だ。」
男「演技指導?」
女「素直シュールの相方である男には
 定期的な演技指導が欠かせないというだろう。」
男(演技っていうかいつもマジなリアクションなんだけどな…)
女「よし、まずは?!の顔をしてみるんだ。」
男「…こうか!?」
女「違う!こうだ?!」
男「こうか?!」
女「そうだ!あくまでも?が主体で
 何が起こってるのかわからない驚きを示すんだ!」
男「やっぱりいつもみたいに
 何が起こってるのかわからない状況じゃないと…」
女「甘えるな!いつ何時監督が指示してくるかわからないんだぞ!」
男「誰だよ!」

51以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2011/02/05(土) 06:12:52.83 ID:SvDq9FJw0
女「よし、次は!?の顔をしてみろ。」
男「(まだ続いてたのか…)こうか!?」
女「わざとらしいぞ。もっと強気で!」
男「こうか!!」
女「もっと不思議そうに!」
男「こうなのか!?」
女「そうだ!本当にそうかわからないけど
 そうしなきゃいけないんだ!みたいなノリで!」
男「もうワケがわからないな…」

52以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2011/02/05(土) 06:25:02.78 ID:1XUL7m3wO
GS
ポリポリがゲシュタルト崩壊しかけた

53以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2011/02/05(土) 06:38:29.70 ID:SvDq9FJw0
女「男ー朝飯だぞ男ー。」
男「おお。ってご飯と味噌汁に紅茶かよ。」
女「たまにはいいかと思ってな。」
男「なんで3つあるんだ?」
女「ああ、ちょっと飲み比べてもらおうと思ってな。
 軽く味見して気に入った奴持ってってくれ。」
男「ふーん?じゃあこれで。」
女「…紅茶には簡単に春、夏、秋摘みって分類があってな。」
男「ほう。」
女「春は青々しい味、夏はいわゆる旬で最盛期、
 秋はちょっと円熟した濃厚な味ってな。」
男「へぇ。それで3つ並べてたのか。」
女「で、ふと思ったんだ。
 春はロリコン、秋は熟女好きなんじゃないかと。」
男「ぶはっ?!」
女「この論理からすると男は…あ、ミルクいるならあるぞ。」
男「おいやめろ。」

54以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2011/02/05(土) 06:58:46.69 ID:SvDq9FJw0
女「朝のシュール占い。」
男「……」
女「A型の人。天からシュールネタが舞い降りるでしょう。」
男「……」
女「B型の人。地からシュール愛が湧き出てくるでしょう。」
男「……」
女「C型の人。東から鳳凰が飛んでくるでしょう。」
男「え?」
女「D型の人。西から東方不敗が飛んでくるでしょう。」
男「おい。」
女「Eがt男「おい。」
女「…なんだ?」
男「CとかD型って何?」
女「シュール型だな。」
男「血液型じゃなかったのか。」
女「AからΩ、甲乙丙型となんでもござれだ。
 どれでも好きなのを選ぶがいい。」
男「占いの意味は?」

55以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2011/02/05(土) 07:11:17.36 ID:CN+qz76ZO
GSの濁流じゃー

56以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2011/02/05(土) 09:03:15.13 ID:+KpVADvR0
GS!&保守米

57以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2011/02/05(土) 09:46:29.13 ID:+KpVADvR0
朝飯を食べる保守

58以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2011/02/05(土) 10:13:25.15 ID:GHH4IBA30
今沖田超GS
なにが どうなて

59以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2011/02/05(土) 10:29:14.06 ID:GHH4IBA30
女「男大好き、愛してる」
男「照れるねえ」
女「突然だが、ここに節分の余りの豆がある」
男「まだあった事に驚愕だわ。昨日までずっとぽりぽりしてた癖に」
女「……」
男「?」
女「いや……でも……くっ」
男「?」
女「……と、突然、だが」
男「なに」

女「これは豆」
男「うん、まごうことなき」
女「カカオも……豆だ、よな」
男「なに?!! そこまで再利用する気なの?! もうやめてあげて!!!」

60以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2011/02/05(土) 10:35:34.54 ID:GHH4IBA30
女「うわー」ガバッ
男「なにそのやる気のない悪夢からの目覚め! もっと叫べよ!」
女「はぁ、はぁ」
男「……」

女「私が節分の鬼役になる夢だった」
男「へえ」
女「柱に縛り付けられて、服の隙間という隙間に豆を流し込まれた」
男「……」
女「勿論犯人はお前だ」
男「犯人って……なんで悪人みたいになってんの」
女「まぁ正直気持ち良かったが」
男「……」

61以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2011/02/05(土) 10:48:53.72 ID:GHH4IBA30
女「……よし」バリバリバーン
男「?! なんで雑誌二つに裂いたの」
女「卒業式だ」
男「……」

女「いいか男、この雑誌だったものによれば、大切なのは雰囲気作りらしい」
男「もうすでに雑誌ごとお前が破り裂いたけど」
女「そういう意味で、お前の自宅で二人っきりというこの空間は良い雰囲気を比較的作りやすい場所にあたる」
男「聞けよ。俺一人に紙屑拾わせてんじゃねえよksg」
女「まずはちょっとした事から。手が触れ合ったり、肩があたったり」ガッガッ
男「なんで肩ぶつけてくんの?! これ街中で相手が相手なら路地裏呼ばれるレベルだぞ」
女「見つめ合う二人」ニョイーン
男「やめろ! 頭に侵入しようとすんな! ぎゃあああ」

女「どうだ男、良い雰囲気か。今良い雰囲気か」
男「緊張感っつーか緊迫した雰囲気だよ俺は」
女「緊張感か。悪くない傾向だ」
男「もうだめだこいつ」

62以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2011/02/05(土) 10:49:19.15 ID:SvDq9FJw0
女「おや。おはようジョン。」
男「誰だよ。」
女「まさか。お前記憶を…!!」
男「いやいや。」
女「ちょっと待ってろ、今ジョニーを…!」ガタガタ
男「引き出しの中にはいねえよ!」
女「なら!ジャックなら!」バッサバッサ
男「日本地図の奈良のとこ開いてもでてこねえよ!」
女「ばかな。全員消えてしまったというのか…」ガクッ
男「……」
女「……」zzz
男「寝てやがる…。」

63以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2011/02/05(土) 10:58:29.10 ID:SvDq9FJw0
女「おい、出かけるぞ男。」
男「買い物行くんだっけ?その槍置いとけよ?」
女「なんだと!」ブンブン
男「やめろ!振り回すな!」
女「お前が置いてけとか言うから槍が怒ってるんだ。」
男「何で狩人スタイルなんだよ。そいつ生きてんのかよ。」
女「この前節分したときに鬼を封じ込めたんだ。」
男「まじで?!」
女「という設定で節分の逆襲買い物をだな…」
男「迷惑だからやめなさい。」
女「むぅ。」

64以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2011/02/05(土) 11:04:08.72 ID:GHH4IBA30
スーパー

女「……」
女「……」キョロキョロ
女「……」
女「……」

お酒コーナー

女「……」
女「……」
女「……!」

 『鬼殺し』

女「?!」
女「……」
女「……」
女「……はっ」

65以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2011/02/05(土) 11:05:53.15 ID:SvDq9FJw0
女「む。」グラグラ
男「地震か?!」
女「米神さまがお怒りじゃ…!」グラグラ
男「なんだと!」
女「もっと素直シュールを愛せと申しておる。」グラグラ
男「まじでか。」
女「ついでにティッシュ切れたから買ってきて欲しいらしい。」グラグラ
男「……」
女「……」グラグラ
男「やっぱお前が揺らしてんじゃねーか!」
女「ははっ、男の家が今浮いてることを忘れたか?」
男「全く。ほらパラシュート貸せよ。買ってくるから。」
女「待て待て、私も行くさ。」

地震あったと聞いて

66以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2011/02/05(土) 11:12:22.68 ID:GHH4IBA30
11時11分11秒

女「……」
女「……」
女「……」

男「シュー、珈琲淹れたぞ」
女「ありがとう」
男「何してたんだ?」
女「時計眺めてた」
男「なんで。なんか予定あったの?」
女「特に何も」

67以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2011/02/05(土) 11:14:45.78 ID:CN+qz76ZO
地震きたわー

68以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2011/02/05(土) 11:17:22.22 ID:SvDq9FJw0
>>64
ふと気づいたんだ…日本酒って素直シュールとすごく相性が…
いや…これは言うことじゃないな…

69以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2011/02/05(土) 11:19:10.97 ID:GHH4IBA30
>>68
俺も思ってたわー
生まれる前から思ってたわー

70以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2011/02/05(土) 11:21:04.63 ID:xDte2HvHO
豊作だなぁ
GS!!

71以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2011/02/05(土) 11:25:13.27 ID:SvDq9FJw0
男「生まれる前から感じる素直シュールの力か。」
女「赤子が泣くのは素直シュールがいることを知っているからだ?」
男「自分で言うなよ…。」

出かけるわー。出かけながらスレチェックに移行するわー。

72以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2011/02/05(土) 11:55:49.10 ID:GHH4IBA30
女「ゲッホッ、ゴフッ、ガハッ」
男「おい、大丈夫か」
女「大丈夫だ。ぎりぎり吐血は堪えた」
男「むせただけか」
女「端的に言うとそんな感じだ」
男「でも咳して血が出るって相当やばいときだよな」
女「救急車レベルだな」

男「漫画とかだとヒロインのサービスシーン見ただけで思いっきり吐血するシーンとかあるけど、あれってどっから血ぃ出てるんだろ」
女「大抵は血管が破裂してるんじゃないのか」
男「それは分かるさ。どこの血管?」
女「口に通じる血管だろう。詳しくは分からんが……私だってお前のサービスシーン見たらたぶん『悟空ー!』って叫びながら爆発すると思うぞ」
男「全身の血管が?! っつーかなんで悟空」
女「早くサービスシーンを」

男「……具体的に言うと?」
女「悟空ー! って叫びながら爆発する」
男「悟空呼ばれすぎだろ。困惑しちゃうぞ」

73以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2011/02/05(土) 12:01:53.57 ID:GHH4IBA30
男「……」
男「これは……」
男「なにこれ、フロントホック……いや、後ろにもあるぞ」
男(いったいどうなってるんだ)

女「こら、勝手に人のプロテクターをあさるな」
男「下着じゃなかったの?!!」
女「膝用のプロテクターだ。使わないときは連結させてコンパクトに」
男「どう見てもぶらじゃーにしか」
女「はははっ」
男「……」
女「ははっ」
男「……」
女「……」
男「……」

74以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2011/02/05(土) 12:04:46.08 ID:GHH4IBA30
女「もっしもっし米よ、米さんよ」ヒョイヒョイ
男「……」
女「せっかいのうっちで、おっまえっほど」ヒョイヒョイ
男「上手いもんだな、お手玉」
女「だろう?」ヒョイヒョイ
男「ちょっと貸してくれよ」
女「ああ、やってみろ」

男「このお手玉なんかすごいさわり心地良いな」フヨフヨ
女「……んっ」
男「?」
女「……」
男「……」
女「……」
男「……」フヨフヨ
女「っ」
男「……」
女「……」

75以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2011/02/05(土) 12:17:43.38 ID:GHH4IBA30
女「おっす」
男「……なにその枕」
女「ん? どこかに枕を頭にはめた素敵な人がいるのか?」キョロキョロ
男「……」
女「ん?」
男「……」

男「……なんで枕を頭にはめてんの」
女「これならいつでもお前を寝かせられるだろう」
男「つまりお前が下敷きになるってことか」
女「いや、そのときはこれ外して渡すさ」
男「……」

76以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2011/02/05(土) 12:21:51.13 ID:GHH4IBA30
男「うわー、あれ見ろよ。あそこの交差点」
女「……」
男「重体で救急車が足止め食らってる。なんであそこの道選んだかなぁ」
女「……」
男「ああいうときってどうするんだろう」
女「トランスフォーム!!」
男「……」
女「……」
男「……」
女「……」

男「いや、何今の」
女「反応するかな、と思って」

77以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2011/02/05(土) 12:36:27.78 ID:GHH4IBA30
女「……」
男「……」
女「あれ、やりたいな」
男「?」

 『なんかの歌番組っぽい奴』

男「あー、あの一列に並んでズレながらぐるぐる回る奴か」
女「正面から見ると意外と華やかだ」
男「でもこれ二人でやると空しくないか」
女「数は関係ない。ようは連帯感が重要なんだ」
男「そうか、じゃあ全身鏡を前にやってみようぜ」
女「ありがとう」

 男 女 女 女 女

男「なんかお前の顔多くね?!!」
女「男、もう少しゆっくり」
男「いや怖いよこれ! 俺の顔に続いてたくさんのお前の顔がついてきうわあああああ!」

78以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2011/02/05(土) 13:31:25.49 ID:CN+qz76ZO