【米のためなら】素直シュール【百鬼夜行】
1 :印度 :2007/01/05(金) 20:57:21.38 ID:vNu8cg290
女「突然なんだが。」
男「ん?」
女「・・・。」
男「・・・。」
女「・・・。」
男「・・・。」
女「米。」
男「・・・。」
女「・・・。」

避難所: http://yy27.60.kg/surrealism/

まとめ:http://sur.ifdef.jp/
※リンクにある各サイトも必見です!

Wiki:http://www14.atwiki.jp/gaseousform/

うpろだ:http://hoteism-hack.hp.infoseek.co.jp/indez.html
絵を描いた人はここにうp!

2 :印度 :2007/01/05(金) 20:58:02.55 ID:vNu8cg290
素直シュールとは
http://d.hatena.ne.jp/keyword/%C1%C7%C4%BE%A5%B7%A5%E5%A1%BC%A5%EB

ツンデレ
「別にあなたの事なんか好きじゃないんだから!
 な、何笑ってるのよ!!本当だからね!」
素直クール
「君が好きだ。付き合ってくれないか?」
素直シュール
「米………そういえば君が好きだ」


3 :印度 :2007/01/05(金) 20:58:21.94 ID:vNu8cg290
【注意―Warning―】

ここは素直『シュール』スレです。
素直『クール』スレではありません。
書き込む際には確認をお願いします。


女「突然ですまないが君が好きだ」
男「実は俺も…」
女「あ、間違えた」
男「すk…え?」
女「みんなも誤爆には気をつけよう」


4 :日本晴 :2007/01/05(金) 20:59:04.62 ID:yduRIRYmO
>>1

5 :すだち :2007/01/05(金) 21:00:35.43 ID:YMgS9xnP0
金曜日なら仕方ないな

6 :ふじ :2007/01/05(金) 21:01:11.35 ID:vNu8cg290
女「すきだ」
俺「すきだな」
女「……」
男「……」
女「案外、速いんだな」
男「まぁ、魚だしな」

7 :ふじ :2007/01/05(金) 21:02:39.90 ID:vNu8cg290
女「男! 早く起きろ! 朝だぞ!」
男「む……っ! 女! なんで俺の部屋に?!」
女「ここは私の部屋だ」
男「……っ! 嘘だろ?!」

女「嘘だ。目が覚めたか」
男「ちくしょおおおおおおおおおお」

8 :ふじ :2007/01/05(金) 21:04:25.26 ID:vNu8cg290
女「ほら、昼休みだ。お弁当を作ってきてやったぞ」
男「……生米かじれってんじゃないだろうな」
女「当たりだ」
男「……作ってきてやったというより、詰めてきてやったぞ、じゃないか」


女「いや、私が作った」
男「え」
女「大変だったんだぞ」
男「マジか」

9 :ふじ :2007/01/05(金) 21:06:15.75 ID:vNu8cg290
女「放課後だ、一緒に帰ろう」
男「いいけど、米粒が頬についたままだ」
女「……惚れたか」
男「取ってくれ。恥ずかしい」
女「そうか、そんなに可愛いか」

10 :ふじ :2007/01/05(金) 21:09:12.22 ID:vNu8cg290
男「ただいま」
女「ただいま」
男「……」
女「……」
男「いつからこの家の住人になった」
女「いつかなる」

男「……それって」
女「宝くじが当たれば」

男「……売らんぞ」
女「当たり前だ」

11 :VIP皇帝 :2007/01/05(金) 21:10:39.85 ID:vNu8cg290
女「夕飯が出来たぞ」
男「ありが……やっぱり生米じゃねぇか! せめて炊けよ!」
女「家ではいつも炊いてる。たまには生を味わえ」
男「俺は炊いてほしかった」
女「私色に染まれ」

12 :ふじ :2007/01/05(金) 21:12:55.69 ID:vNu8cg290
男「おやすみ」
女「おやすみ」
男「なぁ」
女「ん」
男「これはまずいだろ、いろいろと」
女「何がだ」
男「やっぱり俺が別の部屋行くからさ、お前はここで寝ろ」
女「駄目だ」
男「だって」
女「家族揃って米の字にならなきゃ行けない」
男「お前が上に乗ってるから苦しいんだよ!!!!」

13 :ふじ :2007/01/05(金) 21:14:13.84 ID:vNu8cg290
女「おはよう」
男「……」
女「おはよう」
男「ああ」
女「よく寝られたか」
男「一睡も出来なかった」
女「そんなに私が気になるか」
男「苦しかった、以上だ」
女「私は罪な女だな」
男「心じゃねぇ、内臓だ」

14 :ふじ :2007/01/05(金) 21:15:56.93 ID:vNu8cg290
女「朝は生米がいいか」
男「駄目っつってもそれだろ……ああ、腹減った」
女「……悪いが生米は無いな、全て炊いてしまった」
男「腹一杯食いたい」
女「照れるな」
男「早く出せコラ」

15 :ふじ :2007/01/05(金) 21:17:11.18 ID:vNu8cg290
男「行って来ます」
女「行って来ます」
男「……」
女「……」
男「……鍵……お前が締めたのか?」
女「ああ」
男「なんで鍵を持ってる」
女「鍵穴に生米を詰めておいた」
男「お前の頭を詰めてやろうか」

16 :ふじ :2007/01/05(金) 21:19:03.75 ID:vNu8cg290
女「そういえば、スレ建ったな。今日は金曜日か」
男「急に話が変わったな」
女「なぁに、自分でネタもないくせにスレ建てて、書き込みがないから
落とさないように必死でアドリブで書き込んでる馬鹿がいるんだ」
男「馬鹿だな」

17 :ふじ :2007/01/05(金) 21:20:33.17 ID:vNu8cg290
男「授業はつまらんな」
女「私は暇なときは生米でタワーを作っている」
男「すげぇな」
女「この前は5cm達成した」
男「それ以上は?」
女「腹が減っていてな」

18 :早生温州みかん :2007/01/05(金) 21:21:58.36 ID:xPFsVYc40
ドライブ 〜高速道路にて〜


シュ「ここだ」
男 「なに?」

   |――――――――――|
   |     小  倉     |
   |   出口     500m|
   |――――――――――|

シュ「この看板を見ると口の中がおいしくなる」
男 「…」

   |――――――――――|
   |     小  倉     |
   |    出 口         |
   |――――――――――|

男 「またあったよ?口の中おいしい?」
シュ「ここの看板ではならない」
男 「…」

※実話だから怖い


19 :ふじ :2007/01/05(金) 21:22:12.10 ID:vNu8cg290
女「昼時だ」
男「そうだな」
女「しかし弁当を先生に取り上げられてしまった」
男「昼時なのにな」
女「何が悪かったんだ」
男「授業中ってとこだと思うよ」

20 :ふじ :2007/01/05(金) 21:24:08.66 ID:vNu8cg290
女「>>18ありがとう、もう駄目かと思った」
男「誰に向かって話してるんだ」
女「君は地面に散らばった米を拾うのに集中してくれればいい」
男「ひっくり返すなよ……」
女「生米にも心はある」
男「動くのか」
女「私が動かした」

21 :早生温州みかん :2007/01/05(金) 21:27:01.26 ID:xPFsVYc40
ドライブ〜川沿い〜

シュ「渡り鳥がなごんでいる」
男 「冬だからね」
シュ「渡り鳥は冬になると移動するんだよね?」
男 「そうだけど?ツバメは春先とかだけどね」
シュ「つまり自分たちに都合のいい環境を選んで移動をしていると」
男 「うん」
シュ「…」
男 「…」
シュ「ヨーロッパの人みたいだ」
男 「…」

※渡り鳥のたとえがヨーロッパっておかしいんですか?ねえ??

22 :ふじ :2007/01/05(金) 21:27:11.68 ID:vNu8cg290
女「家までまだ道のりは遠い、少し休もう」
男「なんでだよ、一気に行こうぜ」
女「蟻の行列があるんだ」
男「見たいのか」
女「米の行列を見てみたい」
男「作ってみるか?」
女「何を馬鹿な。早く帰るぞ」

23 :早生温州みかん :2007/01/05(金) 21:28:53.13 ID:xPFsVYc40
>>22
シュ「蟻の行列」
男 「うん」
シュ「…」
男 「…」
シュ「…」
男 「…」
二人「あ…」


最後尾にシベリアさんが

24 :ふじ :2007/01/05(金) 21:30:08.48 ID:vNu8cg290
女「渡り鳥はヨーロッパの人か」
男「何をいきなり」
女「生米がしゃべった」
男「そうか、友達になれるといいな」
女「何とだ」
男「米と」
女「もうすでに親友だ」
男「親友はお前のこと何て言ってるんだ?」
女「しゃべるわけないだろう」

25 :松本早生 :2007/01/05(金) 21:30:08.50 ID:UWFiQiIS0
いや結構おもしれえよ?
今日は金曜日だが明日仕事だが。

26 :ふじ :2007/01/05(金) 21:31:45.70 ID:vNu8cg290
女「面白いとさ」

男「何がだ」
女「私達が」
男「……馬鹿にされてるのか?」
女「いや、生米と同等だと思えばいい」
男「植物同然ってことか」
女「お前は食べ物に感謝しないんだな」
男「ごめん」

27 :はえぬき :2007/01/05(金) 21:31:49.82 ID:b6nRSLuEO
立って早々なんだこの投下ラッシュは……たまげたなぁ

ぐっどしゅーる

28 :松本早生 :2007/01/05(金) 21:32:38.28 ID:UWFiQiIS0
これ漫画で欲しいなwww

29 :ふじ :2007/01/05(金) 21:33:26.55 ID:vNu8cg290
女「おい、ぐっどしゅーるだとさ」
男「……どういう意味だ?」
女「アドリブのネタがウケたらしい」
男「いや、会話をつなげろよ」
女「私は頭の回転が早い」
男「そういうこと言うと叩かれるぞ」
女「通じてるじゃないか」

30 :松本早生 :2007/01/05(金) 21:34:24.17 ID:UWFiQiIS0
絵師募集wwww

31 :ふじ :2007/01/05(金) 21:35:23.31 ID:vNu8cg290
女「夕飯は生米がいいか、炊いて欲しいか」
男「炊け。そしておかずが欲しい」
女「贅沢なやつだな。そんなやつにはおかずはやらん」
男「ごめんなさい、おかずください」
女「生米をやろう」
男「炊飯器もってこい」

32 :ふじ :2007/01/05(金) 21:37:20.28 ID:vNu8cg290
女「今日は生米収穫の日だ」
男「大変そうだな。手伝うか?」
女「わかった、じゃぁ電池を買ってきてくれ」
男「ボクモノか」
女「分かったか」
男「今日の夕飯は生米なんだな」
女「お前は凄いな」

33 :ふじ :2007/01/05(金) 21:38:31.21 ID:vNu8cg290
女「嵐のせいで収穫出来なかった」
男「リセットしちまえよ」
女「出来ない」
男「リセット封じか」
女「……いや、本当にショックだ」


男「おい」
女「ああ、実家だ」

34 :ふじ :2007/01/05(金) 21:40:33.94 ID:vNu8cg290
男「今日の夕飯は俺が買ってくる。もう米ばかりは嫌だ」
女「そんなに嫌か」
男「米関連以外の物が食べたい」
女「じゃあ、パンならいいか」
男「超くれ」


男「よく頑張ったな」
女「ねりにねってな。パンの形になるまで」
男「餅じゃねぇか」

35 :ふじ :2007/01/05(金) 21:41:48.95 ID:vNu8cg290
女「餅もいいものだな」
男「ただのべたべたの米飯だよこれ」
女「私が必死にねったんだぞ」
男「……わかった、食べるよ」
女「物好きだな」
男「頭だせ、ねってやる」

36 :ふじ :2007/01/05(金) 21:43:04.84 ID:vNu8cg290
女「ほんとにねるとはな」
男「痛かったか?」
女「いや、全然」
男「あんなにぐりぐりしたのにか?!」
女「頭に餅を巻いていた」

37 :ふじ :2007/01/05(金) 21:44:06.55 ID:vNu8cg290
男「髪についちゃったな、餅」
女「本望だ」
男「取れないぞ」
女「食べてくれ」
男「いいのか」
女「本望だ」
男「……美味い」
女「だろう?」

38 :ミニトマト :2007/01/05(金) 21:45:13.29 ID:WSK6CksA0
>>34
米粉だ!米粉を使って米粉パンを!!

39 :ふじ :2007/01/05(金) 21:45:16.25 ID:vNu8cg290
女「さて、受験生とは難儀だな」
男「だな」
女「そろそろ勉強せねばな」
男「深夜には戻れそうか」
女「スレがあればな」



男「あるかな?」
女「あるさ」



女「頼んだぞ ノシ」

40 :松本早生 :2007/01/05(金) 21:46:32.93 ID:UWFiQiIS0
えー(´Д`)

41 :ミニトマト :2007/01/05(金) 21:47:59.10 ID:WSK6CksA0
教師シュー

女「じゃあさっそくテストを始めよう」
男「すみません。いきなりすぎる上に教科がわからないんですが」
女「男君、教科なんて無意味なカテゴリに縛られているようでは社会に出たとき困るぞ」
男「……すみません」
女「それでみんな行き渡ったかな?」
男「みんなも何も生徒は俺だけですが」
女「渡ったら解き始めてかまわないよ」
男「……先生。毎回教科書の絵を描かせるのは勘弁してください」

42 :早生温州みかん :2007/01/05(金) 21:48:07.35 ID:xPFsVYc40
vNu8cg290
乙シュール

43 :ミニトマト :2007/01/05(金) 21:50:36.95 ID:WSK6CksA0
教師シュー 2

女「ではここで小テストだ。みんな筆記用具をしまって」
男「筆記用具をしまったらテストできませんよ」
女「じゃあこれからパソコンとタブレットを配るから」
男「また教科書の挿絵を描かせる気ですか」
女「上手い下手に関わらず、ランダムに掲示板に貼り出すから」
男「先生。いいかげんにパソコンのキンタマウィルス駆除してください」

44 :アスパラガス :2007/01/05(金) 21:54:00.98 ID:ovGMwraYO
女「ID:vNu8cg290が凄い。」
男「これはgs」
女「きっと物凄く溜ってたんだな」
男「……なんか表現が卑猥」

45 :松本早生 :2007/01/05(金) 21:55:04.47 ID:UWFiQiIS0
はっΣ(゚Д゚)
何かを思い出すと思ったら、流石兄弟!?

46 :松本早生 :2007/01/05(金) 21:56:15.67 ID:UWFiQiIS0
・・・のボケとツッコミがいる世界。

47 :ミニトマト :2007/01/05(金) 21:57:28.92 ID:WSK6CksA0
教師シュー 3

女「はい、期末テスト始めるよ」

この絵を見て次の問題に答えなさい。

ttp://up2.viploader.net/pic2/src/viploaderf99197.jpg

1. 『ある日 森の中 くま○○に 出会った』の○○の部分をフランス語で答えよ。
2. 絵の中に○と△と□はそれぞれ何個あるか。ローマ数字で答えよ。
3. エレキテルの作者、平賀源内がこの絵を見た時に言うと予想される言葉を、確率が高い順に3つ並べなさい。
4. 絵に隠された世界を滅ぼしかねない重大な事実について3行で暴き出しなさい。
5. 枠内に絵をそっくり写しなさい。ただし左右は逆で。

男「先生。留年してもいいですか」

48 :VIP皇帝 :2007/01/05(金) 21:58:58.01 ID:xPFsVYc40
>>47
腹イタイwwww

49 :ピーマン :2007/01/05(金) 22:07:01.75 ID:WSK6CksA0
天気予報

男「にしても風強いな、今日こんなんで明日はどうなるんだろ?」
女『みなさんこんにちは、それではさっそく明日の天気予報を見てみましょう』
男「まるで謀ったようなタイミングだな、まあいいか」
女『明日は引き続き西高東低の気圧配置で東北地方を中心に風が強く、雨や雪
  が降るところも多い見込みです』
男「あちゃー。買い物は今日にしときゃよかったかな」
女『○×県△□市在住の★●さんはこれから浮気が奥さんにバレ、周辺はしばらく
  大荒れの状態になるでしょう』
男「全国放送で他人の浮気暴露するなよ。ああ、知らないオッサンが大写しに
  なってるし……ってピザ女子高生との濡れ場か!まだ子供も見てるぞこの時間」

放送事故のため、テレビ局に抗議の電話が殺到したのは言うまでもない。

50 :西村早生 :2007/01/05(金) 22:11:30.44 ID:UWFiQiIS0
>>49
GJ
陣内智則ぽいなwwww

51 :にら :2007/01/05(金) 22:18:15.99 ID:EFRXfo7IO
つまんね

52 :ピーマン :2007/01/05(金) 22:25:45.24 ID:WSK6CksA0
街頭活動

女「署名お願いします」
男「何の署名だ?」
女「我が国の食料自給率を上げるための政策を求めている」
男「なになに……『米を食害する昆虫一匹につき妥当な昆虫税を課す』」
女「そう。税金取りまくって金払えない憎き虫どもを追放する」
男「ああ……その昔行われたと言う虫に対する裁判を思い出すな」
女「まったく無意味なことだ」
男「……」
女「……」
男「イナゴでも取りに行こうか」
女「うん」

53 :西村早生 :2007/01/05(金) 22:27:26.82 ID:UWFiQiIS0
Σ(゚Д゚)イナゴかよ!?

54 :カリフラワー :2007/01/05(金) 22:31:01.45 ID:ovGMwraYO
女「突然だが歌。」
男「……ん?」
女「だーれかさんがーだーれかさんがーだーれかさんがーみーつけたー」
男「……小さい秋?」
女「ちいさい空ーき(部屋)ーちいさい空ーき(部屋)ちいさい空ーき(部屋)ーみーつけたー」
男「不動産!?」
女「みーえなーい欠ー陥ー気ー付かーずーokー
  済ーましーたー契約ーたしかに終ーわったー」
男「なんか無駄に悲しいな、おい」
女「聞ーこえーるー呼ーびー声ー霊の声ー」
男「えっ、ホラー?」
女「小さい空ーきー小さい空ーきー小さい空ーきー埋ーまったー」
男「……」
女「……どうよ」
男「……いや、んなこと聞かれても困る」

55 :ハウスデラウェア :2007/01/05(金) 22:36:27.71 ID:gjORoh5WO
もう金曜日か・・・・・。
シュー可愛いよシュー。

56 :カリフラワー :2007/01/05(金) 22:39:21.33 ID:ovGMwraYO
>>55
あいでぃー が ぐっじょぶ

57 :ピーマン :2007/01/05(金) 22:50:20.94 ID:WSK6CksA0
女「イナゴ……」
男「佃煮でよければ持ってこようか?」
女「チーズ……」
男「ブルーチーズは美味いよな」
女「イナゴの踊りチーズフォンデュ食い……」
男「……」
女「……」
男「普通に飯食わないか」
女「米が一番だな」

58 :紅玉 :2007/01/05(金) 22:53:20.71 ID:g3kspwXR0
女「やあ、あけましておめでとう」
男「あ、あけましておめでとう」
女「今年はよろしく」
男「こちらこそよろしく」
女「……。」
男「…………。」
女「………………。」
男「……今年『は』?」
女「ニヤリ」


59 :西村早生 :2007/01/05(金) 22:59:31.28 ID:UWFiQiIS0
ID:vNu8cg290が戻るまでもつかねえwww

60 :どまんなか :2007/01/05(金) 23:04:18.61 ID:HD9a7lZKO
>>54
吹いたwww




今更だが>>18kwsk

61 :あんず :2007/01/05(金) 23:15:30.37 ID:hwjUJAGn0
>>54
勝手に描いてみちゃった
http://viprakugaki.run.buttobi.net/cgi-bin/src/up0271.jpg
色塗ったら字が見えなくなったんで色なし
http://viprakugaki.run.buttobi.net/cgi-bin/src/up0272.jpg

62 :陸奥 :2007/01/05(金) 23:20:56.44 ID:g3kspwXR0
>>61
シューの視線の先に何があるのか非常に気になる。
あの目は明らかに現実ではない何かを見てる。絶対。
つまりはグッシュー!

63 :にら :2007/01/05(金) 23:28:26.60 ID:zQHe405HO
男「ピザマジうめぇ」
シ「……」
男「もぐもぐごっくん」
シ「……ねぇ」
男「…何?」
シ「……引っ張って」
男「…はい?」
シ「いいから!」
男「はいはい…びろーん」
http://kjm.kir.jp/?p=91382
シ「はなひて」
男「ぁ?……ほれ」
ビタッ
シ「……」
男「……何なの?」
シ「…何故だぁッッ!!」
男「なんなんだッ!?」

64 :エンダイブ :2007/01/05(金) 23:38:12.24 ID:kwEA+SU60
本当の話(男シュールで)

男「肺炎で入院したんだ」
友「・・・前々スレくらいの話だな・・・」
男「入院した初日に、彼女が来てくれたんだ」
友「それはうらやましーことでー(棒読み)
男「・・・ある、お土産をくれたんだ」
友「果物か何かか?」
男「・・・それを飾って、一週間奇特な目で見られたんだ」
友「飾る?何なんだ?」
男「くまのプーさんぬいぐるみ(大)」
友「・・・うわぁ・・・」
男「ちなみに中の人は20代中盤」
友「・・・痛すぎるぞ・・・」

65 :なし :2007/01/05(金) 23:39:52.19 ID:XosSTtmr0
>>63
超GJ!!萌えた。

>>64
冷静に考えて男シュールじゃないよこれ・・・ごめんなさい

66 :エンダイブ :2007/01/05(金) 23:40:30.23 ID:kwEA+SU60
>>65
あれ?IDが変わった・・・
>>64>>65です。

67 :陸奥 :2007/01/05(金) 23:40:53.36 ID:g3kspwXR0
>>64
え、それ普通じゃね? いや肺炎のほうじゃなく。

68 :なし :2007/01/05(金) 23:52:49.40 ID:XosSTtmr0
>>67
(゚д゚)

(⊃д⊂)ゴシゴシ

(゚д゚)

69 :どまんなか :2007/01/05(金) 23:55:11.15 ID:HD9a7lZKO
>>63
久々にあなたの絵を見た。GS!!!

70 :ただいま vNu8cg290 :2007/01/06(土) 00:18:12.03 ID:hm2BzbdV0
女「ほら、スレは残っていただろう」
男「第一声は感謝であるべきだな」
女「皆ありがとう。」

女「ほら見たことか、多数の賛辞を頂いているぞ」
男「あの雑談のどこにそんな価値が」

女「私がいるだけで価値が出る、ここは私のスレだからな」
男「そんなこと言うと、嫌われるぞ」
女「お前がいる」

71 :レモン :2007/01/06(土) 00:23:21.61 ID:hm2BzbdV0
男「お前、ポケモン持ってたのか」
女「ああ」
男「六匹全部タマタマじゃねぇか」
女「上から『コシヒカリ』『アキタコマチ』……」
男「全員LV100じゃねぇか、なんでナッシーに進化させないんだよ」
女「なんで退化させる必要があるんだ」

72 :普通温州みかん :2007/01/06(土) 00:24:43.03 ID:uK6ynAo90
おかえり。

73 :レモン :2007/01/06(土) 00:25:00.15 ID:hm2BzbdV0
女「ほら、起きろ、朝だ」
男「朝から元気だな」
女「早く学校に行かなければいけない」
男「その心は?」
女「学校とは別名、ネタの宝庫だからだ」
男「家じゃ飯くらいしかないものな」

女「お前は私に喧嘩を売ったな」

74 :レモン :2007/01/06(土) 00:27:50.15 ID:hm2BzbdV0
女「放課後だな」
男「おい」
女「どうした」
男「なんで放課後になるんだよ、学校ネタが始まる前に終わったぞ」
女「そうだな」
男「また明日になるまで、延々と米ネタだけで過ごすのか」
女「大丈夫だ」

男「そうか」

75 :VIP皇帝 :2007/01/06(土) 00:29:27.18 ID:hm2BzbdV0
男「ただいま」
女「ただいま」
男「……」
女「どうした、遠慮無く上がれ」
男「ここは俺の家だ、そしてお前は何故毎日遠慮なく上がっていく」
女「駄目か」
男「いや、別に駄目じゃないがな」
女「お前は誰に飯を食わせてもらってるんだ」

76 :レモン :2007/01/06(土) 00:31:40.28 ID:hm2BzbdV0
女「今日の夕飯だが」
男「米か」
女「そう来ると思ってな、私なりに考えた」
男「泣いていいか」
女「食ってから泣け」

男「これは焼きおにぎりか」
女「米を焼くのは身を焼く思いだったがな、お前に不自由をさせたくない」
男「食べるのはいいのかよ」

女「お前は米を何だと思っているんだ」

77 :レモン :2007/01/06(土) 00:33:11.26 ID:hm2BzbdV0
女「美味いか」
男「……」
女「言葉も出ないか、存分に食え、そして泣け」
男「具……ないのか」
女「私の愛だけじゃ……足りないか」
男「……いや、充分だ」

女「米へのな」

78 :レモン :2007/01/06(土) 00:36:06.36 ID:hm2BzbdV0
女「何してる」
男「PS2、連ザU」
女「ロボットか、私にもやらせろ」

女「これにする」
男「フォビドゥンか、いきなり渋いの選んだな」
女「こいつは両肩に一枚ずつ、巨大な米がついている」
男「……」
女「さらに収穫用の鎌まで常備とは見あげた奴だ、
よし、こいつは今日から米ンダムだ」

男「お前はフリーダムだな」

79 :レモン :2007/01/06(土) 00:38:22.68 ID:hm2BzbdV0
女「……勝てないぞ、米ンダム」
男「鎌振ってるだけじゃねぇ……」
女「ちょっと変えよう」

女「こいつは素晴らしい」
男「カオスか、まだ渋いの選ぶな」
女「両肩に米俵を背負うとは漢の中の漢だぞ、何考えてるんだ」
男「……」
女「……」
男「……」
女「米俵から米が出たぞ」
男「ミサイルだよ」
女「米が爆発したぞ、ふざけるな!」

男「もう寝よう」

80 :普通温州みかん :2007/01/06(土) 00:40:14.71 ID:uK6ynAo90
>>78
お前はフリーダム吹いた。

81 :レモン :2007/01/06(土) 00:40:23.63 ID:hm2BzbdV0
女「結局一度も勝てなかったな」
男「そうだな」
女「……」

男「なぁ」
女「ん」
男「俺と米だったら、どっちが――」
女「米だ」
男「かかったな、『どっちが嫌いか』と言いたかったんだ」
女「米だ」

82 :レモン :2007/01/06(土) 00:42:03.19 ID:hm2BzbdV0
女「おはよう、今朝はピザだぞ」
男「もう希望なんて毛の先の先の先程もないけどな」

男「……」
女「炊いた米をねって伸ばして、上に生米をまいてみた」
男「……」


女「さっき食べたらちゃんと米の味がした、全く問題ない」

83 :セルリー :2007/01/06(土) 00:42:57.59 ID:rosiiSjs0
シベリア「こちらalpha、展開完了」
女「alpha展開完了、了解。bravo、応答を」
男「こちらbravo、所定の位置に到着……目標を目視、近付いてくる」
女「bravo、冷静にいけ。alpha、回り込んで挟みうちに」
シベリア「了解」
女「……」
男「こちらbravo、作戦成功。alphaがやってくれた!」
シベリア「本当に大きいですねオニヤンマって!すごく速い速度で飛び回るしびっくりです」
男「カブトムシにクワガタムシも大量に取れたしな」
女「……はっ。イナゴ取りに来てたつもりがいつの間にやら虫取り大会に!」
男「いや、もともとはシベリアに日本の過疎の現実を知ってもらおうとやって来ただけなんだが」

84 :レモン :2007/01/06(土) 00:44:47.97 ID:hm2BzbdV0
女「おい、人がせっかく早朝三時起きして作ったピザを残すとは
お前何様だ」
男「ごめん……だが少々限界だ。米以外の味を噛み締めたい」

女「まったく、なってないな」
男「なりたくないよ」
女「お前には罰を与えよう」
男「ん」

女「以後、『困る』を使うときは『米る』と言うんだ」

男「そいつぁ米ったな」

85 :VIP皇帝 :2007/01/06(土) 00:46:33.03 ID:hm2BzbdV0
女「おい」
男「……ん」

女「体育の時間、倒れてただろう」
男「……見てたのか」
女「かなりウケたぞ」
男「お前は鬼だな」
女「冗談だ」
男「……」

女「で、大丈夫なのか」
男「栄養失調だとさ」

86 :レモン :2007/01/06(土) 00:48:39.85 ID:hm2BzbdV0
男「……ただいま」
女「……」

女「今日の夕飯は……少しひねってみる」
男「いい加減にしてくれ、俺を殺す気か」
女「お前は、私が死ぬ思いで考え出すメニューを何だと思っているんだ」
男「もういい、出ていけ、米なんて食いたくない」

女「呆れたやつだ。わかった、出て行く」

87 :レモン :2007/01/06(土) 00:50:32.39 ID:hm2BzbdV0
男「……」
男「……、冷蔵庫、カラッポかよ」
男「……」

男「ご飯だけは、炊いてあるのな」

男「……」

男「……」

男「そういや、あいつも米しか食ってないんだっけ」

男「……」
男「……」




女「……」
男「……」
女「……ただいま」

男「おかえり、飯炊けたぞ」

88 :レモン :2007/01/06(土) 00:52:35.45 ID:hm2BzbdV0
女「……いただきます」
男「いただきます」
女「……」
男「ん」
女「……どうした」
男「米……変えたな」

女「ああ、実家から送ってもらってる米を、種類だけ変えてもらったんだ」
男「後味が違う」
女「……分かるようになったな」
男「分かりたくもなかったけどな」

女「……」
男「……」

男「おい」
女「……ん」

男「おかわり」

89 :レモン :2007/01/06(土) 00:55:03.84 ID:hm2BzbdV0
女「顔色がよくないな」
男「……そうか」
女「青い米色だ」
男「腐ってんじゃん」

男「お前は……」
女「ん」
男「なんで大丈夫なんだ?」
女「何がだ」
男「米だけで暮らし初めて、もうどれくらいだよ」
女「……」
男「……」
女「私だからだ」
男「そうか」

女「フリーダムだからな」

90 :レモン :2007/01/06(土) 00:56:26.41 ID:hm2BzbdV0
女「おい、米のとぎ汁を温めてきてやったぞ」

男「……」
女「もう寝たのか」
男「……」
女「……」
男「……」
女「……これでは、よい実はつけないな」

91 :バレンシアオレンジ :2007/01/06(土) 01:00:06.79 ID:hm2BzbdV0
男「おはよう」
女「おはよう」

男「今朝はおにぎりか」
女「ああ、コシヒカリを少々混ぜた」
男「そうか」

男「なぁ」
女「……」
男「口の中に肉の味がするんだが」
女「明日は焼きおにぎりに少々手を加えてみる」
男「肉まるまる飲み込めるわけないよな」
女「焼いてからねるとまた感じが違うんだ」
男「一度、かみ砕いてから、だな?」
女「早く食べないと冷めるぞ」

男「ありがとう」

92 :バレンシアオレンジ :2007/01/06(土) 01:02:50.71 ID:hm2BzbdV0
女「さて、午前中の授業が終わったな」
男「楽園への扉は開いたな」
女「昼飯だな」
男「昼米だな」

女「その発想は無かったぞ」
男「照れる」
女「一本取られたな」
男「そんなに褒められると米るって」


女「お前は馬鹿だったんだな」

93 :バレンシアオレンジ :2007/01/06(土) 01:05:32.85 ID:hm2BzbdV0
女「どうした、顔が風船のようだぞ」
男「そこまで膨れてねぇよ」
女「じゃぁ少なからず膨れているんじゃないか」
男「……」
女「息が苦しいなら言えばいい」
男「違うよ」
女「どうした」
男「米ったなって、お前が言えって言ったんじゃねぇか」
女「ああ」
男「それを馬鹿はないだろう」


女「じゃあ、よくやったと褒めてほしかったのか?」
男「……」
女「……」
男「次の授業なんだっけ」

94 :バレンシアオレンジ :2007/01/06(土) 01:09:37.54 ID:hm2BzbdV0
女「男女合同の体育とは、教師もたまには憎い真似をするな」
男「そうか? 俺は男女別々のほうが気楽でいいけどな」
女「何を言う、男子校の連中に言ってみろ、お前は明日の朝日を拝めないぞ」
男「……」
女「とにかく、今は目の前の事に集中するんだ」
男「目の前の……米に?」

女「『皿移し』。はしを使い、いかに早く米を移すかという……」

95 :バレンシアオレンジ :2007/01/06(土) 01:12:46.37 ID:hm2BzbdV0
女「終わったな」
男「ああ」

女「それにしても、何故放課後職員室に呼ばれ、説教を受けねばならなかったのだ」
男「体育の授業中に遊んでたからだろ」
女「もう一度言ってみろ。皿移しが遊びだと?」
男「いや、だからさ、もう少し野球とか。二人なら卓球なりテニスなり」
女「教師は、今日は男女合同、種目自由のウハウハデーだと言ってのけたぞ」
男「限度があるだろ」

女「私の怒りは限度を超えたぞ」

96 :バレンシアオレンジ :2007/01/06(土) 01:18:09.25 ID:hm2BzbdV0
女「すっかり暗くなってしまったな」
男「お前があの後、職員室に突撃して、教師に向かって『米は外!米は内!』とか
叫びながら米をぶつけなければ、遥かに早く帰路につけたよ」
女「あいつは米を侮辱した。米によって成敗されて、しかるべきだ」
男「米を投げつけるお前はいいのかよ」
女「あれは仕方がない。私の拳では、米の無念は晴らせない」


男「拳だと家に帰れなかったな」

97 :バレンシアオレンジ :2007/01/06(土) 01:22:31.23 ID:hm2BzbdV0
女「暇だな」
男「夕飯ネタはもう食い飽きたな」
女「アドリブだからな」
男「丸腰はさすがに調子にのってたな」

女「なぁ」
男「なんだよ」
女「なぁ」
男「なんだよ」
女「そうか」

男「どうかしたのか?」
女「おかゆだ」
男「はぁ?」

女「新ジャンルだ」

98 :バレンシアオレンジ :2007/01/06(土) 01:24:52.42 ID:hm2BzbdV0
女「作ってみた」
男「有り得ないくらい消化に良さそうだな」
女「美味いぞ」

男「……」
女「どうだ」
男「……」
女「美味すぎてあごが外れたか」
男「ああ、美味いよ」
女「……」
男「……?」
女「それだけか」
男「え? 普通に美味しいと思うが」


女「お前には軽く失望した」

99 :アスパラガス :2007/01/06(土) 01:26:05.46 ID:jDzH1cZlQ
久々に来れたとおもったらこのナイスな連投はなんなんだ
GSじゃけえ

100 :VIP皇帝 :2007/01/06(土) 01:27:00.06 ID:yKZ/5OoV0
皆さんお疲れ様です
鬱陶しい場合は適宜スルーお願いします
もう寝るのでとりあえず書けたとこまでー

>>6 鱚(きす)。特に背泳ぎする種は「すき」と呼ばれ珍重される。……ごめん
>>7 男が朝っぱらからテンション高い件。どういう関係なのかな、このふたり
>>8 稲作が得意な彼女。ネタなら欲しい。マジだとどうか
>>9 ピアスと同様のアクセサリ扱いなのかな、と無駄な深読みを試みる
>>10 彼女の描く未来予想図とは。訊いても多分教えてくれないんだろうな
>>11 あっぶらかだーぶらー、と口ずさんでようやくユニット名に思い至った
>>12 米の字になって寝るという発想。ふたりで描くウィトルウィウス的人体図
>>13 責めるべきは女の理不尽ではなく男のヘタレぶりか。YOU食っちまいなYO
>>14 据え膳をスルーされた彼女なりのいじわるってことで脳内変換してみた
>>15 シリンダー錠の鍵穴にびっしり生米が植わっている図を想像。なんかグロい

101 :ホ−ムラン :2007/01/06(土) 01:27:25.48 ID:yKZ/5OoV0
>>16 マジでお疲れ様です。よくアドリブでここまで連打できるなあ、と
>>17 それは賽の河原の石積みのように。ひとつ積んではもぐもぐもぐ
>>18 つぶあん派だがその発想はなかった。隠し味は500m。グリコ換算で1と2/3粒
>>19 立てた教科書に隠れて早弁。でもこの子は隠そうとすらしないような気も
>>20 生めよ増やせよ地に満ちよ。そんな生米の意思を代弁するのが彼女。なのか
>>21 あちらの人は結構平気で国境をまたいでしまう。島国の人にはちょっとした驚きだ
>>22 乗せて落とす。米に執着してみせながら、実は意外と醒めてるのかも
>>23 ちっちゃいシベリア。指に乗せるとまごまごするシベリア。はいはい妄想妄想
>>24 乗せて落とすその2。それともあれか、男に乗っかられるのが気に食わないのか
>>31 今日も晩ごはんは一緒とか。仲良しなふたりの奇妙な食卓

102 :ホ−ムラン :2007/01/06(土) 01:27:42.22 ID:yKZ/5OoV0
>>32 最近のゲームはわからないよごめん。そしてなんかもう男が諦めつつあるよ
>>33 セーブなしで自然を相手に仕事する農家のみなさんに感謝なんだ
>>34 ここまで翻弄されてもなお彼女の手作り料理を待ち続けるとか。がんばれ
>>35 また落とされる。あ、でも串に通して焼けば五平餅じゃないかこれ
>>36 可愛い子にはうめぼしぐりぐり。女は巻くな、男は気づけ
>>37 耳に近いあたりの髪に直接くちづけてはむはむ。そんな絵面かそうなのか
>>39 がんばっておくれよ
>>41 山川出版社の社会の教科書。あのギンガムチェックを細密に描き込むとか大変だ
>>43 nyは怖くて触ったことない。なんだろあれおいしいのかな
>>47 ヤバイ絵スレで見た。そしてやっぱりシュー先生のお題は絵なんだな

103 :ホ−ムラン :2007/01/06(土) 01:28:03.86 ID:yKZ/5OoV0
>>49 自己実現的予言。女子高生がピザってのが変にリアルでいい感じに嫌だ
>>52 割と社会派な彼女。それは風刺か、風刺のふりしたお遊びなのか
>>54 お部屋探しは慎重に。霊はともかく水回り他ライフライン系は要チェックだ
>>57 案外うまいんじゃないかと思った俺マジ悪食。でもチーズの中で暴れそう
>>58 そう。今年は、だ。来年以降も続くのだとなんとなく思った途端、崩壊は始まる
>>61 ほのぼのした絵柄なのになぜか鬼気迫るものが。恨み節なのかもな、この歌
>>63 ああ、なんか僕の心の中の悪魔が。悪魔が。……うん、ピザでも食って落ち着くか
>>64 むしろそんなあなたが漢シュール。お幸せにどうぞ
>>70 おかえりなさい。大変だよ感想が追いつかないよ嬉しいよ
>>71 ピカチュウが全国の子供を屠った事件くらいしか知らなくてごめん。これが年の差か

104 :ホ−ムラン :2007/01/06(土) 01:28:20.56 ID:yKZ/5OoV0
>>73 米ネタに命を賭ける。その情熱には圧倒される。理解したくはないけれど
>>74 大丈夫だ、そうか。この一往復ですべては済む。世は総て事も無し、か
>>75 料理番としての誇り。というわけでもなかろうが、ああこの仲良しさんどもめ
>>76 食ってから泣け。確かに食わず嫌いはいけないんだ、ろくなことにならないとしても
>>77 また落とす。彼女が愛を語り出したら耐ショック体勢ってことで
>>78 その感性はまさにフリーダム。米に呪われてこそいるけれども
>>79 世の中の寸詰まった円筒形はすべて米俵に変換される、そんな位相幾何学
>>81 飴と鞭の使い方。ここで飴を与えておいて、さて下に
>>82 絶望するなよ幸せだろお前、と。空腹くらいカップ麺で癒しとけー
>>83 和み系サバイバルゲーム。過疎の現実を教えて男はどうするつもりだったのか

105 :バレンシアオレンジ :2007/01/06(土) 01:28:32.94 ID:hm2BzbdV0
男「俺何かしたか?」
女「一つ分のレスを無駄にした」
俺「はぁ?」
女「とにかく、もう寝よう」
俺「……」



俺「なぁ」
女「ん」
俺「やっぱり部屋わけようぜ」
女「何を今更」
俺「いや、なんとなく道徳的というか、不味い気がするんだよ」
女「私が悪いのか」
俺「いや、そうじゃなくて、こう……年頃の男女が寝室を共にするのは……」


女「何を今更」

106 :バレンシアオレンジ :2007/01/06(土) 01:34:05.92 ID:hm2BzbdV0
女「凄いな」
男「寝ろよ」
女「いや、凄いんだ」
男「何がだ」
女「一つ一つに感想を言ってる人がいる」
男「ああ、いるね。それより寝ろ」
女「何を言う、真似しろと言われて出来るやつはそういないぞ」
男「寝ろ!」

女「お前は寝ろ、私は読み終わったら寝る」
男「……」


男「どこまで読んだ?」
女「半分」
男「もうちょいで追い付く」
女「ん」

107 :バレンシアオレンジ :2007/01/06(土) 01:35:55.94 ID:hm2BzbdV0
男「おはよう」
女「おはよう」
男「……」
女「……」

男「お前、何してんの」
女「抱きついてる」

男「本当は?」


女「回した手で背中に米詰めてる」

108 :バレンシアオレンジ :2007/01/06(土) 01:37:52.67 ID:hm2BzbdV0
男「もう入ってないな?」
女「確認した、大丈夫だ」
男「もうあれは勘弁してくれ」
女「何故だ。にやにや笑っていたくせに」

男「笑わないほうがどうかしてると思うぞ」
女「ならば明日も入れてやろう」
男「だから――」


男「頼む」
女「おう」

109 :バレンシアオレンジ :2007/01/06(土) 01:40:33.42 ID:hm2BzbdV0
女「そろそろ家から学校の繰り返しも飽きてきたな」
男「何の話だ」
女「ネタなら溢れているんだが、書くほうが飽きるんだ」
男「早くしないと遅刻するぞ」

女「今日は遊園地に行くぞ」

110 :バレンシアオレンジ :2007/01/06(土) 01:42:58.79 ID:hm2BzbdV0
男「で?」
女「ここが遊園地だ。世界的にも有名な、ライスランドだ」
男「あ、そう」

女「ここは夢の国を遥かに凌駕する希望と、無人島をも超えるワクワクと
ドキドキに満ちているらしい」
男「ほう」


女「まずはライスコースターだ、コースに米がしいてあってな、いい具合に滑る」

男「帰っていいな?」

111 :バレンシアオレンジ :2007/01/06(土) 01:45:34.91 ID:hm2BzbdV0
女「何で帰るんだ」
男「何で学校休んでまで病院に行かにゃならん」
女「ライスランドだ」
男「結果的に一緒だろうが!」

女「わかった、なら観米車に乗ろう」
男「観覧車じゃないのか」
女「中に世界中の米がある。一人一時間、見放題だ」


女「おい、そっちは出口だぞ」

112 :バレンシアオレンジ :2007/01/06(土) 01:48:12.60 ID:hm2BzbdV0
女「ならば米キングに乗ろう」
男「バイキングでもなくマイキング?」
女「ああ、あれは一度乗ったらやみつきだぞ」



男「なんだ、普通のバイキングだったじゃないか、もう一度乗るか?」
女「いいとも」
男「どのへんが米なんだ?」



女「吊す糸が見えるだろ? あれだ」

113 :バレンシアオレンジ :2007/01/06(土) 01:51:41.34 ID:hm2BzbdV0
女「おい、何故帰ろうとする」
男「ざけんな! 危うく夢の国に旅立つとこだったろうが!」
女「あのスリルがいいんだ、生きていることを実感出来る」
男「もう充分だ。帰ろう」

女「じゃぁ、最後に……夕飯をここで食べて行こう」

114 :バレンシアオレンジ :2007/01/06(土) 01:55:14.71 ID:hm2BzbdV0
男「普通の……レストランじゃねぇか」
女「ライスレストランだ」
男「出てくる料理、全部米とかか?」
女「いや、米で作られてはいるが、そうは見えないし、味も全然違うんだ」
男「へぇ」




男「カレー……これどうやって米で作ってるんだ? サラダとか100%無理だろ」
女「品種改良の賜物だ。時代は代わる」
男「いや、これなら来たかいってもんがあったな」
女「……」
男「いや、ほんとに美味い。これが米とは思えん」
女「……」
男「おい、もっと食っておけって」
女「……」
男「おい」


女「そんなに私の作るご飯は不味いか」

115 :グレ−プフル−ツ :2007/01/06(土) 02:02:27.93 ID:hm2BzbdV0
男「いや、そうは言ってないだろうに」
女「一緒だ。第一、ここの米は遺伝子操作された偽の米だ」
俺「そりゃ、普通はこんな味でねぇよ」
女「私の作った米の、足下にも及ばない駄作だぞ」
俺「……」
女「……」
俺「じゃぁ、俺にどうしろってんだよ」
女「……」
俺「お前がここに連れてきたんだろう?! 毎日毎日米しか食べさせて
もらってない俺を!」
女「……!」
俺「ここで『こいつは米であって米じゃない、食べるに値しない』って、
言うとでも思ったのかよ! 自分の米の良さを再認識して貰えるとでも思ったのかよ!」
女「……っ!」



俺「この料理、正直惜しいけどさ。帰るわ」

116 :グレ−プフル−ツ :2007/01/06(土) 02:04:39.37 ID:hm2BzbdV0
女「……」

女「……」

女「……(ぽり」

女「……美味しい」

女「……(ぽり」

女「……」

女「……」

女「……(ぽり」

女「……」

女「……」

117 :グレ−プフル−ツ :2007/01/06(土) 02:05:50.78 ID:hm2BzbdV0
女「……(ぽり」

女「……」

女「……」




女「……(ぽい」

バシャァァァア


女「……」

女「……」

118 :グレ−プフル−ツ :2007/01/06(土) 02:09:51.48 ID:hm2BzbdV0
俺「はい、すみません。はい、はい。……はい、どうも、すみません」

俺「ふぅ……」

俺「……」

俺「ったく、欠席連絡も入れてなかったのかよ。あいつ」

俺「……」

俺「……」

俺「……ん」

俺「……(ぺら」

『○月×日(火)晴』

俺「……」

『米の調子は良好。少々水が行き渡っていないところ有り。
ひとまず仕事を終えてから家に帰る』

俺「はぁ?」

俺「……あいつ……俺と四六時中一緒にいるのに……え?」

119 :グレ−プフル−ツ :2007/01/06(土) 02:12:25.51 ID:hm2BzbdV0
俺「……」

『雀対策が必要。もはやカカシに意義はほとんど見られない』

俺「……はぁ?」

『肥料の種類を変える必要がある。要発注』

俺「……米日記?!……いや、いつ……?」

『肥料を変えても茎は強くならなかった。土そのものに原因があるのかもしれない』

俺「……」

120 :グレ−プフル−ツ :2007/01/06(土) 02:13:38.47 ID:hm2BzbdV0






『暗くてよく見えないが、電灯を照らしてみるに、害虫の問題かもしれない』








121 :グレ−プフル−ツ :2007/01/06(土) 02:15:17.60 ID:hm2BzbdV0
俺「……え」


俺「暗くてって……」



俺「あいつ……夜中に……?」

『駆除方法は数多存在するが、なるべく薬品系を使わずに行いたい
品質保全のため。そのためには』


パタン



俺「……」

122 :かき :2007/01/06(土) 02:16:13.89 ID:gF4+s57b0
>>1どんだけ書き溜めてたんだよww

まあ、同じことした覚えあるけどwww

123 :グレ−プフル−ツ :2007/01/06(土) 02:18:35.55 ID:hm2BzbdV0
女「……」

女「……」

女「……米ったな……」

女「……」

女「……」

女「米――」

女&男「ったな」

女「っ!!」



男「玄関のほうからさ、米の匂いがした」

124 :>>122氏へ 「アドリブだ、遅くてすまんな」 :2007/01/06(土) 02:22:55.93 ID:hm2BzbdV0
女「……」

男「あのさ」

女「……」

男「これ、悪いと思ったんだけどさ」

女「っ!」

男「ごめん!!」

ガッ(土下座

男「俺さ、こういうことに慣れてなくてさ、どうやったらいいのか全然
わかんないんだけどさ。とにかくごめん! お前が影でこんなに頑張ってるなんて
知らなかった!」

女「……」

男「ほんとにごめん!」

女「……」

男「……」

女「……米、一粒一粒に……私がいるんだよ」

125 :グレ−プフル−ツ :2007/01/06(土) 02:28:21.33 ID:hm2BzbdV0
男「ああ、ほんとにごめん。ごめんしか言えなくてごめんな
こういう時に気の利いた台詞でも言えれば良いんだけどさ……」

女「……米が嫌なら、もう無理矢理食べさせないよ」

俺「……」

女「でも……米を嫌いには……ならないで……」

俺「嫌いになんてなるわけないだろ! 大好きだよ! 米さえあれば生きていける!」

女「……ありがとう」

俺「……」

女「……」

俺「……おい?!」



その後、女は救急車で病院に運び込まれた
極度の栄養失調かと思いきや、過労だそうだ

126 :かき :2007/01/06(土) 02:31:24.52 ID:gF4+s57b0
アドリブかよ!

俺は同じぐらいの分量埋めるのに、書き溜め含めて二日かかったぞ!

127 :グレ−プフル−ツ :2007/01/06(土) 02:34:29.47 ID:hm2BzbdV0
女「おはよう」
男「ああ、おはぅえい!!」
女「斬新だな」

男「ちげぇよ! お前病院にいるはずだろ?!
なんでナチュラルに俺の布団にいるんだよ!」
女「退院した」
男「早いってレベルじゃねーぞ!」
女「医者も同じこと言った。だが問題ないぞ」

男「いいから、とっとと病院に戻れ」
女「駄目だ」
男「何故だ」
女「私がいなければ、誰がお前にご飯を食わせるんだ」
男「お前がいなければ、よりよい食卓にありつけますよ」

女「……」
男「……」


その後、爆笑の渦に巻き込まれつつ、俺はもう一度彼女に謝った
彼女は言った

「米戻ってきたぞ」





続いたり?

128 :きょうな :2007/01/06(土) 02:34:46.02 ID:Pvrk1kM5O
すげえな

129 :アムス :2007/01/06(土) 02:36:11.70 ID:5TjP4nuR0
イイハナシダナー

130 :グレ−プフル−ツ :2007/01/06(土) 02:39:46.71 ID:hm2BzbdV0
女「いやはや、長い間付き合っていただき、真にありがとうございました」
男「正直、ここまで長くなるとは微塵も思ってなかったよな」
女「何度、途中でリタイアしようとしたか……」
男「ネタが無いからって冷蔵庫や押し入れをむやみやたらと覗き回る姿は
正直、見てられなかったな」
女「何を言う、最終的にここまで来られたのだ。大成功ではないか」
男「結果論だけどな」

女「では心優しき住民の諸君」
男「また会う日まで、ご機嫌よう」


男「続くのか?」
女「さぁ? どうでもいいが飯が冷めるぞ」


131 :初星 :2007/01/06(土) 02:41:18.19 ID:wxxZryJS0
>>130
GJ1!!!!


132 :グレ−プフル−ツ :2007/01/06(土) 02:53:25.41 ID:hm2BzbdV0
ほしゅーる

133 :清見 :2007/01/06(土) 03:04:10.70 ID:hm2BzbdV0
ラストほしゅ

初夢は自室で甲子園開催だった俺

134 :キヌヒカリ :2007/01/06(土) 03:28:44.62 ID:+LXkw8IfO
ぴらり

135 :にんじん :2007/01/06(土) 04:05:33.16 ID:gYRCmZ+EO


136 :日本晴 :2007/01/06(土) 04:27:35.72 ID:wxxZryJS0


137 :レタス :2007/01/06(土) 04:29:51.05 ID:jDzH1cZlQ
男「……何作ってんだ?」
女「…押しボタン」
男「ボタン?なんの?」
女「…押す用の」
男「??」
女「…できた…」
男「器用だな。いかにも小型精密機械っぽいな…んで、押すとどうなんの?」
女「…光って鳴る。」
男「??」
女「…ぽちっとな」
  てるーん♪
男・女「……」
男「…それだけ?」
女「…それだけ。」
男「……つまんないの」
女「…そう。」
  てるーん♪ てるーん♪
男・女「……」
女「……押したい?」
男「…別に。」
女「…そう。」
  てるーん♪ てってるーん♪てるってるーん♪
  ててててってててるっててるーん♪てってるってるってるっててててるーん♪
女「……」
男「……」ムズムズ
女「……」
男「…なあ、ちょっとだけ…」
女「ダメ」

138 :レタス :2007/01/06(土) 04:42:17.20 ID:jDzH1cZlQ
男「……何作ってんだ?」
女「…ヌンチャク」
男「物騒だな」
女「…護身用」
男「でもお前、そんなん作っても使えんのか?」
女「…できた…」
男「…ま、棒を鎖でつなげただけだよな」
女「…振ると鳴る。」
男「??」
女「…ん」ブン
  ほあっちゃー!
男・女「……」
男「…声?」
女「…声。」
男「……誰の?」
女「…秘密。」ブンッブンッ
  ほあっちゃー! ほあっちゃー!
男・女「……」
女「……使いこなせる?」
男「…無理。」
女「…そう。…あ、危ないよ、ちょっとどいて…ふッ」しぱぱぱぱ
  ほあっちゃー! ほあっほあっちゃー! ほあっほほほあっちゃー!
  ほっほほほあっほほあっほあっちゃー! ほあっほほほほあほっほほほほあっほあっほーあっちゃー!!!
女「……ふぅ」
男「…お前…カンフーできんのかよ」
女「……少しね」
男「…なあ、ちょっとだけ…」
女「ダメ」

139 :れんこん :2007/01/06(土) 05:18:57.45 ID:DiZmD7sgO
>>137-138
なんかもう大好きGS

140 :れんこん :2007/01/06(土) 05:58:35.32 ID:DiZmD7sgO
れんこーん

141 :くわい :2007/01/06(土) 07:12:33.79 ID:cegSsYPSO
>>130
シューが男を呼ぶ時は「お前」じゃなく「君」だと思うんだぜ?
しかしこれだけの量、ひたすらにガソリンスタンド!

142 :わけぎ :2007/01/06(土) 07:20:45.15 ID:6w6PqUdZ0
お前でも無問題

143 :孔雀インフルエンザ :2007/01/06(土) 07:33:17.49 ID:2gaYAKKh0
なんか久しぶりにこのスレ見たけどやっぱいいね

144 :130 :2007/01/06(土) 08:56:13.99 ID:hm2BzbdV0
女「おはよう」
男「ああ、おはよう」
女「いや、昨日は正直血迷っていたな」
男「コンパスも持たずにグランドラインへ突っ込んだクラスだったな」
女「それはそうと、親愛なる>>141殿から、突っ込みが入った」
男「まぁ、新参故の無知ってことで流してはもらえないものか」
女「半年ROMだな」
男「だが素直クールさんが男のことを『君』と読んでいるしな、
差別化をはかるためにも、『お前』を許容してもらってもいいと思うんだが」


女「偉くなったものだな」

145 : :2007/01/06(土) 08:57:38.13 ID:hm2BzbdV0
男「ごちそうさん」
女「お粗末様」
男「今日は土曜日だな」
女「休日だな。まぁ、受験生ということを覗けばな」
男「学校ネタが使えないのが痛いな」



女「冬休みなのにか?」

146 :つがる :2007/01/06(土) 09:01:53.18 ID:hm2BzbdV0
男「さて、今日は図書館にでも行こうか」
女「受験生の鏡じゃないか」
男「まぁな」
女「なら早く行こう。席が無くなるぞ」
男「いや、学校の方じゃなくて、文化センターのほうの図書館に行く」
女「……どう違うんだ?」
男「そっちだとPCが使える。自由にな」
女「IDが変わってしまうな」
男「それは米ったな」
女「とにかく行こうか」
男「おう」
女「あとな」
男「ん」



女「ここは我々の日記帳じゃないんだ」

147 :つがる :2007/01/06(土) 09:02:34.01 ID:hm2BzbdV0
超ほしゅーる

生きろ、このスレは美しい ノシ

148 :啄木鳥インフルエンザ :2007/01/06(土) 09:10:41.87 ID:2gaYAKKh0
>>147
乙っす
俺もセンターに備えなきゃ

149 :ハウスすいか :2007/01/06(土) 09:15:56.90 ID:v55GVSB/0
シュ「これをあげよう」
男 「モンスターハンター?」
シュ「ゲームだ」
男 「見ればわかります」
シュ「…」
男 「…」
シュ「…」
男 「…」
シュ「もういいわ!出ていくわ!あなたがこんな人だとは
   思っていなかった!」(棒読み)
男 「は?なに?なんだよ急に…行っちゃった…」

数十分後
男 「ん?メール?」

      『いまボールドにいる』
男 「…」(オンで一緒に遊びたかっただけかよ…)

150 :たまねぎ :2007/01/06(土) 09:52:19.68 ID:WWUoVwYXO
今日も豊作ほしゅ

151 :とよのか :2007/01/06(土) 10:03:31.19 ID:i0d4Vt/E0
女「さて、今なら好き放題できるな」
男「勉強しろよ」
女「米に塩をかけて味を変えるという暴挙も、今の私なら不可能ではない」



男「それはむしろ積極的にしてくれ」


152 :とよのか :2007/01/06(土) 10:09:12.77 ID:i0d4Vt/E0
女「……うぅむ」
男「だから勉強しろ、お前は」
女「いや、全然気づかなかったが、>>45殿の意見は流し切れないな」
男「流石兄弟か、こことは切っても切れない関係だからな」
女「随分と大きな存在なんだな」


男「兄弟(強大)だけにな」
女「私が言いたかった」

153 :露地すいか :2007/01/06(土) 10:13:49.30 ID:v55GVSB/0
>>152
確かにID:vNu8cg290のはシュールってより「流石だよな、俺ら」って気もw

               ;.; :.
     ∧_∧       ::◎.:,
   Σ( ´_>`)      ヽ|〃      
    /   \      l ̄l      ∧_∧  
    /    / ̄ ̄ ̄ ̄/(__) フワ〜(´_>`)
  __(__ニつ/  FMV  /_____(____)〜__
      \/____/ 


154 :とよのか :2007/01/06(土) 10:17:31.39 ID:i0d4Vt/E0
男「いい加減勉強しろ、落ちてもしらんぞ」
女「ちょっと眠くてな……集中しづらい」


男「……ごめん」
女「何がだ?」
男「そこのソファーで寝とけ」
女「だが勉学をサボるわけには」
男「いいから、寝ろ」
女「……すまんな」
男「……」

女「今朝な、靴の中に米を詰めておいたの私なんだ」
男「起きろコラ」

155 :とよのか :2007/01/06(土) 10:22:24.74 ID:i0d4Vt/E0
男「取り除くのに一苦労だったんだぞ」
女「米を隙間無く米ておいたからな」
男「上手いな」
女「照れるな」

女「>>153殿から迅速な意見を頂いた」
男「朝から優しい人だな、AAまで付けて」
女「しかし、本来の「素直シュール」ではない、と言われれば、
我々は出て行くしかないな」
男「板違いも甚だしいもんな」

女「今更口調を変えるのもあれなんだ」
男「米ったな」
女「米った」

156 :ほうれんそう :2007/01/06(土) 10:46:59.18 ID:7WWjhys7O


157 :温州みかん :2007/01/06(土) 11:11:17.02 ID:yKZ/5OoV0
皆さんお疲れ様です
鬱陶しい場合は適宜スルーでお願いします

>>84 なんだかんだでこの男ノリが良い訳だが
>>85 そして当然の帰結。ここまでレスしてようやく続き物だと認識した俺は阿呆か
>>86 喧嘩。困った子を好きになるってのは大変なことなんだ、いや本当にさ
>>87 自分で冷蔵庫を開けること自体が久しぶり。がらんとした庫内を見て、気がつく
>>88 慣れていく、慣らされていく。それがふたりで過ごすということ
>>89 食わなくても平気という特異体質の人は実際にいるらしいね
>>90 植物扱い。ギャグか本気かわからないあたりが、結構怖い
>>91 気遣ってみる。その方向性が間違っているにしても、気遣ってみる
>>92-93 振り回されるだけじゃなくて、振り回す方法も覚えなきゃ、なんだ
>>94-96 米への偏執は学校生活をも侵蝕する。サイコホラーっぽく思えなくもない

158 :温州みかん :2007/01/06(土) 11:11:34.96 ID:yKZ/5OoV0
>>97-98 生米よりマシ。それにしても彼女は男の反応を楽しむ確信犯なのか
>>105 うん、だから食っちゃいなよって。誰も文句は言わない
>>106 どうも。適当に読み飛ばしてもらっても構わないんだ、もちろん
>>107-108 歪んだ、かつお間抜けな関係。なのに何だろうねこのハピネス具合は
>>109-127 独善と滅私。どこからどこまでなんて区分けできない。それが愛、なのかも
>>130 モノマニアックな女とベタ惚れな男のねじれた恋物語として読んだ。お疲れ様
>>137 装置の誘惑。無表情でリズミカルにボタンを押すシューの絵が思い浮かぶ
>>138 電子工作好きでブルースリー好きとか。素敵な女子像だと思うのは俺だけか
>>145-146 受験がんばれ
>>149 オタ者カップルだと実際にありそうな光景。生身の彼氏も思い出してあげて

159 :みつば :2007/01/06(土) 11:12:40.55 ID:6w6PqUdZ0
全レスの際はコテつけてくれるとありがたい。

160 :allres :2007/01/06(土) 11:31:18.58 ID:yKZ/5OoV0
>>159
基本的に名無しでいたいんだけど
とりあえずNG指定用ってスタンスで「allres」
以前誰かからもらった名前は心の名前欄に



161 :みつば :2007/01/06(土) 11:33:15.54 ID:6w6PqUdZ0
さんくす。全レスの時だけでいいぜ

162 :たかな :2007/01/06(土) 11:38:21.63 ID:JvOeoDasO


163 :あさつき :2007/01/06(土) 12:26:43.20 ID:2uySc1HhO
女「……」
男「どうした?」
女「……朝(?)起きたら凄いことになってた。」
男「……まぁ足し蟹。」
女「なんか>>61頑張れジャンプ。略してGJ。」
男「まさか中野人も絵が付くとは思ってなかった。」
女「そして相変わらず>>1ガンダムシード。略してGS。」
男「勢い衰えずに素晴らしいな。」
女「さらに米男さん登場。」
男「この人がいるから中野人は頑張れる。まことに勝手ながら。」
女「スゲーな。おい。」
男「この勢いなら1000行くかもな」
女「久しぶりにイヤッッホォォォオオォオウ!!!ガタンの人が見れそうだ」
男「現状においては、それ奇跡的だな」
女「あとついでに>>144。素シュールは素クールの派生として生まれたから
  別に口調はわざわざ変えんでもいいと思うぞ」
男「なに古参ぶってんだこの中野人は」
女「あ、言い忘れてた。おはよう。」
男「おはよう、おかえり、とかは馴れ合いだから控えろとあれほど(ry」
女「朝飯(?)としてカツ丼食ってくる」
男「胃がもたれるぞ」

164 : :2007/01/06(土) 13:09:12.14 ID:tLK6frpI0
女「すごくどうでもいい話を今から言う。」
男「どうでもいいなら別に言わんでいいと」
女「実はだな・・・・・・」
男「うん、人の話聞こうな。」
女「>>160を一瞬、アッラーズと呼んでしまった。」
男「・・・で?」
女「なんとイスラム教の唯一神の複数形?だぞ!!」
男「うん。・・・・・・で?」
女「・・・そんだけ。」
男「そうか。」
女「うん。」
男「・・・。」
女「・・・。」

165 : :2007/01/06(土) 13:12:22.94 ID:tLK6frpI0
女「ところで突然だが。」
男「うん。」
女「過疎。」
男「言われんでもわかっとる。」
女「というわけで過疎区。」
男「うん過疎区。」
女「いわゆる穂種。過疎区。」
男「過疎区。」

166 : :2007/01/06(土) 13:17:48.92 ID:iKSooG/oO
昨日の投稿ラッシュに立ち会えなかったorz
今夜も来るかな?

あと個人的に「君」はクールな感じ?で「お前」はシュールな印象を受ける
個人の感性の問題だけどさ……

167 : :2007/01/06(土) 13:20:00.49 ID:tLK6frpI0
女「暇。」
男「・・・。」
女「南下しよう」
男「いや意味わからん」
女「ごめん、タイプミス」
男「唐突に別次元の話をしないでください」
女「とりあえず祭りをしようか」
男「二人でか。」
女「ええじゃないかええじゃないか」
男「はいはい、で、何の祭りをするんだ?」
女「こんにゃく祭り。」
男「・・・。」
女「・・・。」
男「もっかい聞こう。何するんだ?」
女「こんにゃく祭り。過疎ってるし」
男「嫌がらせですか?」
女「餅☆」
男「・・・。」
女「そーれぷるんぷるん」
男「もう死ね。氏ねじゃなくて死ね。」
女「食らえ!!こんにゃくインパクト!!!」
男「うぎゃあああああああ・・・・・・・(フェードアウト」

168 : :2007/01/06(土) 13:26:08.33 ID:tLK6frpI0
女「暇。」
男「・・・そうか。」
女「南下しよう」
男「突っ込まんぞもう」
女「軟化しよう」
男「スライムの職業でもマスターしてこい」
女「というわけで祭りをs
男「こんにゃくしまえ」
女「ええじゃないかええじゃないか」
男「氏ね」
女「食らえ!!こんにゃくバースト!!!」
男「はっ!食らうかそんなもん!!」
女「甘いな!!私のこんにゃくは百八枚あるぞ!!こんにゃくフラッシュ!!!」
男「うおっまぶしっ」

169 : :2007/01/06(土) 13:27:46.53 ID:tLK6frpI0
女「暇。」
男「もう帰れ。」
女「・・・ひどいっ!!私を捨てる気ね!!」
男「そのこんにゃくの束をまず捨てて来い」

170 : :2007/01/06(土) 13:32:07.07 ID:tLK6frpI0
女「暇。」
男「何がしたいんだお前は」
女「ほら、過疎だぞこんにゃくマン」
男「せめてもっとわかりやすいネタもってこい」
女「黙れ悪魔の舌。」
男「それ、けなせてなくね?」


171 :クレソン :2007/01/06(土) 13:35:44.13 ID:rosiiSjs0
高速道路を120km/hで走行中。

男「そろそろ運転かわろうか」
女「そうだな、さすがに疲れてきた気もする」
男「んじゃ適当なPAで交代」
女「うん」

PAにて休憩後。

女「さて、行こうか」
男「あれ?交代しようって言わなかったっけ」
女「ん?覚えてないけど。ずっと寝てたし」
男「……え?」
女「夢の中でおばあちゃんが『あんたたちはまだこっちじゃないよ』とか言うんだ、参っちゃうよ」
男「((((;゜Д゜)))ガクガクブルブル」

172 : :2007/01/06(土) 13:38:18.22 ID:tLK6frpI0
女「ネタがない。」
男「過去から他人のネタもって来るぐらいネタが無いのか。」
女「というわけでコンバトラーについて語ろう。」
男「その微妙なチョイスはなんなんだ」
女「・・・。」
男「・・・。」
女「・・・。」
男「・・・語るんじゃなかったのか?」
女「・・・見たこともないものを語れるわけないだろう。」
男「・・・そうか。」
女「・・・。」
男「・・・。」
女「・・・。」
男「・・・えっ、じゃあさっきのフリは何」
女「ノリ。」
男「・・・。」
女「・・・。」

173 : :2007/01/06(土) 13:44:33.99 ID:tLK6frpI0
女「なんか寒いな」
男「まだ一月だしな」
女「しかもすごい寒いわけじゃなくて、微妙に寒い」
男「確かに微妙。」
女「暖房つけないくせに、とりあえず出しておきたいみたいな」
男「つけたら暑いんだよな。つけないと寒いのに。」
女「この微妙な現象を回避するためにこんなものを用意した。」
男「・・・なんだ?」
女「自家製お汁粉。あったまれ。」
男「・・・まあさんきう」

174 :VIP皇帝 :2007/01/06(土) 13:48:20.20 ID:tLK6frpI0
>>166
まあ俺も
時と場合とノリとテンションとその他諸々で変えてるし、
別に適当でいいと思うけどな。

175 :クレソン :2007/01/06(土) 13:56:37.98 ID:rosiiSjs0
男「こちらbravo、目標が射程内に入った」
シベリア「こちらalpha、いつでも射撃できます」
女「二人ともよく引きつけろ、奴等とて馬鹿ではない」
シベリア&男「了解」
女「なかなか厳しい位置にいるようだな」
男「斥候がこちらに接近してくる、バレたか……!?」
シベリア「これ以上接近されるとこちらの位置が知られてしまいます」
男「射撃許可を!」
女「よし、撃て」
シベリア「敵の本拠地が地面に落下しました!」
男「くそ、何て数だ……!こちらbravo、作戦失敗!繰り返す、作戦失敗!」
シベリア「男さん、早く逃げましょう!」
女「落ちつくんだ、敵は動くものに反応する、静かに後退りして退却しろ」

スズメバチ駆除作戦……プランA、失敗。

女「やはりエアガン2丁では火力不足か……」

176 : :2007/01/06(土) 14:20:56.24 ID:tLK6frpI0
女「人いなす」
男「だな。」
女「人い茄子」
男「・・・?」
女「人食い茄子」
男「それなんてナスビナーラ?」


177 :キウイフルーツ :2007/01/06(土) 14:39:08.31 ID:v55GVSB/0
一月一日

元旦です。
年賀状とともにシューから封筒が届きました。
「 お と し だ ま 」
とのし紙がしてました。

中身はポリ袋でした。
1キロづつ米を小分けにして冷蔵庫にしまうのには便利そうです。

178 :かいわれだいこん :2007/01/06(土) 14:41:53.38 ID:eoHnl6460
女「時よ止まれ、お前は美しい」
男「ファウストだな」
女「犬は騒がしい」
男「躾がなってないな」
女「黒海はblack sea」
男「まんまだな」
女「三人寄れば姦しい」
男「ことわざだな」
女「そして君は愛しい」
男「ありがとう」

179 :キウイフルーツ :2007/01/06(土) 14:48:04.39 ID:v55GVSB/0
>>177
一月二日

シューが突然書初めをすると言い出しました。
道具を取りに部屋を出ました。
戻ってきたシューの手にあったのは
ムカデキンチョールでした。
何がしたいのかわからなくなりました。

180 :キウイフルーツ :2007/01/06(土) 14:49:59.87 ID:v55GVSB/0
シュー「ちがう」
男   「こうかな」
シュー「腰の使い方がちがう」
男  「これでどう?」
シュー「いい塩梅だ」





シャドウ田植え

181 :エンダイブ :2007/01/06(土) 14:57:01.13 ID:rosiiSjs0
シベリア「ここが釣り堀ですね」
男「はい、釣竿」
女「たくさん釣れるといいな」
シベリア「そうですね」

女「5... 4... 3... 2... 1... Thunderbirds are go!」
シベリア「♪サンダーバードー」
男「♪あおくーひかーるひーろーい」
3人「♪うちゅーうへ行けかーぜをまいてー」
釣り人「残念だけど、釣り堀の下に基地は隠れていないよ」
3人「……」

182 : :2007/01/06(土) 15:41:14.14 ID:uK6ynAo90
男「シューからお年玉が届いた。……なんで丸餅が入ってたのかは謎だけど」
シベリア「私にもシューさんから『おとしだま』って書かれた箱が届きましたよ。なかみは伸し餅でした」
孝二くん「どうしてうちにはシューさんから味噌樽がとどいたんだろう……それも着払いで……」

  ※

シュー「よーそろー。(笠を被り、ソリを引きながら)」

183 :みつば :2007/01/06(土) 16:01:40.40 ID:28kqyZkwO
なぜぬっぽんひゃは伏せ字になったん?

184 :鶴インフルエンザ :2007/01/06(土) 16:10:40.10 ID:tLK6frpI0
女「HEY!ボブ!!」
男「誰がボブやねん」
女「ちょっと聞いてくれよボブ!」
男「まずこっちの話を聞こうな」
女「よし聞こう。」
男「・・・え、無視して続けるんじゃないの?」
女「たまには変化球。それが私のくおりちぃ。で、何だ?」
男「・・・あ、いや、かなりどうでもいいこと?なんだが、」
女「ほう。」
男「俺の名前はボブじゃない。」
女「・・・。」
男「・・・。」
女「・・・?」
男「え、なにその顔」
女「私は最初から君には話しかけてはないぞ?」
男「は・・・?どういう・・・」
女「まったく・・・勘違いもほどほどにしてくれよ・・・」
男「ちょっと待って、じゃあボブって誰?」
女「ボブとの会話中に割って入るくらいの事だからなんだと思いきや・・・」
男「ねえ、ボブってだれ?ねえ?」
女「ああ、気にしないでくれ、こういう男なんだコイツは」
男「え?近くにいるの?」
女「・・・なにが?」
男「koeeeeeeeeeeeeeeeeeeeeeeeeeeeeee!!!!」

185 :マスカットベリーA :2007/01/06(土) 16:41:48.50 ID:gWM/0jHd0
デュクシ

186 :ねぎ :2007/01/06(土) 16:48:14.75 ID:DiZmD7sgO
>>183
それはね、もう二度と食べ物を粗末にしてはいけないといウンコー(・∀・)

187 :ふき :2007/01/06(土) 17:23:28.96 ID:IWH0GSU4O
女「…………」
男「…………」
女「……突ぜ…」
男「なあ」
女「……なんだ?」
男「今俺が読んでいるこの本」
女「エロ本か」
男「違う。これ、後半のページがガビガビに張り付いてるのだが」
女「ティッシュを使わないから」
男「だからエロ本じゃない。それに俺は紳士だ。後始末は常に完璧だ」
女「ハッ、とんだエロ紳士だな」
男「申し訳ない。でさ、これ米粒でくっつけてあるんだよ」
女「昔はのりの代わりに米を使ったと聞く。何の不思議も無いさ」
男「そっか」
女「そうだ」
男「…………」
女「…………」
男「何故、張り付けた」
女「つい、ノリで」
男「のりだけにノリノリでってか。やかましいわ」
女「……私だって女だ。君を独占する本に、嫉妬したりもするさ」
男「……ごめん…」
女「そう、それは米に絡みつく海苔のようなドロドロした女心…」
男「引っ張るなぁ、のり」
女「一度くっついたら二度と離れないさ。まるで君と私のように」
男「海苔なのにあまーい」

188 :まいたけ :2007/01/06(土) 17:45:22.88 ID:v55GVSB/0
>>47
だめだ、一晩たってもこのネタが頭から離れんwww
最強やwww

189 :ズッキ−ニ :2007/01/06(土) 17:59:27.68 ID:rosiiSjs0
シューが魚を釣り上げたようです。

女「ん?」
男「どうした?」
シベリア「この魚、白い粒に覆われていますけど……」
女「そうか、米だな。米好きとは話がわかる」
男「それ寄生虫だろ」

190 : :2007/01/06(土) 18:10:47.97 ID:iKSooG/oO
ほしゅーる

191 :日本晴 :2007/01/06(土) 18:38:12.31 ID:ARN7p1pWO
何か勢いあるな…皆さんGS!!!


女「ついでに祭りをしよう。」
男「またこんにゃくか」
女「人肌に暖めておいた」
男「何か嫌だな」
女「これを男の息子に巻きます」
男「あ…いい」
女「まだまだこれからだ…夜は長いぞ…」



一晩中女に寸止めさせられる男であった。

192 :どまんなか :2007/01/06(土) 19:27:28.26 ID:+LXkw8IfO
おっおっおっ

193 :青鷺インフルエンザ :2007/01/06(土) 19:36:23.69 ID:264AeQ4q0
女「ワンダラー」
男「…」
女「ツーダラー」
男「…」
女「…」
男「…」
女「…」
男「…ミ」
女「しっ!!」
男「…」
女「…」

194 :ハウスみかん :2007/01/06(土) 19:56:38.01 ID:v55GVSB/0
>>193
イスから転げ落ちるほどにGS!

195 :にら :2007/01/06(土) 20:16:59.92 ID:7WWjhys7O
ほし

196 :しゅんぎく :2007/01/06(土) 20:17:50.09 ID:k6+/TykAO
女「気になっていたことがあるのだが」
男「なんだ?」
女「三重、高知、山形、福井……」
男「マイナーな県がどうした?」
女「北海道だけは都道府県を省略せずにいうよね」
男「北海道はそれが固有名詞みたいな物だからな」
女「例えば、北海道生まれ北海道育ち」
男「生まれながらの道民だな」
女「都道府県を省略して言ってみると、北海生まれ北海育ち」
男「……一瞬にして魚みたいなふいんき(ryになったな」
女「北海の海の幸」
男「重複しているような錯覚に陥るから怖い」
女「北海名物取れたてのジャガイモ」
男「間違ってはいない、だが間違ってる気分だ」
女「とすると北海油田は日本の物になるのか」
男「多分ならない」
女「国連に訴えてみる」
男「下手すると世界中を敵に回すからやめておけ」
女「でも君だけは私の味方だろう」
男「………ああ」

197 :サニ−レタス :2007/01/06(土) 20:26:42.53 ID:6w6PqUdZ0
【お絵描き落書き】色鉛筆を擬人化して萌えるスレ【春の七草】
http://ex17.2ch.net/test/read.cgi/news4vip/1168082471/l50

またこっちも立ったんでよろしくお願いしますよ

198 :しゅんぎく :2007/01/06(土) 20:38:43.23 ID:k6+/TykAO
男「何読んでるんだ?」
女「封神演義」
男「太公望は太公が待ち望んだ者っていう意味で、本名は姜子牙っていうらしいよ」
女「黙れ」
男「(´・ω・')」
女「この物語の中に宝貝ってあるよね」
男「色々な魔法みたいな道具だな」
女「私はその真の姿を知ってしまった」
男「そんな大袈裟な話なのか?」
女「はるか昔、貝は貨幣として使用されていて、今でもその名残がある。昔ならそれも強いだろう」
男「確かに貝偏の漢字はお金のことが多いね」
女「そして宝」
男「当時で言うと金銀や玉とかだろうな」
女「これらから考えられることは一つ。彼らはわいろを操って戦争を行っていたのだ」
男「嗚呼、今までの封神演義のイメージが壊れていく……」
女「どうしよう、この事実」
男「事実かどうかは知らんがそっと胸の中に閉まっておきなさい」

199 :王林 :2007/01/06(土) 21:06:06.96 ID:hm2BzbdV0
女「ただいま」
男「ただいま」

女「全レスしている猛者がいるな」
男「お疲れさんとしか言えない俺を許して欲しいよ」
女「そしてその内容のほとんどが我々へのレスだ」
男「ずっと俺の――」
女「ずっと私達のターンだな」

女「それにしてもここは凄いな。昨日は私しかいないのかと思ったら、
気を遣って黙っていてくれたみたいだ。こんなに活気盛んだったのか」
男「マナーがいいんだろうに。それにしても皆さんクオリティが半端ないな。
俺達の雑談とは比べものにならん」



女「新参が対等のつもりか、痴れ者め」

200 :ほしゅ :2007/01/06(土) 21:12:01.99 ID:hm2BzbdV0
女「今更だが、>>124のラストの台詞を前提にすると、>>125の5,6行目が
告白に等しいという事に気付いてくれた人はどのくらいいるんだろうな」

男「おかわり」
女「おう、どんどん食え」

女「さて、今日も深夜からお世話になりそうだな」
男「寝ようぜ。午前中図書館で爆睡してしまったじゃないか」



女「何のための爆睡なんだ」

201 :きらら397 :2007/01/06(土) 21:23:10.45 ID:VwLjJu2+0
>>200
このスレの85/200=42.5%を占めている事に感動した
シュー議会の三分の一を超えた君は賞賛に値する

202 : :2007/01/06(土) 21:33:03.93 ID:iKSooG/oO
>>200
続きは深夜か

昨晩のクオリティを維持出来るのなら君を尊敬し、
アドリブだということも信じよう

何が言いたいか?

期待ほしゅーる

203 :つがるおとめ :2007/01/06(土) 21:59:25.00 ID:+LXkw8IfO
ほいほ

204 :松本早生 :2007/01/06(土) 22:11:39.90 ID:UGe4DDbW0
(携帯可)
http://free.gikoneko.net/up/source/up136085.htm

205 :ブロッコリー :2007/01/06(土) 22:13:02.39 ID:2uySc1HhO
とりあえず>>201の名前に嫉妬しつつ

ほしゅうる

206 :おおば :2007/01/06(土) 22:52:35.48 ID:0sVuK+L3O
きゃっほうage

207 :セルリー :2007/01/06(土) 23:00:20.24 ID:/SOXl4KrO
このジャンルはまだ生きていたのか

208 : :2007/01/06(土) 23:18:28.72 ID:iKSooG/oO
ほしゅーる

209 :しゅんぎく :2007/01/06(土) 23:26:27.11 ID:DiZmD7sgO
>>207
何度でも蘇るさ!




クール姉さんもヒート(妹)もvipを撤退してしまって少しさみしい

210 :だいこん :2007/01/06(土) 23:47:01.36 ID:0HJWhEz90
>>209
クールとヒートは何処に撤退したの?

211 :陽光 :2007/01/06(土) 23:57:48.53 ID:uK6ynAo90
>>>210
210の心の中に撤退。

212 :ネ−ブルオレンジ :2007/01/07(日) 00:04:10.99 ID:Kyp4PX9O0
ついでなので素直狂うとか素直すぎるとかその他もろもろも>>210の心の中に。

213 :アスパラガス :2007/01/07(日) 00:20:35.89 ID:5aJAufQi0
シベリア「ここはマジレスをする流れではないようですね」
女「ふむ……」
男「少なくともクール、ヒート、狂うに関しては補足しているんだが」
女「ちょっと聞いてほしい」
シベリア&男「?」
女「もう寝る時間だと思うんだ」
シベリア「……」
男「……」
女「……」
シベリア「……」
女「……」
男「……ごめん」

214 :ネ−ブルオレンジ :2007/01/07(日) 00:33:41.11 ID:Kyp4PX9O0
む、私は何処行ったか知らないので乗じてボケただけなので、知ってる人は教えるのもいいと思ったり思わなかったり。
本気で聞いてるだろう>>210にはちと悪いことをしたかもしれん。
えーと、各ジャンルのまとめサイトとか見ればわかるんじゃないでしょうか。

215 : :2007/01/07(日) 00:34:30.96 ID:+5TxiYFX0
ほしゅしかできなくてすまない

216 : :2007/01/07(日) 00:35:03.01 ID:+5TxiYFX0
スマンリロードしてなかった   orzorzorzorz

217 :VIP皇帝 :2007/01/07(日) 00:43:58.14 ID:ea2rHiE4Q
やーまーがーたーがマイナーだとおおおお!???

たしかに

218 :allres :2007/01/07(日) 00:55:53.94 ID:Zbf9a3Sr0
皆さんお疲れ様です。鬱陶しい場合は適宜スルーお願いします
※NG指定用にコテ付けました:allres

>>163 どうも。書き手さんや描き手さんあってこそのコメントなんだ
>>164 ええと、まだイランの偉い人から死刑宣告食らいたくはないので
>>165 過疎区という字面から、なんとなく鉄条網に囲まれた焼け野原を連想する
>>167 ストレンジな物体を見つけたらとことんまで遊び倒す。それが彼女
>>168 ノリが良いのか悪いのか。わーいぷるんぷるんとか言っておあげよ
>>169 こんにゃくを捨ててはいけない。黒いつぶつぶのひとつひとつに神様が
>>170 悪魔の舌はぐぐってはじめて知った。奴ら食わないもの全部悪魔扱いなのな
>>171 ドライバーズハイ。のぼりのぼって、彼女の意識はこの世ならざる領域へ
>>172 コンバトラーって言ってみたかったんだよ、きっと
>>173 北方領土だと暖房フル稼働なので薄ら寒くはならない。おしるこたべたや

219 :allres :2007/01/07(日) 00:56:17.99 ID:Zbf9a3Sr0

>>175 一歩間違えるとガチでサバイバルゲーム。業者頼もうぜ、怖いぞ奴らは
>>176 同じナス科ならトマトも殺人属性ついてたっけ
>>177 わーい便利だネ! いや便利なのか? 米は米びつじゃないのか?
>>178 押韻押韻。知恵とトリビア織り交ぜながら、テムポ正しく恋をしませう
>>179 道具と目的の不一致。文鎮に使ったり、とりあえず傍らに置いてみたり
>>180 腰が重要らしい。「いい塩梅」という表現が出る女の子って凄いな
>>181 釣り堀で歌う3人と冷静に突っ込む釣り人。絵的には相当奇妙なシチュ
>>182 シューはまだ大晦日気分のようです。年が明けてもじょやさーじょやさー
>>184 いいえ、それはトムです。何もない場所を見つめる彼女はまるで猫のようで
>>187 無生物に妬く子もいいんだが、紳士的なティッシュの使い方ってのが気になって

220 :allres :2007/01/07(日) 00:56:35.18 ID:Zbf9a3Sr0

>>189 嫌な体験思い出した。白いアニキがうぞりうぞうぞ……ああああ
>>191 何だその変態プレイ。もろツボじゃないかどうしてくれる
>>193 愛さえあれば何もいらないなんて全部嘘。モアエロスモアシュール
>>196 大阪京都あたりは府を付けると逆に違和感を覚えるような。俺だけか
>>198 ある意味戦争とは経済活動の一環である。ああ、ロードオブウォー見なきゃだわ
>>199 おかえり。駄コメだけど勘弁願います
>>210 ぐぐれば普通に引っ掛かるはず
>>213 「……」(便乗)

221 :カリフラワー :2007/01/07(日) 01:10:54.16 ID:5aJAufQi0
女「まあここは私の、正確に言えば米のためのスレだし」
男「いや、正真正銘お前のためのスレだよ」
女「あんまりクー姉やヒーの話をして男に浮気されても困るので」
男「いや、しないから」
女「簡潔に行こう。あとはシベリア、君に決めた」
男「面倒なところは丸投げかい」
シベリア「それでは僭越ながら……
    素直ヒートはこちら → http://human6.2ch.net/test/read.cgi/honobono/1166973965/
    素直狂うはこちら → http://www.3ch.jp/test/read.cgi/newsvip/1139244756/
    です。なお、素直クールに関しては主に素直系総合スレで活動中です。
    素直系総合スレ → http://human6.2ch.net/test/read.cgi/honobono/1167739235/
    素直すぎるに関してはわかりません、ごめんなさい」
男「お疲れさま……それにしてもネタがないからってこれは……」
女「ふう、一仕事やり終えた後の一杯は最高だな」
男「頑張ったのはシベリアだけだろ」

222 :なつみかん :2007/01/07(日) 01:11:03.14 ID:Kyp4PX9O0
女「そして今日も米男さんは颯爽と帰っていくのであった」
男「……いや、帰るってどこによ」
女「地球(テラ)へ……」
男「まてココは何処なんだ」

223 :210 :2007/01/07(日) 01:16:51.68 ID:ThDLU+4k0
何か色々と回答を頂き、慙愧の念に耐えません。
皆様ありがとうごじますた。

最後に祝福の言葉を

「ふんぐるい むぐるうなふ くとぅるふ るるいえ うが=なぐる ふたぐん」

224 :あんず :2007/01/07(日) 01:21:42.54 ID:ofsM2rU10
クトゥルフはよくないね、クトゥルフは

225 :ハウスすいか :2007/01/07(日) 01:23:36.83 ID:Zbf9a3Sr0
どせいさんが変なもの呼んでるー…

226 :あいちのかおり :2007/01/07(日) 01:23:42.30 ID:+T5yH85/O

書き手さんぐっどしゅーる&全米人おつー

227 :甲州 :2007/01/07(日) 01:29:11.10 ID:5lE5duU10
>>217
よもや同胞か??

228 : :2007/01/07(日) 01:30:25.75 ID:lLqZDKr30
『ごはんがたけたときのうた』って曲が、頭のなかで無限ループ中。

229 :カリフラワー :2007/01/07(日) 01:34:37.02 ID:ea2rHiE4Q
>>227
蔵王は全て山形のモノ
滝不動はくあせどりふてぃふじこるぴー

230 :まつたけ :2007/01/07(日) 01:37:27.68 ID:V5jjON8ZO
女「突然だが」
男「…ん?」
女「煎餅はしょっぱい方が好きだ」
男「へぇ」
女「甘しょっぱいのも好きだ」
男「どっちだよ」
女「甘いのも嫌いじゃない」
男「結局全部じゃん」
女「……」
男「……」
女「濡れ濡れだ」
男「…は?」
女「ぬれせんが好きだという意味だ」
男「…買ってくるよ」

231 :甲州 :2007/01/07(日) 01:38:58.78 ID:5lE5duU10
>>228
なんだそりゃ??

>>229
宮城にも蔵王があると知った瞬間ビビッたwwww

232 :きょうな :2007/01/07(日) 01:55:22.79 ID:kd5L7tVcO
マイナーで有名なのが佐賀。有名になりすぎて既にマイナーじゃない。
そして佐賀の影に隠れてしまったのが真のマイナー県、長崎。いわゆる我が故郷。
なんで私の従兄弟どもは長崎の場所が分からないんだ……これがゆとりと言うものなのか……

233 :甘なつみかん :2007/01/07(日) 02:01:02.74 ID:Kyp4PX9O0
>>232
桃太郎電鉄とかやらせたら少しは覚えるかもしれません。北海道の位置がおかしくなるかもしれませんが。

女「個人的には佐賀と佐渡の区別がつかないんだ」
男「いや、片方は県ですらないんですが」
女「国土の99%が湖になってるほうが佐賀?」
男「やばいこいつ天然だ」

234 : :2007/01/07(日) 02:29:51.04 ID:lLqZDKr30
>>231
"いつもより ごはんが ごはんが 美味しく たけました"
って始まる歌。

235 :vNu8cg290 :2007/01/07(日) 02:30:41.20 ID:kqNi4Vjm0
女「さて、もう皆寝静まった頃合いだな」
男「そうだな」
女「皆の投下の邪魔にならないように、丑三つ時を超えてから
書き込む、我々の心遣いもなかなか粋なものだぞ」



男「寝坊したとは口が裂けても言わないつもりか」

236 : :2007/01/07(日) 02:31:57.57 ID:lLqZDKr30
女「腕相撲しよう。」
男「どうした急に。」
女「別に。」
男「ま、いいけど。でも、勝負になるのか?」
女「なら、ハンデ頂戴。」
男「だったら……、お前は両手でいいぞ。」
女「じゃあ、それで。」
男「よし、じゃあ俺は右手な。(ずいっ)」
女「…………(ぎゅ)。」
男「……。」
女「…………手、おっきいね。」
男「お前よりはな。っていうか、その握りだと腕相撲できないぞ。」
女「…あくしゅあくしゅ。(ぶんぶん)」
男「…………腕相撲は?」
女「そっちはもういいや。」
男「えー……。」
女「手を握りたかっただけだから。」
男「……そうか。で、いつまで握手していればいいんだ?」
女「……。」
男「……。」
女「私が良いって言うまで。」
男「……はい。」


237 :清見 :2007/01/07(日) 02:35:05.41 ID:kqNi4Vjm0
女「おはよう」
男「……おはよう」
女「今朝もいい具合の天気だな」
男「それそうとして、お前は俺とほぼ同時に目覚めるな」
女「そうだ」
男「もっとこう、『俺が目覚める頃には朝ご飯の準備が整ってます』的な
時間帯には目覚められないのか?」
女「それだと……お前の寝起き顔が見られないじゃないか」
男「本音は?」


女「お前の背中に米を米るためだ」

238 :清見 :2007/01/07(日) 02:40:39.10 ID:kqNi4Vjm0
男「全部取れたか?」
女「ああ、取れた」
男「早く飯を出せコラ」
女「そんなに怒らなくてもいいじゃないか」
男「背中が気持ち悪い」
女「じゃぁ今度から炊いた米を米る、それなら柔らかくて気持ちいいはずだ」
男「まずお前が試してみろ、話はそれからだ」


女「……」
男「おい、ちょっと待て」

239 :食用菊 :2007/01/07(日) 02:41:23.29 ID:Rt6ImPmwO
やっときたー

240 :清見 :2007/01/07(日) 02:44:42.26 ID:kqNi4Vjm0
女「……」
男「いわんこっちゃない。どこの世界に、自分の背中に米飯突っ込む奴がいるんだ」
女「面目ない」
男「早く取らないと固まるぞ」
女「取ってくれ」
男「じゃぁ脱げ」
女「ああ、わかった」
男「うわ……白い点々が背中に一杯……」



男「なんか、予想以上に気持ち悪いな」
女「お前はさっきから何を想像しているんだ?」

241 :清見 :2007/01/07(日) 02:47:17.56 ID:kqNi4Vjm0
男「いただきま――む、ご飯にちょっと焦げがある」
女「……」
男「……しかし米はいつもと同じだな、食感が違うけど」
女「……」
男「これは……はんご――」
女「……」


男「――いや、釜だな」
女「何故わかる」

242 :取り扱い説明書 :2007/01/07(日) 02:48:31.37 ID:XlDThmmP0
・投下予告

※これから投下するのは99%のギャグの裏側を書く事を夢とした話です。
  目標ではなく夢なのは、現実の厳しさから逃げ出す為です。
  目標は何時だって叶いませんが、夢は優しく僕らを包んでくれます。

※クリスマスと素直シュールの誕生日記念の話ではありますが
  「何故、今更?」という質問は誰かの心をえぐるので止めましょう。

※「いつものシューちゃんじゃない!」と泣くのはおよしましょう。
  兎のぬいぐるみという名のサンドバックが出ます。結構怖いです。

※同様に「いつものシベリアちゃんじゃない!」も禁句です。禁則事項です。
  タブーです。今の内に『い』をいっぱい言っておかないといけません。

※深夜にこっそり投下すれば全てが許されると思っている人がいます。
  生暖かい目で見守って下さい。冷たい水を下さい。できたら愛して下さい。

※ネタが大好きです。分からない人には地獄ですが許して下さい。
  あいちゃんは好きですが「イッペン、死ンデミル?」はまだ聞きたくありません。

※全9話ぐらいだそうですが、過疎を見計らってのんびり投下してみます。
  スレが落ちるまでには完結するかもしれません。基本的にスルーが安定行動です。

※空気が読めません。申告する事が既に空気を読めてない事に気付いてません。
  シュールなら何でもよかった。米俵のようなものでやった。今は反省している。

※「何もお前だけが丑三つ時の後を狙っている訳ではないのだぞ、ふっふっふ」
  という気は全くありません。むしろ割り込んでごめんなさい。では一話ずつのんびりと。

243 :一周年記念SS :2007/01/07(日) 02:49:21.44 ID:XlDThmmP0


最近、男がお弁当を持ってこない日がたまにある。
そうなると多分彼はパンを購入している訳であり
お米派としては断固阻止したいところなのだが、当人は私にばれていないつもりらしい。

しかし流石の私も怒りで有頂天なので、今日は彼のライス弁当も一緒に作ってきた。
これを渡せば彼も今までの行動を反省して、お米の大切さを思い出してくれるだろう。

そして現在、お昼休み。
彼は恐らく購買に行ったのだろう。姿が見えない。
だが、こんな事もあろうかと今日は秘密兵器を持ってきていた。

円形で上にボタンがあって、星のついたボールを捜すドラゴンなんとかに酷似しているが気にしてはいけない。
彼にこっそり取り付けた発信機が球状でスターがついている事も口にしてはいけない。

「さてさて、探してみるとしましょうか。……ぽちっとな」

画面を見るに反応があった場所は……屋上?
しまった、既にパンを食べているやも知れぬ!

クラウチングから最高のスタートを決めた私にとって階段などない様である物でしかなかった。
……まだご飯を食べていないのに走ったのは失敗だったかもしれない。

でもこれを突きつけて奴の驚いた顔をまじまじと眺めるまではっ!
どんな誘惑や困難が私に迫ってこようとも引く事は出来ぬのだよ。
それが私のジャスティス。心躍る愉悦の瞬間なのだなぁ、みつを。

と言う訳で屋上へ辿り着いたのですが。
何やら話し声がしますね、ザーボンさん。

244 :VIP皇帝 :2007/01/07(日) 02:49:55.60 ID:kqNi4Vjm0
男「なんとなく予測がついた」
女「……」
男「というより当たりかよ。何お前、人の家に勝手に釜持ち込んでんの」
女「良い具合に炊けるんだ。米の性能を十二分に発揮させうる
究極の炊飯器だぞ」
男「……ありがとう」



女「飯盒(はんごう)だけどな」

245 :一周年記念SS :2007/01/07(日) 02:50:01.23 ID:XlDThmmP0
よし、ここは潜入操作としよう。指示をくれ、大佐。
こちとら偶然にもダンボールのストックがあるから、準備は完璧だ。
ちなみに今日は保存用、観賞用、貸し出し用その1、その2まで持ってるさ!
障害物のない屋上で使っても意味がないので使わないけれど。

ドアを少しだけ開けて、こっそりこっそり。耳を立てましてっと。
片方は男に間違いない。いわゆる一つのターゲットだ。で、もう一人は…………シベリア?

「今日は突然どうしたんですか? 話したい事がある。しかもシューさんには内緒だなんて」
「ああ、いきなり呼び出して悪かったな。けど、大切な話なんだ」

――――えっ?

「……もしかして」
「こうして面と向かって話すのは恥ずかしいんだが真面目に聞いて欲しい。実は俺……」

二人ともそんな所で、二人きりで、私に内緒で何を話しているのだろう。
分からない。なのに体が震えるのは何でだろう。それも分からない。

「……あっ」

手にしていた秘密兵器を落としてしまった。
カタッ、と大きな音をたてたそれは、もうこの扉の向こうにいる男に反応してくれなかった。
まるでそれが何かを暗喩しているかの様に。

気付いたら走り出していた。
きっと私はあそこにいてはいけない存在だったと、直感したから。
この手に残った二つのお弁当箱が――何故か今はやけに重かった。



246 :清見 :2007/01/07(日) 02:55:09.80 ID:kqNi4Vjm0
男「おい、何してるんだ。早くしないと遅刻だぞ」
女「ちょっと待っててくれ」

女「>>242殿よ、私はアドリブで書いているから、別に明日にまわそうが
構わないんだ。むしろまとまりが無い分、私のほうが割り込みとなるだろう。
一言言って貰えれば、書き込みを停止する」

男「おーい」

女「作品の途中に割り込まれるほど不快なことはないからな。出来れば
返信願いたい」

247 :返答待ち :2007/01/07(日) 03:01:10.58 ID:kqNi4Vjm0
男「全く、お前のおかげで走らなきゃならなくなったじゃないか」
女「……すまんな」
男「でもまぁ、必要なことだったからな」
女「おう」
男「で? 俺たちはいつ走り終わるんだろうな」



女「これが『遅刻したことによるグラウンド○○周』と気付いたものは
明日から鬼才を名乗るように」

248 :返答待ち :2007/01/07(日) 03:06:01.47 ID:kqNi4Vjm0
男「変なコテがついたな」
女「仕方がないだろう。連絡が取れないんだからな」
男「まぁいい、走り終わったんだ。とりあえず教室に戻るぞ」
女「いや、もう今日はいいじゃないか」
男「何がいいんだ、教室に行くぞ」
女「帰ろう」
男「行くぞ」



女「何故今日が日曜日だということを認めようとしないんだ?」
男「泣きたくなるから」

249 :返答待ち :2007/01/07(日) 03:09:08.30 ID:kqNi4Vjm0
男「ただいま」
女「ただいま」
男「この発想は無かったな」
女「走り損だったな」
男「朝から無駄な時間を過ごした」
女「いや……」

男「……ん」
女「お前の靴の底に生米を米ておいた。良い具合に踏まれている。
これを炊くとふんわり美味いぞ」

250 :ゴールデンデリシャス :2007/01/07(日) 03:12:26.56 ID:vsn0Fzx00
>>248
「……突然だが」
「……?」
「…」
「…」
「…」
「……私達にグラウンド○○周を命じたのは誰なんだ?」
「!!」

251 :返答待ち :2007/01/07(日) 03:13:05.57 ID:kqNi4Vjm0
男「お前、気付いてたのか」
女「何がだ」
男「今日が日曜日だってこと」
女「いや?」
男「てか、『先生が○○周走ってこいって言ってた』って言ったのもお前だったな?」
女「そうだったか?」
男「そもそも教室に先生はいたのか?」
女「……」
男「……」

女「……いや、いなかった」
男「……やっぱりか」

252 :返答待ち :2007/01/07(日) 03:14:55.66 ID:kqNi4Vjm0
女「ふふ」
男「何笑ってんだよ。ああ、足いてぇ」
女「引っ掛かったやつがいるぞ」
男「何にだよ」
女「まさか私の陰謀とは気付くまい、>>250よ!」



男「やっぱお前か」

253 :サラダ菜 :2007/01/07(日) 03:16:09.57 ID:6Wjqy0f50
ttp://up2.viploader.net/pic2/src/viploaderf99366.jpg
男「……」
女「……大人?」
男「……普段通り」
女「……」
男「……」
女「乱れた髪は大人らしさをアップロードさせるらしい」
男「せっかくのセクシーっぽさも変なコンタクトつけてると秒速30kbでダウンロードさ」
女「日本語で喋れ脳みそヨーグルト」
男「……ぱほーん」
女「ぱほぱほ?」
男「ぱほっぱほっ」
女「私が悪かったから日本語で会話してくれ」
男「よろしい」
女「王様気取りか」
男「ごめん」
女「よろしい」
男「ご飯の用意をしますゆえ私はこれにて」
女「家来気取りか」
男「ごめん」
女「いえいえお気になさらず。では米を炊きますゆえ私はこれにて」
男「俺も手伝うよ」
女「いらない」
男「……」
女「……」
男「左眼の気持ち、届いてるよ」
女「今夜は赤飯だな」
男「そうだね」

254 :返答待ち :2007/01/07(日) 03:20:34.29 ID:kqNi4Vjm0
女「またそれか」
男「一日暇になったからな。連ザUでもやるとする」
女「私もする」
男「おう、こい」

女「こ……こいつは」
俺「プロヴィデンスか、結構反則チックに強いぞ」
女「せ……背中に『米』の字を背負っている! こいつこそ真の米ンダムだ!」
俺「……よし、いくぞ」

女「……」
男「……」
女「あんまり強くないな、米ンダム」
男「そこのボタン押してみろ」
女「こうか」
男「ファンネル出るから」

女「こ……『米』の字が崩れたぞ、ふざけるな!」
男「それがそいつの真骨頂であり、俺の狙いだ」

255 :返答待ち :2007/01/07(日) 03:23:21.35 ID:kqNi4Vjm0
女「しかし、気付いたのだが」
男「どうした」
女「我々の書き込みな、途中から『男』と『俺』が混同してる」
男「……あ」
女「誰も突っ込まなかったけどな」



男「あえて見て見ぬ振りしてくれたんだよ」


256 :返答待ち :2007/01/07(日) 03:27:38.92 ID:kqNi4Vjm0
女「どうした、熱でもあるのか」
男「お前がどうした、俺は正常だ」
女「いや、今日はちょっといじわるだな、と思ってな」
男「昨日からやられっぱなしだったからな」
女「それならいいんだが……いや、迷惑なのかと思って……」
男「それこそ『何を今更』だろう? 気にすんなよ」


女「もしや筆箱の中に米を米たのがバレて怒ってるのかと」

257 :返答待ち :2007/01/07(日) 03:30:46.30 ID:kqNi4Vjm0
ザザァ……」

男「なんで米たんだよ、取るのめんどくせぇだけだろ」
女「授業中に小腹がすくほうが大変だと思ってな」
男「なんでそんな無駄な優しさ」
女「まぁ、バレたらごめんじゃ済まないけどな」
男「百害あって一利無しじゃねぇか」


女「いや、腹が満たされる。百害あって一利も有りだ」
男「だからなんでそんなちょっと優しいの」

258 :返答待ち :2007/01/07(日) 03:33:07.61 ID:kqNi4Vjm0
女「普段見せないちょっとした優しさ、これは惚れるだろう」
男「筆箱に米詰められて惚れるやつがどこにいる」
女「私としてはお前が授業中に筆箱を開けた瞬間に泣き崩れるのを期待していた」
男「んなわけねぇだろ」


女「……やっぱりか」
男「そんなことする必要ないってことだよ」
女「……おう」

259 :返答待ち :2007/01/07(日) 03:36:17.51 ID:kqNi4Vjm0
女「なぁ、私は素直か?」
男「んーいきなりだな。まぁ、どっちかと言えばそう?いや、微妙だが」
女「なら、シュールか?」
男「そこはほぼ間違い無く」
女「なら、可愛いか?」
男「そこもほぼ間違い無く」

女「なら、私は素直キュールだな」
男「え」

女「素直と、キュートと、シュールという三つの属性を兼ね備えた
一騎当千の女傑だぞ!」
男「うち9割がシュールだ、安心しとけ」

260 :NINA ◆nim/myNINA :2007/01/07(日) 03:36:22.73 ID:0TA0WbYo0 BE:356220645-PLT(10123)
ズンドコベロンチョってレベルじゃないな・・

261 :返答待ち :2007/01/07(日) 03:37:25.22 ID:kqNi4Vjm0
男「ねぇ」
女「こなぁぁぁゆきぃぃぃ」

男「ちげぇよ! しかも逆だろ!」



女「ぃぃぃきゆぁぁぁなこ」

262 :返答待ち :2007/01/07(日) 03:41:07.45 ID:kqNi4Vjm0
男「そろそろ昼だな。ほとんど何もせんうちに午前中終了とはな」
女「出来たぞ」
男「何がだ」
女「うどんだ」

男「……米の?」
女「無論」


女「何故泣く」
男「わかってたよ、わかってたよ?」

263 :返答待ち :2007/01/07(日) 03:43:22.61 ID:kqNi4Vjm0
男「この米うどん美味いな」
女「照れるな」

男「この米うどん美味いな」
女「よせ」

男「この米うどん美味いな」
女「……」



男「この米うどん――」
女「何の不満がある」

264 :うめ :2007/01/07(日) 03:44:54.53 ID:g8w9AtUv0
僭越ながら保守

265 :返答待ち :2007/01/07(日) 03:47:42.75 ID:kqNi4Vjm0
女「米ったな」
男「どうした」
女「いや、ふと今後の展開を思いついたのだが」
男「ならさっさと進めようぜ。どうせほとんどが雑談で埋め尽くされるんだろ?
そのくせ>>201さんからは賞讃だもんな。真面目に投下してる人らに
石をぶつけられるぞ」
女「いや、とりあえず寝坊自体が不測の事態だったんだ」
男「……ほぅ」

女「つまり、今から一歩でも踏み出すと、終了は朝日を拝みながらになる」

266 :サラダ菜 :2007/01/07(日) 03:50:42.60 ID:6Wjqy0f50
朝日は間違って上に行っちゃうねぼすけな夕陽だってシューさんが

267 :返答待ち :2007/01/07(日) 03:54:17.23 ID:kqNi4Vjm0
男「まぁ、また夜にでも再開すりゃいいんじゃねぇの?」
女「それが妥当なんだがな」
男「……何か問題でもあるのか」
女「いや、>>202殿が納得いくクオリティを発揮出来ないまま終わるのも
申し訳ない気がしてな」


男「んなこと気にしてたのか」
女「いや、書く人の意地だ」

268 :一周年記念SS :2007/01/07(日) 03:55:31.28 ID:XlDThmmP0


「さて、今日も急がないとパンが売り切れちまう」
「……君は今、何と言った?」

「え? だからパンを……し、しまった!?」
「そうかそうか、最近お弁当じゃない日はこそこそしていると思ったらそういう事か」

「お、お前が米を愛しているのは知っているが、たまにはパンもいいと思うぞ、うん」
「ファイナルアンサー?」

「待て、やけにそっくりな某もんた顔は止めてくれ」
「と言う訳で不正解だった君にもんた改めサンタから残念賞を」

「袋が風呂敷なサンタは始めてみたぞ。しかもそれ、何処から出した?」
「君は子供の夢をその様な安易な一言で、時間の果てまでブーンさせる気なのか?」

「まあシューなら、不可能じゃないの、の一言で解決だからこれ以上は尋ねない」
「(´・ω・`)にょろーん」
「……言っちゃ駄目だけど聞いて欲しいという微妙な乙女心を表情一つで表せるお前を俺は尊敬する」


269 :一周年記念SS :2007/01/07(日) 03:55:59.02 ID:XlDThmmP0
「とりあえず物資は配給したので今日はそれを食べなさい。じゃあねー」
「食べ物なのか。えーっと中身は…………赤飯おにぎり?」

何がめでたいのか分からないが、こうしてシューにお昼ご飯を作ってもらえるのは嬉しいな。

「ん、何だこのシール?」

【保存料、着色料などは一切使用しておりません。素材そのものの風味をお召し上がり下さい】

……この表示、自分で作ったな。どこでこんな技術を会得したのだろう。
おにぎりは確かに美味しかったが、その事が昼休み中ずっと頭を離れなかった。




>>246
すまない、お風呂入ってた
本人は割り込み歓迎なので全く問題ないよっ!
むしろ、どちらかといえば、アドリブな上にこんなにGSな方の邪魔はなるべくしたくないなぁと思う

270 :返答待ち :2007/01/07(日) 03:57:44.04 ID:kqNi4Vjm0
男「まぁ、普段アドリブな分、展開を事前に思いつくなんて快挙だしな」
女「……」
男「いいんじゃねぇの? とりあえず一旦休止で」
女「……」
男「なぁ」
女「……」



男「眠いと何故言えない?」

271 :ありがとう>>269殿 :2007/01/07(日) 04:03:37.50 ID:kqNi4Vjm0
女「む、気になっていたことが一つ消えた」
男「返信が来たのか」
女「なかなか謙虚な方だな」
男「見習え」


男「まだ気になることがあるのか?」
女「いや、流石兄弟に似てると言われたり、お前の呼び方とかの問題も
まだスルーしたままだしな。それに夜にまわそうかどうも迷ってる」
男「そのへんはもういいんじゃないのか? 思い切り批判が来てないからってのも
おかしな言い方だが、別に……」
女「……うん、一応考えておく」
男「ほかは?」



女「絶対無くならない、『気になる』ものがある」

272 :一旦休止 :2007/01/07(日) 04:07:54.15 ID:kqNi4Vjm0
女「とりあえず、今日の深夜に再開するということにしよう」
男「妥当だな。まぁ、このまま朝までやれば、迷惑がかからないっちゃ
かからないが、眠いんだろう?」
女「うん」

男「……」
女「……」
男「今度の休みさ、俺も手伝うよ。米作り」
女「……ありがとう」

女「電池が無くなってしまってな。買ってきてもらえればそれでいい」
男「起きろ、続けろ」

273 :一旦休止 :2007/01/07(日) 04:12:07.65 ID:kqNi4Vjm0
女「おやすみ」
男「おやすみ」
女「……」
男「……」
女「……」
男「なぁ」
女「……」
男「寝たか」

男「よし、今のうちに背中に米を……」

男「……よし、これでばっちりだ」

男「おやすみ……」

男「……」

女「寝たか」

女「あとは背中の米を移すだけだな。おめでたいやつめ。
とりあえず再開予定は今日の深夜。また世話になるぞ」

女「……よし、では、おやすみ」

274 :まつたけ :2007/01/07(日) 04:34:46.38 ID:Rt6ImPmwO
てかすげぇなぁ……

275 :雉インフルエンザ :2007/01/07(日) 05:03:05.82 ID:XlDThmmP0
現在、112/275=40.7%
確かに100越えの偉業達成は凄すぎるよなw
個人的には>>7>>12>>78>>110>>236とかが特に好き

>>253
ずっと黙ってたけど右目のフレーズが頭から離れないwwww

276 :一周年記念SS :2007/01/07(日) 06:21:02.78 ID:XlDThmmP0


まだまだ俺はシューの事を知らない。
何時も俺をからかうシューが何を考えているか分からない。

「今日もわざわざ来てもらって悪いな」
「いえいえ、私もシューさんにはお世話になってますから」

「じゃあ、早速。プレゼントの事なんだが……」
「26日の誕生日が近いので何か渡して喜ばせたい、との事でしたね」

「頼む、アイツが好きな物が米ぐらいしか
 すぐに思いつかないのもそうだが、何より女の子が好む物なんて俺には全く分からないんだ」
「私は男さんにもお世話になってるんです。私で良かったら喜んで協力しますよ」

本当にいい子だ。
礼儀正しいし、何時もあんなに振り回されてるのにシューに付き合ってくれているし。
校則もしっかり守ってるし、行動も模範的で…………うん、ウォッカの話は止めようか、そこ。

「でも、二人ってまだ付き合ってなかったんですね。驚きました」
「さりげなく凄い事を言うな。何処をどう見たら、シューと俺が付き合ってる様に見えるんだ?」

「……あれだけ息がぴったりなのに気付いてないんですね」
「ん?」

「でも確かにシューさんが相手なら……それも当然と言えば…………」
「……おーい?」

「いえ、こっちの話です。とりあえず色々と考えてみましょうか」
「ああ、そうしよう」

277 :一周年記念SS :2007/01/07(日) 06:21:19.50 ID:XlDThmmP0

知らない事が山ほどあった。
知りたいと思った事も山ほどあった。
けれど、踏み込んで今の関係が崩れるのが怖かった。

――それでも。
それ以上に、知りたいと思ってしまったんだ。

結局はそういう事なんだろう。
相手をもっと深く知りたいと思う感情。
それが人間だけが持つ、特有のモノ。

しかし誕生日がクリスマスの一日後なんて面白い。
世の中の色んな人たちがソレに溺れてく日の翌日。
その事が何だかアイツらしいのが、行動に移そうと思った俺の背中を押してくれたのかも知れない。

……遠まわしな言い方なのは別に気取ってる訳じゃないぞ?
乙女の恥じらいなんていうが、乙男の恥じらいだってあっていいじゃないか。

簡単に言えば、シューは好意に値するという事だ。
つまり――――好きってことさ。



278 :はくさい :2007/01/07(日) 07:18:27.28 ID:qS9c3Jp1O
ほしゅーる。
今回は書き手さんが頑張ってくれてて有り難い

279 :キャベツ :2007/01/07(日) 09:07:03.71 ID:Vn86cAsoO
穂種

280 : :2007/01/07(日) 09:53:06.44 ID:+5TxiYFX0
はくさい

281 :あさつき :2007/01/07(日) 11:24:10.24 ID:kd5L7tVcO
女「凄い過疎。」
男「そうか。」
女「誰も見てない。」
男「・・・。」
女「こんにゃくマン。」
男「・・・。」
女「・・・五七五?」
男「・・・なんでだろう。涙が溢れて止まらない」
女「かるしうむが足りてないんだよ。」
男「うん、それ関係ないな。」

282 :あさつき :2007/01/07(日) 11:28:52.43 ID:kd5L7tVcO
女「穂種売る。」
男「ん。」
女「・・・それにしても夜に盛り上がるとは」
男「まあVIPではよくあること。」
女「みんな不健康な。」
男「それは酷い。」
女「・・・。」
男「そしてオチがない。」
女「中野人にはよくあること。」

283 :あさつき :2007/01/07(日) 11:30:58.66 ID:kd5L7tVcO
女「ネタがない。」
男「そうだな。」
女「いながタネ。」
男「・・・?」
女「稲が種。」
男「・・・。」
女「つまり稲には種が…………って普通か。」
男「そうだな。」
女「昼飯でも食べるか。」
男「そうだな。」
女「お前は次に、そうだな。と言う!」
男「そうだな・・・ハッ」

284 :あさつき :2007/01/07(日) 11:42:32.29 ID:kd5L7tVcO
女「ご飯が無かった。」
男「どんな貧乏人だ。」
女「買いに行くのもめんどい。」
男「・・・朝昼二食抜きか。」
女「すごいだろ。」
男「いや、むしろダメダメじゃ?」

285 :あさつき :2007/01/07(日) 11:48:29.26 ID:kd5L7tVcO
女「携帯とは便利なツールだ。」
男「なに唐突に。」
女「だが、便利過ぎる。」
男「・・・。」
女「簡単に持てるので厨が流入した。」
男「中野人を筆頭にな。」
女「まあ何が言いたいかと言うと。」
男「うん、何が言いたい?」
女「携帯は便利だということだ。」
男「最初に戻ったな。」
女「しかし便利過ぎる。」
男「無限ループって怖くね?」

286 :あさつき :2007/01/07(日) 11:52:00.17 ID:kd5L7tVcO
女「ネタが無いなら作ればいいじゃない。」
男「ずいぶん簡単に言うな。」
女「とりあえずぬ【自主規制】を食べてみた。」
男「そうか。」
女「なんか寝ぼけた頭が冴えた。」
男「そうかよかったな。」
女「しかし少し気分が悪くなった。」
男「そうかよかったな。寝ろ。」

287 :あさつき :2007/01/07(日) 11:59:10.04 ID:kd5L7tVcO
女「なんとも微妙な気分だ。」
男「・・・そうか。」
女「今なら何でもできそう。」
男「そうか。」
女「陸も走れるはず!」
男「いつもと変わらんがな。」
女「空なんか飛べるわけないだろ。常識的に。」
男「そうか。」
女「・・・。」
男「・・・。」
女「・・・。」
男「ところでコレ、どうみても日記だよな」
女「んだね。」

288 :ふき :2007/01/07(日) 12:03:54.48 ID:kd5L7tVcO
女「と言うわけでスレを汚してみんなごめそ。」
男「謝る気皆無だな。」

289 :vNu8cg290 :2007/01/07(日) 12:41:56.33 ID:kqNi4Vjm0
女「おはよう」
男「おはよう」

女「>>275殿よ、IDをよく見るんだ。>>236の作品は私じゃない」
男「しかし>>236はなかなか面白いな」
女「よし、我々もやってみようか、腕相撲」
男「俺が勝ったら今日は寿司な」
女「いいだろう」

男「よーい、それっ!」
女「……(引っ張っている」
男「腕相撲で引っ張り合いか、どっちにしろ俺が勝つけどな」

男「ほれ、もうすぐ俺の手が付くぞ? もっと力入れてみろぃ」
女「えい(男の手が付く」



女「私の勝ちだ」

290 :vNu8cg290 :2007/01/07(日) 12:48:24.82 ID:kqNi4Vjm0
女「私に勝てるとでも思っていたのか。この私に」
 「……」
女「まぁ、終始私の優勢だったが、お前もよく頑張ったな」
 「……」
女「私も大人げなかった」
 「……」
女「以後、身の振りようには気をつけることだな」



男「何、人形に向かって話してるんだ」
女「棚の上から私にタックルしてきたからな。逆にはたき落として
やったまでよ」

291 :vNu8cg290 :2007/01/07(日) 12:52:04.88 ID:kqNi4Vjm0
女「昨日の続きは今日の深夜だったな」
男「そうだな」
女「じゃ、受験勉強に戻るとしようか」
男「朝飯がまだなんだが」


女「腕相撲に負けただろう、朝飯は抜きだ」
男「いや、それはちょっと……」
女「普段からご飯では腹の足しにならんと言っているくせに。別に無くても
一緒だろう」
男「食べさせてください、お願いします」


女「今日は七草がゆだ。たんと食え」
男「やったぁ! 草が入ってる!」



女「では、ほしゅーる ノシ」

292 :ふき :2007/01/07(日) 12:52:33.24 ID:kd5L7tVcO
女「アドリブでは>>1みたいに出来ない件」
男「一定のクオリティを保ってるからな。すげぇわ。」
女「それにひきかえ……」
男「それ以上言うな。言うと中野人が立ち直れなくなるぞ。」
女「大丈夫だろ、マゾだし。」
男「それはそれで悲しいな。」

293 :うど :2007/01/07(日) 13:03:37.41 ID:kd5L7tVcO
女「Windowsビスタを予約しにいった。」
男「昼飯を先に食えよ」
女「で、結局そのまま帰ってきた。」
男「何しにいったんだ一体。」
女「要求スペック高杉だろ・・・常識的に考えて・・・」
男「まぁ、たしかにあれは高杉だな。」
女「容量40GBとか……」
男「そこか。・・・ちなみに今の容量は?」
女「6GB。」
男「それは無理にも程がある」

294 :うど :2007/01/07(日) 13:16:31.16 ID:kd5L7tVcO
女「金は天下の回りものだ。」
男「ツルゲーネフだっけか。有名な言葉だな。」
女「いつも私をよけて回るのが気に食わないが。」
男「だな。」
女「・・・天下の回りものだ〜、の続きなんだが。」
男「・・・へっ?そうなん?」
女「まぁ真偽は定かではないが。うろ覚えだし。」
男「へぇ。」
女「それにしても皮肉たっぷりな言葉だな。」
男「まあそうだな。」
女「よほどお金に困っていたのだろうか。」
男「かなり有名人なのにな。」
女「まあ私には米がありゃ十分だが。」
男「米さえあればいいとはシューらしいな。」
女「私は10分だと言ったんだが。」



男「ゴメン、意味分からん。」

295 :うど :2007/01/07(日) 13:27:08.68 ID:kd5L7tVcO
女「隙だ。」
男「・・・また好きの誤変換か?騙そうったってそうはいかない」
女「・・・残念!不正解!」
男「違うのか?」
女「私はひまだ、と言ったんだ。」
男「・・・あー、確かに『隙』は『ひま』って読むわ」
女「はっはっはっ無知な奴め!!」
男「・・・で、なに?」
女「いや、だから暇。」
男「そうか、寝ろ。」

296 :うど :2007/01/07(日) 13:35:48.83 ID:kd5L7tVcO
さて、すっかり目が覚めた



いっぺん死んでからまた来る

297 :エンダイブ :2007/01/07(日) 13:37:53.49 ID:5aJAufQi0
男の携帯『♪オーコメー オーコメー ターップリ オーコメー』
男「はいはい……もしもしー」
女「私メリーさん、今公園にいるの」
男「こんな夜中にか?危ないぞ、迎えに行こうか?」

男の携帯『♪オーコメー オーコメー ターップリ オーコメー』
男「今どこ?」
女「私メリーさん、今玄関にいるの」
男「寒いだろ、早く入って来い」

男の携帯『♪オーコメー オーコメー ターップリ オーコメー』
男「あれ、もう部屋の中にいるんだろ?」
女「私メリーさん、今米櫃の中にいるの」
男「嘘つけ」
女「実は壁の中に――」
男「どうした?女?もしもし??」
シベリア「ああ、壁抜けのバグ技に失敗してフリーズしちゃったみたいです」
男「ポケモンか、ポケモンなんだな?」

298 : :2007/01/07(日) 13:48:53.72 ID:Np9YUb5f0
男「¥は天下のまわりものか」
女「私の所に回ってこないのは、私が天上人だからだな」
男「天上人って、天井裏に住む人じゃないから。
  あと、勝手に天井裏に居住空間作らないで」
女「断る。それより、ちょっと降りるからハシゴおさえてて」
男「ん、わかった。(何やってんだろう俺?)」

299 :マスカットベリーA :2007/01/07(日) 15:01:04.46 ID:Zsq8O24L0
あげとく

300 :ねぎ :2007/01/07(日) 15:08:03.21 ID:b72OFxh8O
えいしょうささやきいのりねんじろ!

301 : :2007/01/07(日) 15:10:45.30 ID:Rt6ImPmwO
ほしゅ

302 : :2007/01/07(日) 15:40:24.36 ID:V5jjON8ZO
女「>>300は灰になった!」
男「酷っ!!」
女「虎はバターになった」
男「ぐるぐる回ったのか」
女「私は好きになった」
男「…何を?」
女「君を」
男「おおっと」

303 :食用菊 :2007/01/07(日) 16:15:20.96 ID:xEut14sGO
女「コーラ買ってきた」
男「それは醤油だ」
女「なんと!」


304 :まいたけ :2007/01/07(日) 16:20:17.82 ID:lZcbbtnV0
天然ボケなのかシュールなのかわからなくなってきている
失望気味

305 :ズッキ−ニ :2007/01/07(日) 16:53:56.89 ID:5aJAufQi0
>>304
女「君の中でシュールという言葉に対するゲシュタルト崩壊が発生しているようだ」
男「言葉の意味や概念がよくわからなくなってくることをゲシュタルト崩壊とは言わないような気がするんだが」
女「それじゃあベータ崩壊」
シベリア「それは放射性崩壊の一種です」
女「バブル崩壊」
男「夢から醒めたってことだな。そろそろ中国あたりも危なくなってきたのか」
女「ソ連崩壊」
シベリア「あの混乱は酷いものでした」
女「というわけで一からつくりなおそうと思う」
シベリア&男「?」
女「♪これっくらいの お弁当箱に」
3人「♪おにぎり おにぎり ちょいとつめて」
警備員「君達、こんな時間に真っ暗な教室で何してるの。早く帰りなさい」
3人「……」

306 :なす :2007/01/07(日) 17:13:53.62 ID:5aJAufQi0
男「置いてけぇ〜」
シベリア「置いてけぇ〜」
女「片足ぃ〜」
3人「置いてけぇ〜」

男「置いてけぇ〜」
シベリア「置いてけぇ〜」
女「お勘定ぅ〜」
3人「置いてけぇ〜」

男「置いてけぇ〜」
シベリア「置いてけぇ〜」
女「子供ぉ〜」
3人「置いてけぇ〜」

男「持ってけぇ〜」
シベリア「持ってけぇ〜」
女「犬のフン」
3人「持ってけぇ〜」

男「んで俺たちはいったい何をしているんだ?」
女「お化け屋敷のバイト、ファミレスのバイト、託児所のバイト、ボランティア活動」
シベリア「稼いだお金はどうなるんですか?」
女「東北おいしい米めぐりツアーに3人で行くための資金にしようかと」

307 :女峰 :2007/01/07(日) 18:07:59.21 ID:Zsq8O24L0
あげとこ

308 :トマト :2007/01/07(日) 18:21:16.95 ID:5aJAufQi0
雨 1

女「♪飴、姉、尼、姫がただ降る〜」
男「いや、降らないから」


雨 2

男「♪あーめ、あーめ、ふーれ、ふーれ、かあさんがー」
女「♪車でお迎え嬉しいなー」


雨 3

男「♪あめ、あーめ、ふぅれ、ふれ、もぉっとふれぇ〜」
女「♪学校お休み嬉しいなー」

309 : :2007/01/07(日) 18:38:25.71 ID:Rt6ImPmwO
あげとくか

310 :うど :2007/01/07(日) 19:10:01.42 ID:6zaB9IXzO
ほしゅる

311 :一周年記念SS :2007/01/07(日) 19:20:17.19 ID:rY1EFyNV0


ついに。ついに入手したっ!
知る人ぞ知る、米好きの、米好きによる、米好きのための店。
テレビや雑誌じゃ紹介された事のないほどの隠れっぷりなのに店内は何時も混雑しているというこの米聖地。

もちろん、クリスマスともなれば大変な事になるであろう事が予測される訳だが。
ふっふっふ。今、私が手に持っている物を何だと思う諸君。
さあ、某紋所の様な異常なまでの効力がある訳じゃないが、これを見てひれ伏せい。

――ねんがんの クリスマスチケットをてにいれたぞ!――

これさえあればばっちり。
目の疲れ、充血や肩こり、腰痛、かぜの諸症状などに絶大な効果がっ!!
……ある筈はないけど、当日はこれさえあれば店に手ぶらで行ってもOKという優れものだ。
ちなみに一枚で四人まで大丈夫という安心の構造。欠陥などありません。
万が一、そんな事があったら、私は懲役五年を命ずるね。罰金は180万円で。

ああっ、この喜びを今すぐ誰かに伝えたいっ!
有り余る若さのパワーを存分に使い、駆け抜けろ、この長き道のりを!

……しまった、つい屋上まで来てしまった。
あまりの嬉しさに興奮し過ぎてしまったな。ここは姉を見習い、クールにいかねば。

「君が好きだ。付き合ってくれないか?」


312 :一周年記念SS :2007/01/07(日) 19:20:28.61 ID:rY1EFyNV0
まずは形からと見習ってみたが駄目だった。
こういうのは私には向いていない台詞だ。むず痒い。
それに私が好きなのは黄身ではなく米だ。アイライクライス。

ただ、大好きなお米を一緒に食べたい人はいる。
私が大好きな時間を、共に、同じように感じて欲しいと思う人が。
だから私はこのチケットでその夢を叶えたいと思う。さて、探し人はいずこに。

「すまん、屋上を選んだのは失敗だった。今日は結構寒いな」
「冬ですからね。でも私は慣れてるので大丈夫ですよ」

あれ、これは男とシベリアの声?

「そうか、ロシアから来たんだものな」
「ただ、この季節になると……何となく故郷が恋しいな、とは思ってしまいます」

二人が、また屋上で、二人きりでここにいる?

「ホームシック?」
「あ、別にここでの生活が楽しくない訳じゃないんですよ。皆さん、いい人たちですからね」
「……」
「それでも、たまに思い出してしまって……ほんの少しだけ心が寒いです」
「……俺に出来る事があったら何でも言ってくれ。力になりたい」
「大丈夫ですよ。こうして聞いてくれただけで、気持ちが凄く楽になりました」

そうか。この前、男が……。

313 :一周年記念SS :2007/01/07(日) 19:20:39.12 ID:rY1EFyNV0

「無理だけはしない様にな」
「ふふっ、ありがとうございます」

幸せそうな二人の会話。
それは明らかに友達同士の会話じゃない。

ああ、二人とも水臭いなぁ。
そういう事なら、わざわざ内緒にしなくても言ってくれればいいのに。
それとも私は信頼されてないのかな。こういう時はからかったりしないよ。

結局、また私は走り出していた。
二人が黙っていたいと思うなら、私が何かを言っちゃいけない。
三人で過ごすクリスマスという私の夢を乗せたチケットは……目から零れ落ちた何かで濡れていた。



314 :うど :2007/01/07(日) 19:54:05.71 ID:6zaB9IXzO
女「とりあえず脱げ」
男「…そのあと何をする気だ?」
女「『きゃー、ちかーん』と私が叫ぶ」
男「却下」
女「ならば私が脱いで『きゃー、ちかーん』と叫ぶ、私が」
男「勘弁してください」

315 :普通温州みかん :2007/01/07(日) 20:15:05.35 ID:lZcbbtnV0
>>314 「私が」… これスキ

316 :紅玉 :2007/01/07(日) 20:56:26.54 ID:Kyp4PX9O0
とりあえずごはん。

317 :サラダ菜 :2007/01/07(日) 20:56:27.54 ID:H53eCcYV0
連休だからか、ちょっとだけ流れ早いな

318 :ブロッコリー :2007/01/07(日) 21:25:42.30 ID:kd5L7tVcO
女「突然だが目を閉じろ。」
男「ん?」
女「早くしろ・・・」
男「あ、ああ、うん。」
女「キュッキュッ・・・、」
男「・・・?」
女「・・・よし、おk。」
男「・・・ちょっと待て、何をした?」
女「ああ、額に肉って書いた。」
男「何故ッ!?」
女「暇だったし。」
男「暇だからってやっていいことじゃないだろッ!!」
女「似合ってるのに・・・」
男「消せッ!!てか額に肉が似合う男ってどんなだッ!!」
女「・・・。」
男「・・・。」
女「・・・チッ」
男(舌打ちされたッ!!?)
女「仕方ないやつだな・・・ちょっとジッとしてろ・・・」
男「ああ、早くしろよ。」
女「キュッキュッと・・・。」
男「・・・。」
女「よし、出来たぞ。」
男「・・・出来たか?」



女「ああ、肉の横に『筋』って足しておいた。」

319 :ブロッコリー :2007/01/07(日) 21:27:34.04 ID:kd5L7tVcO
男「消せええええええええええ!!!!!!」
女「いや、しかしこれもなかなか・・・」
男「大体なんだ頭が筋肉ってッ!?」
女「君もいちいちうるさいなぁ・・・注文の多い料理店か?」
男「最初から俺はこんなもの望んでねええええええええええええ!!!!!!!!」
女「仕方ない、まあとりあえず静まれ。」
男「はぁ、はぁ、はぁ、」
女「そして目を閉じろ。」
男「・・・分かった。」
女「・・・。」
男「・・・。」
女「・・・。」
男「・・・。」
女「・・・。」
男「・・・?」
女「・・・終わったぞ。」
男「・・・あれ?なんかした?」
女「ああ、」




女「横にさらに奴隷ってつけ足した。」

320 :ブロッコリー :2007/01/07(日) 21:35:47.92 ID:kd5L7tVcO
女「・・・うん。」
男「・・・。」
女「・・・。」
男「あの、つかぬことをお伺いしますが。」
女「なんだ?いってみろ。」
男「筋肉奴隷?」
女「なにそれ。」
男「・・・。」
女「・・・。」
男「・・・。」
女「・・・いやはや、」
男「・・・。」
女「肉奴隷は卑猥だが、よこに筋が付くだけでこんなにムサくなるとは・・・大発見だな。」
男「・・・。」
女「・・・。」
男「ちなみに聞くが水性?」
女「油性に決まっておろうがバカもん。」
男「まあなんだ、死ね。」
女「酷いこというな・・・筋肉奴隷のくせに・・・」
男「死ね。氏ねじゃなくて死ね。」

321 :みつば :2007/01/07(日) 21:39:55.40 ID:b72OFxh8O
>>320
そばばばーん吹いた

322 :せり :2007/01/07(日) 22:09:33.90 ID:6zaB9IXzO
ほしゅーる

323 :VIP皇帝 :2007/01/07(日) 22:33:56.83 ID:6zaB9IXzO
女「米気を感じる」
男「初めて聞く気だな」
女「気にするな」
男「気だけにな」
女「……」
男「……」
女「……皆さんにあやまれ」
男「すみません……」


324 :アンデス :2007/01/07(日) 22:47:03.33 ID:Zsq8O24L0
男「シュー、トランプ持って何してんの?」
女「いくぜ!私のターン」
男「はい?」
女「ドロー!モンスターカード!」
男「いや、それトランプだから」
ちゅ♪
男「!?///」
女「ドロー!モンスターカード!」ちゅ
女「ドロー!モンスターカード!」ちゅ
女「ドロー!モンスターカード!」ちゅ
女「ドロー!モンスターカード!」ちゅ

以下略

325 : :2007/01/07(日) 23:13:57.49 ID:x0Rc1LwQO
なんて数の素直シュール・・・
一目見ただけで分かってしまった・・・・・・
これらはまさにGS・・・
[ ^o^]

326 :一周年記念SS :2007/01/07(日) 23:29:54.20 ID:rY1EFyNV0


「それにしても難しいですね」
「考えてみたら、シューが『女の子が好む物』を好きかどうかが物凄く疑問だしな」

「素直に炊飯器とかはどうなんでしょう?」
「こだわりがあるだろうから、自分の持ってそうだし……釜とか使ってそうなイメージもあるからなぁ」

「プランクトンとか」
「好きそうなのは分かるが、何と言うかそれは、分かりづらいし渡しづらい」

「ワッシャーはどう思います?」
「いい線だと思うが駄目だな。いや、ロックワッシャーなら……」
「それ以前に問題だらけな気がしますけどね」
「……そうだよな。プレゼントってレベルじゃないな」

真剣に考えるほど、逆に本来の目的から遠ざかってる気がするのは何故でしょう。
それを感じているのか、男さんもガックリと肩を落としてます。

「ああっ、分からん。プレゼントらしくてアイツが喜ぶ物が分からんっ!」
「……何をあげても喜ぶと思うんだけどなぁ」


327 :一周年記念SS :2007/01/07(日) 23:30:05.61 ID:rY1EFyNV0
男さんからのプレゼント。
その一点だけで、シューさんは喜ぶと思う。
二人に出会ってから、まだ半年ぐらいしか経っていないけど私には分かる。

――シューさんは男さんが好きだ。

例え半年でも。
二人の友達として今日までずっと二人を見てきた私だから分かる。
相思相愛でありながら、二人はそれを全く分かってないだけです。

恐らく今までは現状に満足していたのでしょう。
男さんの反応を見るのが楽しくて仕方ないシューさんと。
そして、そんなシューさんとの会話を心地良いと感じる男さん。

クールでもない。ヒートでもない。
恋の形は様々だからこそ、こんな形も存在した。
二人の間に流れる穏やかで温かな雰囲気こそが愛の印。

それが誕生日というきっかけを得て、少し形を変えようとしているだけ。
もし二人が結婚したとしても、それが変わる事はないんだろう。
それはきっとシューさんがシューさんだから。


328 :一周年記念SS :2007/01/07(日) 23:30:17.43 ID:rY1EFyNV0
だから、何も心配しなくていいんです。
普段は分かりづらいかもしれないけど。
ギャグだと笑い飛ばしてしまうかもしれないけど。

シューさんは確かに――――男さんの事が大好きなんですよ。

「米か、やはり最後に究極的に行き着く先は米なのか、ラーイスっ!!」

だから、問題なのはプレゼントの内容よりも
むしろ、それに気付いてない事なんですが……難しいものです。

結局、直接言いたい気持ちを抑えて、私は再び一緒にプレゼントを考える事にした。
これは私が口を出す事ではないですからね。例え二人の友達であったとしても。

だって愛し合う二人の未来は、二人が築き上げていくものなんですから。



329 :vNu8cg290 :2007/01/07(日) 23:55:12.26 ID:kqNi4Vjm0
女「ただいま」
男「ただいま」

女「このスレには毎度毎度世話になるな」
男「居させていただけるご厚意に感謝」

男「で、どこから再開だっけか」
女「最後の書き込みは、お前が七草がゆを食べて、
あまりの美味しさに泣き崩れるところだ」
男「泣き崩れてはいないぞ」
女「いらないんだな」


男「もう涙も枯れ果てました。七草がゆください」

330 :vNu8cg290 :2007/01/07(日) 23:57:26.38 ID:kqNi4Vjm0
女「おはよう」

女「……おはよう」

女「……? おはよう」

男「……」
女「おい、どうした。米が喉に詰まったか? 私が昨晩入れ直したのは
背中のはずだが……」


男「……頭いてぇ……」
女「……本当か?」
男「がんがんする……あと、気持ち悪い」


女「これは新しい展開だな」

331 :vNu8cg290 :2007/01/08(月) 00:00:11.73 ID:pmiRUWFv0
女「……どうだ?」
男「……38.9度」
女「風邪か、かなり高めだな」
男「……」
女「よし、私がなんとかしてみせる。お前はここで寝ているんだ」
男「言われなくても寝るよ」
女「起きたら駄目だぞ、間違っても台所には来るなよ?」
男「ああ……行かない行かない」
女「来るなよ、絶対だぞ」
男「ああ、行かない」



女「何故だ」

332 :カリフラワー :2007/01/08(月) 00:01:10.27 ID:h/NVEWqm0
深夜テレショッピング

男「……あー、変な時間に目覚めちまったな。午前3時のショッピングでもするか」(ピッ
女『今回ご紹介するこの商品は』
男「……もう何見ても驚かないからな」
女『ご家庭でエレガントなバスタイムを手軽に演出する、18金仕上げ高級ライオン排水口飾りです』
男「ああ、趣味の悪い浴場とかでライオンの口から水が出てくるあれか」
女『今回は 特 別 に!嘘吐きが手を入れると噛み千切られてしまう“真実の口”機能と、
  米の脱穀・精米・洗浄が一気に行えるという素晴しいお役立ち機能も追加して!!』
男「要らねえよ」
女『お買い得価格!たったの……』
男「もういいや……」(ピッ
女「さっそくだがこの家の風呂につけさせてもらった」
男「……勝手に工事するな。あと突然どっから出てきた」
女「君はTVの中の小人さんを知らない?それと例の商品を今シベリアに試してもらっているところだ」
男「二人してこんな時間から他人ん家で何してる」

333 :vNu8cg290 :2007/01/08(月) 00:02:53.78 ID:pmiRUWFv0
女「あつつ、おい持ってきてやったぞ」
男「……わりぃな」
女「気にするな、調子はどうだ」
男「頭が痛くて……気持ち悪くて……寒気がする」
女「そんなお前にはこれだ。七草がゆ」
男「おお……」
女「この七草がゆにはな、無病息災の意味があるんだ。
食べると今年一年健康でいられる」




男「……遅くないか?」


334 :vNu8cg290 :2007/01/08(月) 00:06:52.96 ID:pmiRUWFv0
女「熱いぞ、気をつけろ」
男「ああ……うん、美味い」
女「そうか、今日は特別に塩を入れてやったんだぞ」
男「ああ、美味いよ……美味い」
女「そうか、泣くほど美味いか」
男「いや、うん。塩なんてどれくらい振りだろう……この草も死ぬほど美味い」
女「別の意味で心配だが……それなら作ったかいがあったというものだ」
男「美味い……美味いって。反則的に美味い」
女「そうか」
男「こんな美味いもんどれくらい振りだ……」
女「そうか」
男「もうほっぺたが落ちるなんてもんじゃねぇよ……」
女「……」
男「美味すぎて美味すぎて――」



女「お前は二度と米飯を食うな」

335 :vNu8cg290 :2007/01/08(月) 00:10:30.67 ID:pmiRUWFv0
男「そう怒るなよ、普段の米も美味しいって」
女「……」
男「お前の血と汗と涙の結晶だろ? 不味いなんて言う奴は
俺がぼっこぼこにしてやるって」
女「……そうか」
俺「あの米は普通の米と全然違うからな」
女「そうか……そうか……分かるようになったんだな」
男「あの後味といい、食感といい、普通じゃ出せねぇよ」
女「……私は嬉しいぞ」



男「この間、お前に隠れてレストランに行ったんだが、
そこのハンバーグランチの米の不味いったらねぇって」
女「二度と食うな」

336 :vNu8cg290 :2007/01/08(月) 00:13:52.58 ID:pmiRUWFv0
男「冗談だって、いつもお前と一緒じゃねぇかよ」
女「……まぁ、そうだな」


男「ふぅ、御馳走さん」
女「もういいのか」
男「三杯も食ったからな、もう満車だ。別の駐車場を探してくれ」
女「そうか、なら私も頂くとしよう」
男「あ……お前そういや食ってないのか」
女「ああ、別に問題ないぞ」
男「いや、一緒に食えばよかったじゃねぇか」



女「一緒に食べて、足りなくなったらどうする」
男「お前反則」

337 :vNu8cg290 :2007/01/08(月) 00:17:42.30 ID:pmiRUWFv0
男「……ふぅ、ちょっと寝るよ」
女「そうか。一秒でも早く治してくれ」
男「……いや、今日は日曜日だし、じっくり治せばいいんじゃないのか」
女「何を言う、昨晩の最後にネタを思い浮かんだと言ったろ」
男「ああ、歴史的快挙だったな」
女「そのネタは学校物じゃないんだ。明日になったら月曜日。
一週間近くも待ってられないだろう」
男「学校なんざサボったってことでいいじゃねぇか、何をいまさ――」



女「お前はいつからそんなに不真面目になったんだ」

338 :vNu8cg290 :2007/01/08(月) 00:21:03.68 ID:pmiRUWFv0
男「でもすぐには治らないぞ。熱が引くには時間がかかる」
女「大丈夫だ。なんとかなる」

男「お前な……そのネタはどれくらいの長さなんだ」
女「……一日じゃ難しいかもしれない」
男「だろう? じゃぁ今から全快しないと無理じゃねぇかよ」
女「じゃぁ全快しろ」
男「無茶言うな」




女「これは小説だ。不可能なんてない」
男「俺、今なら口からビームだせそう、お前に向かって」

339 :vNu8cg290 :2007/01/08(月) 00:24:56.15 ID:pmiRUWFv0
男「もう熱引いた。体の隅々まですっきり」
女「素晴らしい」
男「どう説明するんだ」
女「私の米への愛情が流出して、お前にも届いてしまったと
いうことにすれば自然だ」

男「泣いていいか」
女「朝から泣きっぱなしだな、枯れたらどうする」
男「正直、今なら枯れたい」
女「駄目だ。私が何のために米を作ってると思っているんだ」
男「……味の実験台だろう」



女「……二度と食うな」
男「ごめん、明日から米粒一粒一粒噛み締めながら食うわ」

340 :vNu8cg290 :2007/01/08(月) 00:26:31.54 ID:pmiRUWFv0
女「支度は出来たか」
男「いや、出来たけど。何処に行くんだ」
女「玄関を開けろ」
男「こうか」



男「……なんで野原なんだ。ここは何処だ」
女「今日は日曜日だからな、魔王を退治しに行くぞ」

341 :vNu8cg290 :2007/01/08(月) 00:28:06.06 ID:pmiRUWFv0
男「……」
女「後ろを振り向いている暇はないぞ。魔王は山の向こうだ」

男「いや、俺の持ち物……財布と携帯なんだけど」
女「携帯は使えないな。通貨も違うから財布も無意味だな」
男「戻せ」
女「駄目だ」

男「お前は何を持ってきた」
女「生米だけだ」




男「戻せ」

342 :vNu8cg290 :2007/01/08(月) 00:31:43.55 ID:pmiRUWFv0
男「……」
女「だから後ろを振り返るな、行くぞ」
男「……家がないんだが」
女「山の向こうだ。正確には魔王の部屋の先にある」
男「……」

男「……行くか」
女「おう」

男「このまま向かうのか」
女「いや、素手で魔王を倒すのは難しい」
男「難しいって……出来るのかよ」
女「最初は装備を整えないとな」
男「……どこでだよ」


女「まずは最寄りの村へ行こう。情報収集もそこで出来る」
男「なんでそんなに詳しいんだ」
女「お前はRPGをしたことがないのか? 今時珍しいな」


男「黙れ米ンダム」

343 :vNu8cg290 :2007/01/08(月) 00:34:16.01 ID:pmiRUWFv0
男「結構大きな村……ってか、集落って感じだな」
女「まずは村人に話しかけよう」
男「おう」



女「どうだ」
男「皆、同じ台詞しか言えないらしいな」
女「そりゃそうだ」
男「とりあえず、酒場のマスターに話しかけたら地図くれた」
女「どれだ」
男「これ」




『魔王城への道のり マスターガイド』


344 :あきたこまち :2007/01/08(月) 00:35:14.33 ID:5G5eh71D0
悪い事言わないからコテは外しとけ

345 :vNu8cg290 :2007/01/08(月) 00:36:28.69 ID:pmiRUWFv0
女「よくやった。これがないと話にならないからな」
男「なんか萎えてきた」

女「次は武器屋だな」
男「お、本命か」





男「鉄の剣が3000zだとよ」
女「妥当じゃないか」
男「俺ら無一文だぜ」


女「どこかに宝箱がないか探すんだ」

346 :グレ−プフル−ツ :2007/01/08(月) 00:38:51.78 ID:pmiRUWFv0
女「>>344殿から暖かいご支援だ」
男「他の人と混ざらないようにしようとしたが、
逆効果だったらしい」
女「全体的に見て、コテは印象悪いと思ってはいたがな」




男「おせぇよ。もう10以上書き込んだ後だろうが」

347 :グレ−プフル−ツ :2007/01/08(月) 00:42:06.33 ID:pmiRUWFv0
男「ないぞ、宝箱」
女「なら外に出よう」



男「あった。道端に不自然な箱があるな。しかも鍵すらかかってねぇ」
女「間違いなく宝箱だ」
男「なぁ、もうやめないか。行動してる俺ですらつまんねぇよ」
女「大丈夫だ」


男「13……14」
女「全部で50枚か。50zだな」

男「鉄の剣たけぇよ!! 初期装備で宝箱60箱分かよ!」
女「仕方がない、魔王城へ行くか」

348 :グレ−プフル−ツ :2007/01/08(月) 00:44:10.12 ID:pmiRUWFv0
男「もうめんどくなってきた。なんだよこれ」
女「何がだ」
男「明らかに道が舗装されてんじゃねぇか。モンスターが出る素振りすらねぇよ」
女「有り難いじゃないか。我々は丸腰だぞ」

男「……」
女「……」


男「戻ろう」
女「駄目だ」

349 :グレ−プフル−ツ :2007/01/08(月) 00:46:55.43 ID:pmiRUWFv0
男「着いたな」
女「ああ、魔王城だ」

男「……」
女「……」

男「無理だろこれは。百戦錬磨の猛者ですら近付きがたい
雰囲気バリバリじゃねぇかよ。空暗いし、雷出てるし」
女「大丈夫だ。魔王城に魔王がいるんだ。城は強くても関係ない」
男「……」



女「お前は帰りたくないのか?」
男「あとどれくらいで帰れる」
女「そうだな、20分……いや、15分もかからんだろう」

男「それがお前の余命だ」

350 :グレ−プフル−ツ :2007/01/08(月) 00:49:52.43 ID:pmiRUWFv0
俺「門でけぇな」
女「押そう」

ギギギギ……」

男「失礼しまーす……」


男「あれが魔王かよ。滅茶苦茶強そうじゃねぇか。
ツノ生えてるし、黒いマントはおってるし、何あのでっかい剣」
女「よく見ろ、魔王の足下を」




男「3人……いや4人か」
女「勇者様ご一行だ。我々は観戦するとしよう」

351 :グレ−プフル−ツ :2007/01/08(月) 00:52:31.80 ID:pmiRUWFv0
男「……」
女「……」
男「お、会話イベント終わったな」
女「長かったな」

男「……」
女「……」
男「お、勇者が剣抜いた。すっげぇ、光ってる」
女「無駄な装飾が多いな」

男「……」
女「……」
男「魔王つえー。なんか脇役っぽいの散ったぞ」
女「主人公泣いてるな」

男「お」
女「あ」

男「やっぱりか」
女「主人公の髪型が変わった」
男「魔王死亡フラグだな」

352 :さやいんげん :2007/01/08(月) 00:56:11.08 ID:bfildlG4O
クリリンのこ(ry

353 :グレ−プフル−ツ :2007/01/08(月) 00:56:23.84 ID:pmiRUWFv0
男「……」
女「……」

男「つまんねぇな」
女「魔王可哀想だな」

男「主人公強すぎだろ。さっきまで魔王の取り巻きいたのに」
女「なんか剣から出た光に巻き込まれて見えなくなったな」

男「……」
女「……」

男「あ、終わった」
女「ん」

男「……魔王との会話イベントか。散ったんならとっとと終わってくれ」
女「長くなりそうだな」

男「……」
女「……」

男「終わったか」
女「いや、まだだ。ヒロインが魔王封印のために散るシーンだ」
男「……」

354 :清見 :2007/01/08(月) 01:00:59.48 ID:pmiRUWFv0
男「まだか」
女「まだだ。主人公がヒロインと別れを惜しんでる」
男「女々しい野郎だな。ヒロインの覚悟が分かるんなら
とっとと行けよ」
女「……お、終わった」
男「……」
女「……よし、魔王の城が崩れるぞ。その前に向こうの部屋に行くんだ」
男「やっとか」


男「この扉か」
女「そうだ」



女「ただいま」
男「……」
女「どうだった?」
男「つまんなかった。普通に学校いきてぇ」

女「だろう? 今回のこの話は、学校ネタの重要性をお前に
思い出させることにある。非現実的な話を延々続けられるよりも、
普段の何気ない会話にこそ、真のクオリティがあるんだよ」



男「その台詞が言いたかったのか」
女「そうだ」

355 :清見 :2007/01/08(月) 01:05:14.28 ID:pmiRUWFv0
女「おはよう」
男「おはよう」

女「……? どうした」
男「いや、やっぱ慣れないことはするもんじゃねぇよ。この布団の中での
普通な会話に俺感動したもん」
女「なら、昨日のシュールクエストにも意義があったな」
男「ああ、とりあえず学校行こうぜ」
女「わかった、すぐに朝ご飯の用意をしよう」


男「あ、そうだ」
女「ん」
男「ちょっとこっちへ来い」
女「どうした」

男「……おらおらおらおら」
女「頭が痛いな。今度は私が風邪か」

356 :清見 :2007/01/08(月) 01:08:40.75 ID:pmiRUWFv0
俺「行ってきます」
女「行ってきます」

俺「鍵締めたか」
女「問題ないぞ。完璧に締めた」

男「そういや、お前何で俺の家の鍵を持ってる」
女「お前の鍵をもらったんだ」
男「おかしいだろそれは、早く返せ」
女「駄目だ」
男「何故だ」



女「追い出されたときに戻ってこられない」

357 :清見 :2007/01/08(月) 01:12:30.58 ID:pmiRUWFv0
男「ふぅ、今から本番って感じだな」
女「そうだな」
男「前座にしちゃ、ちょっと長かったな」
女「最後の私の台詞を、昨晩思いついたんだ。言うための前座は何でも良かった」
男「随分適当だな」
女「詰まらなければ詰まらないほど、私の台詞が活きるんだ」
男「そうか」




男「で? なんで教室に誰もいないんだ」
女「今日が成人式で、休日だからだ」

358 :清見 :2007/01/08(月) 01:16:32.63 ID:pmiRUWFv0
男「ただいま」
女「ただいま」

男「なんで言わなかったんだよ。無駄に往復出来るほど学校近くねぇんだぞ」
女「>>357のオチを効果的に使うためだ」
男「正直、実際にやってる側として、死ぬほど詰まらん。これ系の話何度目だよ」

女「じゃぁ何なら詰まるんだ」
男「あー、とりあえずのんびりしようぜ。休みなんだし」


女「わかった。先に部屋に行っててくれ」
男「何かあるのか」
女「台所から生米を持ってくる」

359 :清見 :2007/01/08(月) 01:19:45.66 ID:pmiRUWFv0
男「で?」
女「この米を使って、普段通りの生活を行う事に、チャレンジする」
男「具体的に言うと?」

女「顔を洗うときに米で洗う」
男「……」



男「……顔に米が張り付いて全然洗えない」


女「風呂の湯を米にする」
男「……」



男「密度的に入れない」

360 :清見 :2007/01/08(月) 01:22:07.51 ID:pmiRUWFv0
男「もういい、昼飯にしよう」
女「そう言ってくれるのを待っていたぞ、ほら」

男「これは……寿司じゃないか」
女「凄いだろう?」

男「凄すぎるだろ……」
女「まぁ食べてみるんだ」



男「それにしても、なんで全部イカなんだ?」
女「分かってて言ってるだろう?

361 :清見 :2007/01/08(月) 01:25:55.10 ID:pmiRUWFv0
男「米の上に米なんてお前、前代未聞だよ。たぶん、歴史上初だよ」
女「お前が飽きた飽きたってうるさいからだろう」
男「かわんねぇだろ、結果的に」

女「いや、そのイカの食感に近づけるために、
ねっては乾かし、ねっては乾かしを繰り返してだな」
男「おお……確かにイカっぽいな」
女「だいぶか手間取ったが、なんとか許せる域にまで達した」

男「だいぶか時間かかっただろうに」
女「乾かす時間を省けば、2時間くらいか」
男「いつやったんだよ……」


女「……」



男「ありがとう、全部食べる」

362 :清見 :2007/01/08(月) 01:28:39.02 ID:pmiRUWFv0
男「御馳走さん」
女「お粗末様」

男「それにしても、米だけでよくそこまで出来るな」
女「まぁな」
男「よし、俺にも何か手伝わせてくれよ」
女「駄目だ」
男「何故だ」
女「駄目だ」
男「いや、手伝うくらいいいだろう。邪魔にはならんからさ」




女「私が作ることに、意味があるんだ。お前は食え」

363 :清見 :2007/01/08(月) 01:32:12.50 ID:pmiRUWFv0
男「午後か……やることないな」
女「そうだな」

男「……昼寝でもするか」
女「そうだな」



男「……」
女「……」

男「……眠くはないな」
女「そうだな」

男「外は寒そうだな」
女「そうだな」


男「ここは暖房ないけど、暖かいよな」
女「……そうだな」

364 :清見 :2007/01/08(月) 01:34:53.74 ID:pmiRUWFv0
男「それにしても、昼寝って結構贅沢な話だよな」
女「……」
男「おい」
女「……」

男「……」
女「……」
男「……もう寝たのか。また疲れでぶっ倒れかねんな」
女「……」

男「表情に出ないからな……」
女「……」
男「定期的に無理矢理寝かせんといかんかもしれん」
女「……」


男「……俺も一眠りするか」
女「……」
男「……」


女「……寝たか。今日の夕飯の米シューマイを作らねば」

365 :清見 :2007/01/08(月) 01:37:59.20 ID:pmiRUWFv0
男「おはよう」
女「おはよう」
男「今何時だ?」
女「午後六時だ。もう外は暗いぞ」

男「結構寝たな」
女「ん……ああ、寝たな」
男「凄いぐっすり寝てたが、疲れてたのか?」
女「いや、そうでもないがな」
男「……」

男「……」

男「……今日の夕飯も、米か?」
女「聞いて驚け、シューマイだぞ。これには苦労させられた」



男「……」

366 :清見 :2007/01/08(月) 01:41:28.22 ID:pmiRUWFv0
女「どうだ? 昼のイカとは、また違った食感だろう?」
男「……ん、ああ。これは初めてだな」
女「そうだろうそうだろう」
男「……」

女「どうした。味に問題があったか?」
男「いや」

女「……?」
男「お前さ」
女「どうした?」




男「いつ作った」

367 :清見 :2007/01/08(月) 01:44:57.80 ID:pmiRUWFv0
女「いや、ついさっき思いついてな」
男「ついさっきまで寝てただろ」

女「だから……ああ、小説の特権だ。」
男「……そうか」

女「美味いか?」
男「ああ、有り得ないくらい美味いよ」
女「当然だ」

男「最近、炊いた米だけ、とか無くなったな」
女「お前がそれは嫌だと言うからだろう。だが私なら米を使って
多種多様な料理を再現出来る」
男「いや……普通の米でもいいんだが」




女「いや、最近料理に目覚めたんだ。気にすることはないぞ」
男「……そうか」

368 :清見 :2007/01/08(月) 01:49:02.54 ID:pmiRUWFv0
女「さて、そろそろ寝るか」
男「もうこんな時間か。休日も一瞬だったな」
女「明日から学校だ。情け容赦無いネタの応酬に耐えるためにも、
早く寝るぞ」

男「ああ」

男「おやすみ」
女「おやすみ」

男「……」
女「……」

男「……」
女「……」


男「……おい」
女「……」

男「よし、寝たな」

369 :清見 :2007/01/08(月) 01:54:57.44 ID:pmiRUWFv0
男「さて、予想通り、ご飯はすでに炊かれてるな」

男「えーと……、確か>>102さんが『串刺しにして焼けば五平餅』
とか言ってたな。悪いけど、その案まるまる頂くか」

男「あちち……でも冷ましたらねり難いかもしれん」

男「……、……、……」

男「なかなかっ……それらしくっ……ならないな」

男「……っ……っ……」

男「いや、これはいつまでねるんだろう……」




男「ふぅ……。ただのべたべたのご飯の出来上がり……」

370 :清見 :2007/01/08(月) 01:58:34.75 ID:pmiRUWFv0
男「さて、こいつを串に刺して焼くのか」

男「……」

男「いや、常識的に考えてっていうか、串に刺してもすぐ落ちるぞ」

男「……」

男「……焼いてから刺す、とか?」

男「網……網……いや、うちにそんなもんあったっけ」

男「……」

男「フライパンとかで大丈夫か?」

男「油とかって……ひくんだろうか」

男「そもそも、どれくらい焼くんだ?」

371 :ゆず :2007/01/08(月) 02:00:14.34 ID:pmiRUWFv0
男「うーん、とにかく焼いてみるか。焼けばこのべとべと感もなんとかなりそうだ」

男「……」

男「……」

男「そろそろ裏返すか……」

男「はしじゃ難しいか。しゃもじを使えばなんとか」





男「はい、割れました」

372 :ゆず :2007/01/08(月) 02:02:50.73 ID:pmiRUWFv0
男「おはよう」
女「おはよう」

女「……」

男「お、今日も晴れだな」
女「そうだ……な」
男「昨日は早めに寝て正解だったな。目がぱっちりだ」
女「おう、それは良かった」



男「朝ご飯にしようか!」
女「ああ」

373 :ゆず :2007/01/08(月) 02:05:22.39 ID:pmiRUWFv0
男「今日は俺が作るよ」
女「頼む」
男「……えらく素直だな」
女「当然だろう」



男「ほら、五平餅」
女「これは凄いじゃないか! どうせ炊いた米が出てくるかと思ってたぞ!」

男「いや、炊いた米が朝飯だ」
女「何故だ」


男「見ればわかるだろ、五平餅というなの炭を」

374 :ゆず :2007/01/08(月) 02:10:09.36 ID:pmiRUWFv0
女「美味いぞ」

男「いや、食うなよ。癌になるぞ」
女「本当に美味しいぞ。香ばしくて」
男「いや、だから香ばしいってレベルじゃねーだろ、炭だ、それは」

女「いや、これは五平餅だ」
男「だから食うな! 体に悪――」



女「これは五平餅だっ!!!」
男「……え」

女「こんなに美味しい五平餅は生まれてこのかたお目に掛かったことが
ないぞ。お前がなんと言おうがこの五平餅は譲らん。全部貰う」 

375 :ゆず :2007/01/08(月) 02:13:52.29 ID:pmiRUWFv0
男「……」
女「普段から柔らかい物ばかり食べさせているからな。たまにはこういうのも
欲しいと丁度思っていたところだ」

男「……」
女「いやはや、私は今朝は米飯を出すつもりだったんだがな、
まるで夢のようだぞ」

男「……見てたのか」






女「何をだ」

376 :ゆず :2007/01/08(月) 02:17:12.65 ID:pmiRUWFv0
男「……」
女「……おい、食べ終わったぞ」
男「……」

男「……」
女「まだ小腹が空いてるから、普通の米飯でも食うか」
男「……」

男「……」
女「五平餅に全部使わなかったんだな。ほら、お前も食え」
男「……」



女「泣くくらいなら最初から作るな」

377 :ゆず :2007/01/08(月) 02:22:39.99 ID:pmiRUWFv0
男「……もう、なんて言っていいのか……ぜんっぜん分からん」
女「それは私のほうだぞ。まさかお前が米料理を作ってくれるとは、
ノストラダムスでも予言不可能だ」
男「ありがとう……」

女「だから御礼を言うのは私の――」
男「……」

女「おい、背中に米を米る作戦なら私には効かないぞ。前がボタンで
とまっている服の場合はな、一枚脱げば一掃出来る」

男「……」
女「だから……泣くくらいなら……」


男「その言葉、そのまま返す」

378 :ゆず :2007/01/08(月) 02:27:47.79 ID:pmiRUWFv0
男「行ってきます」
女「行ってきます」

男「鍵締めたか?」
女「ばっちりだ。泥棒も金を置いて逃げ出す」
男「泥棒より欲深いな」


男「……腹、大丈夫か?」
女「ああ、普段より調子が良いぞ」
男「そうか」

男「なぁ」
女「ん」

男「今日は米ラーメンを作ろうと思うんだが」
女「おう」
男「どうすれば麺状になるのかさっぱり見当もつかん」
女「おう」
男「だから、ちょっと手伝って欲しいんだが」
女「おう、まずは炊いた米をだな――」

379 :ゆず :2007/01/08(月) 02:31:17.98 ID:pmiRUWFv0
女「以上だ」
男「死ぬほど疲れた」

女「何より、途中で助言してくれた>>344殿と、PC画面を
珈琲だらけにしてくれた>>352殿、そして最後まで静寂を与え続けてくれた
住人の皆さんに、この上ない感謝を、ここに」

男「本当にありがとう」



女「さて、学校に遅れるぞ」
男「今日はちゃんと学校あるんだろうな?」




女「ほしゅーる ノシ」

380 :びわ :2007/01/08(月) 02:34:47.80 ID:BXgkK/p70
>>379
GJ

381 :願いごと一つだけ叶うのなら :2007/01/08(月) 02:39:01.34 ID:KP3Ikm6r0
男「それでだ。お前がそのデカい袋に入れて引き摺ってきたそれは何なんだ?」
女「自分のことを『私は神だ』とか力説しはじめる痛いオジさん」
シベリア「それは中二病にしても酷すぎます」
男「男は精神的にいつまでも幼いというからな。まあそこは勘弁してくれ」
神「ふもっ、ははひをはへはほ…… (訳: このっ、私を誰だと……」
女「さて、そろそろ開放してやろうか」
神「はぁ、はぁ……まったく酷い目に遭った……」
男「見た目はそれなりに神々しいな」
女「胡散臭さ全開とはまさにこのこと」
シベリア「これならオ○ム真理教の教祖や法○華三法行の代表の方がまだマシですね」
神「そこまで言うか……」
女「という訳で、神ならその証拠を見せてみせろということだ」
神「ううむ、理不尽だが仕方あるまい。女とやら、お前さんの願いを一つ叶えよう」
女「願い?」
男(女のことだから、たぶん米一生分出せとか言うんだろうな……)
女「……うん、決めた」
シベリア「何にしたんですか?」
女「何か悔しいので男の右目だけ一重にしてください」(注: 男は隠れ二重)
男「ちょっと待て」

その後、居酒屋『御来光』にて。

女将「いらっしゃい……ああ、神様、いつもありがとうございます。下界の視察はいかがでした?」
神「……ねえ」
女将「はい?」
神「神の威厳って何だと思う?」
女将「……何かあったんですか?」
神「……ちょっとね。あ、とりあえずいつもの」
女将「はい」

382 :ゆず :2007/01/08(月) 02:45:06.37 ID:pmiRUWFv0
>>381
女将のキャラが素晴らしい
何も聞かずにいつものを出す当たり超GJ

383 :えのきだけ :2007/01/08(月) 02:46:05.28 ID:suaU43Ge0
男「          」
女「言葉に出来ない思い、確かに受け取った」
男「ありがとう」

384 :生しいたけ :2007/01/08(月) 02:51:55.90 ID:c6wTG1URO
>>379
お疲れさん
なかなか良かったが…
これはGSじゃなくてGJだな
アドリブだと変な方向に行っても
気付かないのは仕方がないが、ここは素直シュールスレなんだ

385 :一周年記念SS :2007/01/08(月) 02:54:01.74 ID:yXqjjwGS0


プレゼントをどうするかという問題は解決した。
答えは、分からなければ聞けばいい、というもの。
単純だがこれこそ一番確実なはず。しかし問題はもう一つあった。

俺は、誕生日にプレゼントを渡した後、シューに告白しようと思っている。
だが、これがなかなか難しい事で未だに決意が揺らいでいた。

『実は俺、シューに告白しようと思っている』

シベリアにそう話したのもそれが原因だった。
ウジウジする様な柄じゃないのだが、やはり断られるのが怖いんだ。

「覚悟は出来ましたか?」

けれど、仕方がないだろう?
だってそれは好きだって証拠なんだから。
だから覚悟は――――決めなくてはいけない。

「……ありがとう。お陰でもう大丈夫だ」

最後の迷いは恋の力で断ち切った。

……ちなみに震えているのは怖いからじゃなくて、寒いからだからな?
情けないですねと言いたそうなシベリアの目が、何故かとても痛かった。

386 :しめじ :2007/01/08(月) 03:10:10.02 ID:suaU43Ge0
男「しかし、絵師がいないわりにはレスが伸びるスレだよな」
女「それがシュールクオリティ」
男「ちょっと呼び掛けてみようか」
女「スレ住人の中に、絵師様はいらっしゃいませんか!?
  スレ住人の中に、絵師様はいらっしゃいませんか!?」
絵師「あの、あまり上手くないですが・・・」
女「こけしを描いて下さい」
男「漫画化を頼めよ」

387 :はなの舞 :2007/01/08(月) 03:33:20.70 ID:hT+84uMc0
とりあえずageとくよ

388 :いよかん :2007/01/08(月) 03:43:34.64 ID:Y9hMX3bQ0
おれもageとこう。

389 :くわい :2007/01/08(月) 04:01:31.50 ID:lZz35VuwO
皆寝てる

390 : :2007/01/08(月) 04:02:57.65 ID:yXqjjwGS0
そうでもない

391 :VIP皇帝 :2007/01/08(月) 04:32:46.77 ID:c6wTG1URO
やっと終わったか

392 :プリンス :2007/01/08(月) 04:55:46.65 ID:kRhTWdJV0
女「しりとり開始」
男「シュー、いきなりどうした」
女「退屈は美容の敵なのだ」
男「だったら折角だしもっと正月らしい遊びはどうだ?」
女「ダメだよ、もう正月じゃなくて成人の日なんだから」
男「来年は正月が倍の長さになるのか?その論理だと」
女「当然じゃないか。その為のハッピーマンデーだよ」
男「よく知らんが、そんな理由ではないのだけは確かだと思う」
女「嘘だと思ったら宮澤敏文さんに聞くんだ」
男「誰だそれは」
女「はす向かいに住んでるおじいさん。得意技はほら吹き」
男「聞くまでもなく嘘だといってるようなものじゃないか」
女「可能性を信じて最後まで諦めてはいけない」
男「…いいよもう、しりとりをすればいいんだろう?」
女「うん。……?!」
男「ん?どうしたんだ?」
女「駄目だ、負けた…君はしりとりが強いな…」
男「…何?」

393 : :2007/01/08(月) 05:10:11.10 ID:s7amjnuo0
>>392
男「今回も気づけなかったな…」
女「なんとも言いがたい巧妙なトリック、恐れ入った」
男「多分中の人は色々大変だと思うぞ。凄い技量だよ、全く」
女「そんな>>392に差し入れを持ってきた。どうぞ」
男「……雑煮?」
女「肉なし野菜なし餅あり雑煮」
男「煮込み餅なだけだろそれ」
女「冷凍物ではなく、現地直産のもち米をふんだんに使いました」
男「頼むから妙なところにこだわり持たないでくれ」
女「……」
男「……」
女「……」
男「……」
女「……れ攻めはずるい」
男「いやなら最初から真似しようとかいいだすな」

なんだろう、これ?

394 :はなの舞 :2007/01/08(月) 05:14:16.95 ID:KP3Ikm6r0
便乗してみるか

女「んから始まるしりとりを始めよう。フロン」
男「ンババネ」
女「ネオン」
男「ンゴマ」
女「マクミラン」
男「ンドレ」
女「レシチン」
男「ンビラ」
女「雷管」
男「ンゴロンゴロ」
女「ロン」
男「んんんんん」
女「……んもう!」

395 :393 :2007/01/08(月) 05:14:38.60 ID:s7amjnuo0
>男「多分中の人は色々大変だと思うぞ。凄い技量だよ、全く」
>女「そんな>>392に差し入れを持ってきた。どうぞ」

男「……ミスった?」
女「……多分、中野人は『苦労したんだな。そんな>>ry』と書こうとしたんじゃないかな?」
男「……なんか、地味なミスだよな……」
女「なんだかな……」
男「な……」
女「……」
男「……」

( ゜Д゜ )「なんか、ごめん」

396 :ひよこ+ :2007/01/08(月) 05:17:28.85 ID:yXqjjwGS0
>>393
連携プレー
……あ、また「れ」だ

しりとり縛りなのにGSな二人に感動したwww

397 :ひつじ+ :2007/01/08(月) 05:36:45.72 ID:yXqjjwGS0
リロードし忘れてたけど>>394もGS!
最後の台詞で某新ジャンルを思い出したw

398 :一周年記念SS :2007/01/08(月) 05:38:35.85 ID:yXqjjwGS0


「シュー、あのさ」
「おお、ちょうどいい所で会ったな、マイフレンズ」
「同じクラスでたった今、授業が終わって昼休み、の場面でよくその言葉が出るな」
「君は中々酷い事を言うね。……お客サンにだけ特別でいいモンを持て来たと言うアルのに」

エセ中国人め。アルの付け方に底知れぬ違和感を悔しいけど感じちゃうぞ。ビクビクと。
だが特別などと言うお買い得に見せかけた、高額商品など買わんぞ。
で、でも貴方がそこまで言うなら買ってあげてもいいわよ?
……と、こんな風に壺とか買わされる様なツンデレじゃないぜ、俺は!
ちなみにシューへのプレゼント代を稼ぐのに必死でお金がないだけとか、そういう裏事情は秘密だぜ。

「で、あれか。つまりはそっちも用事があるというのかね?」
「と言う事は、ユーもミーに用があるというのYO!」

エセ米国人め。そこはかとないお米アピールとかしやがって。
語尾をアルファベットにすればいいという程度の考えないんだろう。
これだから、困るよ、最近の若い素直シュールは。
でもそこがいわゆる一つの萌え要素なんだよな、ちくしょう、大好き。

「して、何のようだね。おじさんに話してみなさい」
「いやいや、そっちから話して下さって構わなくってよ?」

「レディーファーストという言葉があってだね」
「なるほど、そして君はピッチャーでシベリアがキャッチャーか」
「そうそう、黄金バッテリーとして有名な二人は甲子園に…………って待て」


399 :一周年記念SS :2007/01/08(月) 05:38:52.02 ID:yXqjjwGS0
シベリアもレディーです。勝手にキャッチャーにしない様に。
確かに女房役という意味では女性的なポジションだけどな。

「……はぁ、話が進まないからこっちの用件を言うとだな」
「実は今回持って来た物と言うのはこれなんだ」

俺の話は見事に無視された様です。
本当にありがとうございました。

「……で、何でチケット?」
「ノンノン、ただのチケットではない。クリスマスチケットだ」

解説を要求する。

「これ一枚で隠れおこ名店のフルコースが食べれる優れものなのです」
「ほうほう」
「しかも混雑するクリスマスにも関わらず、静かな個室で堪能できます」
「おおーっ!」
「そして……何と今なら、一枚で四名様までご案内可能!」

今日のエセ中国人は凄いな。
でも、何でその話を俺に?

「だからこれでシベリアを誘ってクリスマスに食べてきなさい、はい」
「……シューは?」
「ん?」
「四名様まで何だろう? 誘ってくれるのは物凄く嬉しいけど、シューは?」


400 :一周年記念SS :2007/01/08(月) 05:39:13.60 ID:yXqjjwGS0
渡されたチケットにも確かに四名様の文字がある。
しかも、お米の名店でフルコース。
そんな豪華なチケットがまさか無料で配布されてる訳ないし
手に入れる為にはかなりの苦労があったんだろう。それなのに何故?

「残念ながら外せない仕事がありまして」
「……いきなりの話だからな。俺は真面目に気になっている」

こんな話を突然するのだから、それなりの訳を聞かないとな。

「あ、えと……ちょっと用事が出来ちゃって諦めようかなって」

ちょっと用事が? ……何かがおかしい。
俺の頭の中にそんな言葉が過ぎった。
だって、今の発言をシューがすると言う事が意味するのは。

「……何かあったのか?」
「えっ、どうしてそう思うの?」

俺は知らない。シューの事をまだまだ知らない。
でも知ってる事だって沢山あるさ。ずっと一緒だったんだからな。

だから、お米が大好きなシューがこんなにすんなりと受け入れているのはおかしい。
何よりも米を愛しているというのに、諦めるなどという選択肢をこうも簡単に取る訳がない。

つまり、これだけのチャンスを逃してまでもしなければいけない事が今のシューにはある。
愛しているものを捨ててまで、選ぶ重要で重大な事とは一体なんだろうか。それが知りたい。


401 :一周年記念SS :2007/01/08(月) 05:39:30.20 ID:yXqjjwGS0
「だってさ、俺がずっとこの一年間、一緒に過ごしたシューという女性は……」
「……」
「俺が大好きなシューは、そう簡単にそんな事は言わない」

たかが米の事で何を、と思われてもいい。
何があっても米に対しては真摯であり続けたシューがそう言ったから。
だからこそ俺は何かあったのではないかと、心配なんだ。

「……男さん。今、大好きなシューって言いましたよね?」
「シベリア、悪いけど邪魔しないでくれ。これは真剣な…………え、何だって?」
「大好きなシュー、と言いましたよね。いえ、確実に言ってました」
「……へ?」

ちょっと待て、何を言ってるんだ、俺。
そして教室の盛り上がりようは何だ。
あっちこっちで騒いで、俺とシューの事を見てるぞ!?

「い、今のって本当……?」
「それはつまり『大好きな、の部分は本当か』という問いでしょうか?」
「い、イエス」

こんな状況で新たに知ってしまった。
慌てるシューの表情と……それがとても可愛いという事実を。

ええい、もうこうなったらどうにでもなれだ。
順序など知るものか。断られる恐怖など米粒以下に圧縮してやる。

「ここ数日、シベリアに協力してもらって誕生日プレゼントの準備をしていた」
「……そ、そうなの!?」


402 :一周年記念SS :2007/01/08(月) 05:39:45.91 ID:yXqjjwGS0
「そしてプレゼントを渡した後に、告白しようと思っていたが、つい先ほど口を滑らしてしまいました」
「……うん」
「だから、というのも変だが今、告白しようと思う」

周りの目線はもう気になっていなかった。
見つめる先にあるものは、俺を見つめ返すきれいな瞳だけ。
つぶらで、真っ直ぐで、それが俺だけを見ている。

さっきから心臓の音がうるさくてたまらない。
少し黙れ。酷かもしれないが俺が今から大切な事を言うから。

――――強い想いは勇気に変えて。


「俺はシューが大好きだ」


一片の曇りもない、俺の本当の気持ちを伝えた。




「…………っ!!」

な、泣かせてしまったのか?
この胸に飛び込んできたシューを抱きながら思う。
ああ、そうかこれは当たり前なんだ。シューが泣いているのを見て、急に冷静になれた。
シューからすればみんなが見てるこんな所で突然そんな事を言われて、辛い訳がない。

「私も……私も大好きです」

403 :一周年記念SS :2007/01/08(月) 05:39:58.28 ID:yXqjjwGS0

そうだ、俺は馬鹿だ。
シューだって俺の事を…………待った。今、何と言った?

「私も君の事が大好きです」
「……な、何ぃ!?」

これはこの場を和ますシューなりのジョークか何かなのだろうか。

「相思相愛ですね、お二人さん!」

他の人に混じって、笑顔でこちらに野次を飛ばしてきたのはシベリアだった。
多分、純粋に喜んでくれているのだろう。それだけに何も言い返せない。

「……君のせいで、ずっと君とシベリアが付き合ってるんじゃないかと思ったじゃないか」

俺とシベリアが!?
その言葉でハッと気付いた。あの赤飯のおにぎりの意味に。

「だったら、応援するしかないじゃないか。シベリアが相手なら……諦めるしかないじゃないか」

そして、クリスマスチケットを俺に渡した訳にも今なら分かる。
シューは勘違いで行きたくて堪らない筈のお店を諦め
俺とシベリアの為を思って、このチケットを渡そうとしていたのか。

あれほどまでに大好きだと言っていたお米の店だというのにも関わらずそうしようとした。
という事は、もしかするとそれはつまり、シューにとっては俺とシベリアはお米よりも――――。

404 :一周年記念SS :2007/01/08(月) 05:40:14.45 ID:yXqjjwGS0

「だから、この抱きつきは今までの分の仕返し」
「……こんな嬉しい仕返しなら何時でも歓迎だ」
「仕事と米、どっちが大事なの、って言われても私は米を取るからね?」
「……米か俺かなんて質問はしないから安心してくれ」

俺だって米は大好きだからな。
だって、俺とシューとの関係は米から始まったのだから。
米がなければ、俺はシューに出会えなかった。

初めて交わした言葉は今でも覚えてる。「突然なんだが、米」だぜ?
いきなりそう言われて俺は何と言えばいい。
結局、その時はシューに何も返事出来なかったさ。

けれど、きっとその日から、その瞬間から惹かれていたんだと思う。
ただ純粋な意味での興味だと思っていたけれど
日に日に彼女の事をもっと知りたいという想いは膨らんで。

そして、ついに俺は辿り着いたんだ。
俺の事を好きだという彼女の気持ちに――――。



405 :いたち♀ :2007/01/08(月) 06:20:36.75 ID:trMQQ7oW0
女「ぎぃ〜ん〜のりゅ〜うの〜せにぃ〜のぉおって〜」
男「…本気で似てるし歌もうまいから頼むからやめてくれ」
女「…」
男「怖い」
女「……」
男「…ごめn」
女「は〜こ〜んでいこう〜」
男「やれやれだぜ」

406 :かえるさん♂ :2007/01/08(月) 07:34:14.49 ID:NGtu0s2s0
>>384
亀ですがハゲドー

407 :ふんころがし♀ :2007/01/08(月) 08:56:12.61 ID:aC66myeL0
穂種

408 :とんぼ♂ :2007/01/08(月) 08:57:33.70 ID:NGtu0s2s0
店員「いらっしゃいませー」
シュ「いらっしゃいませー」(棒読み)
男「…」
シュ「…」
男「…なにやってんの?」
シュ「店員」
男「…」
シュ「…」
男「…」
シュ「…のふり」
男「…」
シュ「…」
男「…帰ろ?」
シュ「…うん」

409 :VIP皇帝 :2007/01/08(月) 10:26:48.88 ID:svj6n5VRO
男「…………」
女「…………」
男「……なぁ、質問していいか」
女「どうした」
男「なんで天井にへばりついてるんだよ」
女「もち米が固まって離れないからだ」
男「もち米?」
女「うむ。もち米で遊んでいたら、ついハメを外してしまってな」
男「そうか。粘って楽しいもんな、もち米」
女「だろう?しかもこれは私の作ったもち米。楽しくならん方がおかしいというものだ」
男「ははっ、だよなー」
女「ふふっ、だろう?」
男「……全然つっこめなかった」
女「さて、そろそろ降りたいのだが」
男「何なの?どこからつっこむべきなの?」
女「おーい、頭を抱えてしゃがみこんでないで手伝ってくれないか?」
男「大体シューが凄いの?それともあの米が凄いの?」
女「なぁ、トイレに行きたくなってきたんだが」
男「あっ、シューがあの米作ったんじゃん。うわっ、シューすげー」
女「早くトイレに行きたいんだが…」
男「いや待て、確かにすげーよ。確かにすげーんだけどさ…」
女「話を聞けー」
男「でも世の中にはそれで済ませちゃいけないことがあると僕は…」
女「もーれーるー」


410 :イルカ♂ :2007/01/08(月) 10:36:40.47 ID:KwVPctEn0
>>404
確かもうちょっと続くんだよね……?
レス番もあいまって少し不安だけど
待ってる

411 :アイガモ♂ :2007/01/08(月) 11:43:47.62 ID:kRhTWdJV0
女「えーはいっ、それでは次のおはがきでーす」
男「…はがき?」
女「じゃーん」
男「お、本当に葉書…って何故かじりつく!」
女「こm…」
男「白いけど米じゃない」
女「葉書農家の人に感謝して、いただきます」
男「その精神は素晴らしいが残念ながら葉書は作物ではない」
女「穀物」
男「読む気がないんなら貸しなさい、代わりに読んでやるから」
女「食べるなよ?」
男「食べないよ…どれどれ、えー、この前は素敵なお手紙ありがとうございます」
女「とても美味しかったです」
男「楽しみにしていたお返事が届いて、とても嬉しく思いました」
女「嬉しさ余って、つい手に取るなりまるかじりしてしまいました」
男「申し訳ないのですが、聞きたいことがあるのです」
女「さっきの手紙の御用はなぁに?」
男「…。」


412 :うさぎ♂ :2007/01/08(月) 12:31:48.74 ID:NGtu0s2s0
リカちゃん人形の髪のにおいがする

413 :アイガモ♂ :2007/01/08(月) 12:40:44.82 ID:kRhTWdJV0
女「君は3秒後に、『シュー、好きだ』と言う」
男「…」
女「…」
男「…」
女「…まだ?」
男「あ、命令形だったんだそれ」

414 :かも♀ :2007/01/08(月) 13:35:28.74 ID:S1wyFZQGO
ほしゅっ

415 :一周年記念SS :2007/01/08(月) 14:49:22.07 ID:dxNJn/1v0


三人で過ごすクリスマス。
そこには相変わらずな俺たちがいた。

「い、いいか皆の衆。取り乱すでないぞ。『初めてなのね。うふふ、可愛いわ』と思われたら負けかなと思ってる」
「台詞に若干のいかがわしさがあるのはデフォルトなのか。どう思う、シベリアよ」
「まあ、シューさんですからね。あ、それから皆のシューではなくて男さんのシューですよ?」
「……君もか、君もなのかシベリア君。こうして常識人は俺だけになってしまうのか」

ほら、例え店内でもこんな風に何時もと変わらない光景が。
……というか、シベリアはパワーアップしてないか?
純粋無垢ないい子だったのに、どうやら俺をからかうという事を覚えたらしい。

「さあ、今日は待ちに待ったライスポーリー。遠慮せずに食べてねー」
「しかし本当にいいのか? あのチケット、高かったんだろう?」
「ただで食べさせてもらうというのは、やっぱり……」
「む、君たちはまだそれを言うかね。四名様までご招待だというのに」

確かにお願いはされたのだが、いざ目の前にこれだけの料理が並ぶとな。

「二人が私のお願いを聞いてくれるというのが一日早い誕生日プレゼントなんだから、野暮は言っちゃだめー、フツーにだめー」
「ん、そうだったな。じゃ、ありがたく頂こうか」

「……ところでこんな時間に私達だけで外食なんて大丈夫なんでしょうか?」
「こんな事もあろうかと、姉さんが待機してるから問題ない」
「お姉さんなんていたのか。でも、姿が見えないんだが?」
「そりゃあ、別室で彼氏さんと今頃お楽しみでしょうから。いい意味で」

416 :一周年記念SS :2007/01/08(月) 14:49:49.69 ID:dxNJn/1v0

言葉の端々にまた若干のいかがわしさがある様な気がするのだが。

「……それに、今日は三人だけがいい」
「シューさん……」
「一年間本当にありがとうございました。不束者ではありますが、どうかこれからもよろしくお願いします」

完璧なまでのジャパンカントリースタイル、DOGEZAだった。
それは、目の前の光景が信じられなくなるほどに美しかった。

「よし、じゃあ頂きますの呪文を唱えるよー」
「……」
「MP0でも大丈夫。食べ物が美味しくなるという、誰でも使用可能で素敵な魔法なんだぜ?」
「……」
「あ、あのー、私のメッセージ届いてますか?」

少し慌てるシューの前で、シベリアと俺は完全に硬直していた。

だって、そうだろう?
さっきのアレはシューのこれまでの想いの全てが込められた一言なんだから。
そう、さらっと聞き流すなんて真似が出来る筈がない。

「男さん、時間もちょうどいいみたいですし、ここは一つ」
「……そうだな。では、しばし待て、お二方」

417 :一周年記念SS :2007/01/08(月) 14:50:05.39 ID:dxNJn/1v0

クリスマスがもうすぐ終わる。
白ひげ蓄えたお爺さんと赤鼻のトナカイが飛び交う魔法の夜が、あと少しで終わってしまう。

――――けれど、まだ終わりじゃない。

魔法はまだ解けない。
むしろ、ここから始まるんだ。
そう、俺たちはもう一度魔法にかかるのだから。

サンタだけが魔法を使えると思ったら大間違いだと教えてやろう。
本当は、全ての人間は魔法を使えるんだ。
ただ、その素晴らしさに普段は中々気がつかないだけ。

頂きますは素敵な魔法。
そんな事をはっきりと言えるシューとこの一年、共にいたからこそ俺はその事に気付いたんだ。

では、これから大魔道師の誕生日を祝うとしようか。
俺たちに幸せの魔法をかけてくれる――――シューという大魔道師の誕生日を。



418 :けむし♀ :2007/01/08(月) 15:19:07.54 ID:lZz35VuwO
女「イオナズン」
男「帰れよ」

419 :とんぼ♀ :2007/01/08(月) 15:33:30.49 ID:dxNJn/1v0
女「しかし、MPが足りない!」
男「まあ、そうだよな。結局はそういう事になるもんな」
女「……」
男「イテッ、何故殴る!? 痛い、痛いって、止めてくれっ!」
女「いや、『ばくれつけん』ならMPがなくても大丈夫かなと」
男「……OK、それは俺の『とびひざげり』を食らいたいと言う事だな」
女「……『あまい息』」
男「あー、む、むず痒いからそれは止めろーっ!」
女「ふー、ふー」
男「……ちくしょう、何だか少しだけ嬉しい自分が嫌だ」

420 :一周年記念SS :2007/01/08(月) 16:08:07.50 ID:dxNJn/1v0


「さっき、男と何を話してたの?」
「恋する乙女としては気になってしょうがない、という訳ですね」
「……否定はしないけど、私は最近シベリアが悪い子になった気がする」
「無知な私が悪いとはいえ、散々騙されてきたので少しばかりお礼がしたくなったものでして」

くそぅ、おでこ怪獣シベリアめ。
さては調子に乗っているな。でも今日は機嫌がいいから許す。
だって、目の前に広がるのは米々天国だからねっ!

……それに、何よりも今日は二人が私の為にいてくれるのだから。
未だに、男とシベリアを見ていると少しだけ不安になってしまうのは反省しなければいけないけど。

「そうですね、確かに私は男さんが好きです」
「……ふぇ!?」

そ、それはつまりドロドロ泥沼バミューダトライアングル?
BさんとCさんが親友という、あまりにも王道な三角形。

「同時にシューさんの事も好きです」

私と男で二股!?
い、いけないぞ、君だけは常識人でいて欲しかったのに両刀使いなんて属性を持ってしまっては。
しかし偏見はよくない……でもっ……いや、けれどシベリアになら…………。

「……シューさん?」


421 :一周年記念SS :2007/01/08(月) 16:08:21.60 ID:dxNJn/1v0
ううっ!?
ならぬっ、近づいてはならないのだ、シベリアよ!
し、静まれ……私の心よ……動揺を静めろ!!

だ、だから顔を覗き込んじゃ駄目だって。
私には男と言う大事な人がいるんだからねっ!?

「何故でしょう、今私は物凄い勘違いをされている気がします」
「あれ、そういう展開じゃないの?」
「あくまで友達と言う意味でです。日本の文化の一つとして、興味がない訳ではありませんけど……」
「……何と言うか、君から、悪いお友達に影響を受けてるかわいそうな子のオーラが出ている」
「確かにシューさんから受けた影響は大きいでしょうけど、悪い友達なんかじゃない事は絶対です」

そういってもらえると嬉しいかな。
当たり前だけど、私色に染まり始めてる事じゃなくて、「絶対です」と言ってくれた事が。

「いい機会なのではっきり言うと、始めから二人の関係は分かっていたので恋愛感情が湧いた事はありません」
「……ほんの少しも?」
「む、それを聞かれると少しは。でもそれ以上に大切な友達としてみています」
「本当に?」
「八百万の神に誓いましても、この身にやましき事はただの一つもございませぬ」

この世に生まれてから今までの人生の中で、一番巫女装束が欲しいと思った瞬間だった。
これは不味い。シベリアに惚れ直したかもしれない。


422 :一周年記念SS :2007/01/08(月) 16:08:33.51 ID:dxNJn/1v0
「分かって頂けましたか?」
「そうだね、今度一緒に我が家に来ようね。大丈夫、衣装はこっちで用意するから」
「衣装?」
「ちょっと厳しいかもしれないけど……それでもクー姉なら、クー姉ならきっと何とかしてくれる」
「……ロシア人もびっくりの凄まじい寒気がするのは何故なんでしょうか」

似合うと思うのだが。
日本人もびっくりの素晴らしい巫女が誕生すると思う。

……ん、誕生?
部屋の時計を見てみると、短い針が12を指していて、長い針がそれを追い越していた。

「……話を大本まで戻すと、私は男さんにある物を取りに行く様に頼んだんです」
「ある物?」
「何だと思います?」
「何でしょうね」
「ヒントは先ほどクリスマスが終わった事」

自惚れてもいいのだろうか。
だって今日は私の誕生日なんだから。


423 :一周年記念SS :2007/01/08(月) 16:08:48.75 ID:dxNJn/1v0
二人が来てくれた。それだけのプレゼントで大満足だった筈の心が揺れ動く。
欲張りだと思っても、無意識に期待してしまう。もしかして、と考えてしまう。

「さっき、『頂きますは素敵な魔法』って言ってましたよね?」
「……さり気なく言ったのに聞いてたのね、君」
「そういう事を素直に言えるシューさんが私は好きです」
「あ、ありがとう」

「そして、今日はシューさんの誕生日」
「……」
「大切な人が生まれた日を、大切な人と祝える。それは私にとってクリスマスにだって負けない素敵な魔法の時間なんです」
「……は、恥ずかしい台詞禁止っ」
「ふふっ、そういう訳でアレを用意したんです」

見計らったかの男が笑顔で帰ってきた。
その手に持っていたのは、炊いたお米の様に真っ白なケーキだった。



424 :きりん♂ :2007/01/08(月) 16:50:05.22 ID:5G5eh71D0
終わりですかい?

425 :くじゃく♀ :2007/01/08(月) 16:55:27.15 ID:dxNJn/1v0
ごめん、メール欄じゃ分かりにくいよね
終わる時は「終」じゃなくて、「完」をつける
ちなみにあと2話で終わる気がする

勘違いかも知れないけど、邪魔しないように待ってる人がいるんだったら
無視してどんどん書いてってくれ。もう少し時間がかかりそうだしね


426 :ぶた♂ :2007/01/08(月) 16:57:08.37 ID:dNzh8UId0
全9話「ぐらい」という所がシュールクオリティー
完結したのかわからんが、充分すぎるほどGS!

427 :ぞう♀ :2007/01/08(月) 16:59:27.40 ID:5G5eh71D0
おk楽しみにしてる
感想は完結してからにする

428 :あしか♂ :2007/01/08(月) 17:39:30.39 ID:WRmm8wocO


429 :ひぐま♂ :2007/01/08(月) 17:54:55.00 ID:KwVPctEn0
待っている
だがシンデレラ、鐘が鳴るまであと3時間だ

430 :一周年記念SS :2007/01/08(月) 18:01:10.64 ID:dxNJn/1v0
10

「しっかし、こんな時間にご飯も食べず、先にケーキ出すのは間違いだらけだと思うのだが、その点どう考える?」
「誕生日特性ライスケーキを、シューさんが満腹で食べられないなんて事態になるのは避けたいですから」

まさかこれは店長が誕生日の人だけに作るという幻の裏メニュー!?
米は別腹とは言わないけど、米があればご飯3杯はいけるという
無限ループ発言をした事のある私にとっては、これはまさに脱出口。奇跡の方程式。

「ほら、ロウソクもちゃんと用意しといたぞ」
「じゃあ、電気消しますねー」

暗くなった部屋の中でゆらゆらと揺れる炎。
その向こうには男とシベリアがいる。そして火の下にはライスケーキ。

「……今更な発言で申し訳ないんだが、これって恋人と過ごす初めての誕生日って奴だよな」
「クリスマスに関しては何も言わなかった件について」
「それも確かに大切な日ですけどね。でも、今日はもっと特別ですから」

――ああ、こんな幸せが。

「俺にとっては、恋人たちの為の日よりも」
「……うん」
「シューが生まれて、そして出会った今日という日の方がさ。……大切なんだ」
「そう、ストレートに言われるのは……苦手なんだけどな」
「俺らしくないか?」
「振り回されるのは慣れてないというか……いや、台詞がカッコいいのは君らしい」

――こんな幸せな日が私に訪れようとは。

431 :一周年記念SS :2007/01/08(月) 18:01:29.48 ID:dxNJn/1v0

「ん、私は君が好きだ。今はっきりと言おう。私と付き合ってくれませんか?」
「……そうか、あの日は結局、細かい話はうやむやになってしまったんだったな」

「それはつまり、私と付き合うという事は細かい話だと言うなのか?」
「な、何よりも大事なのは二人が愛し合ってるという事実なのだよ、ワトソン君」

「事実は確認されてこそ現実になるのだよ。その点、君は勉強不足だったな、明智君」
「その確認とは?」

幸せ分満タンの私はもう止まらない。
これでもクー姉と同じ血が流れているのだから。

「手を繋ぐ、抱擁、接吻、性交などが一般的とされているそうだ。そうだよね、シベリア?」
「ふぇ!? ええ、そうですね。……ただ、最後の一つは流石に二人きりの時だけにして下さい」

クー姉に習った通りに言ってみただけなのだが、そうか、駄目なのか。
我が家では父に続き、2番目の常識人だと思っていたのに騙された。
自分の想いは真っ直ぐ相手に伝えるのが大切だと教わったのだが。
しかし、今の私がその程度で恥ずかしがるとは思わないで頂きたいな。

「という訳で、許可も下りた。では、早速抱きしめてくれ」

両手を広げポーズ。これも姉から伝授された技だ。
例え常識人でなかったとしても私はクー姉が好きだからな。
教わった48の殺人技は大切に使わせてもらおうと思う。
姉曰く、これで意中の相手を萌え殺しだそうな。効果は絶大らしい。


432 :一周年記念SS :2007/01/08(月) 18:01:40.04 ID:dxNJn/1v0
「……自分から、というのは初めてだからな。かなり緊張してるぞ、俺」

こちらまでやってきた男は胸に手をあて、深く呼吸していた。
うん、何だか可愛い。

「……これで、いいのか?」
「んー、許可が出たのはもう二つあった気がするなぁ」
「それは欲深いんじゃあないでしょうか」
「自分の欲望に素直なだけですよーだ」

ご飯を食べなければ、死んでしまう様に。
私には君がいないと駄目なんだ。

君の見せる色んな表情が楽しみでしょうがなくて。
だから君を惑わせて。けれど何時も最後は優しく受け入れてくれる君をもっと好きになり。

「……シューって、思ってたより小さいのな」
「私は君の手は温かい事を今知った」
「……ちなみに、恥ずかしながら照れてて火照ってるだけだったりする」
「で、最後の一つがまだな訳なのだが?」

シベリアと君が会話しているのを聞いて、ついにはっきりと分かった。
私がこれまで以上の関係を強く求める程に、君を大好きだと言う事が。

「し、シベリアが見ているんだが?」
「許可は貰ったんだけどなー。ねー、シベリア?」


433 :一周年記念SS :2007/01/08(月) 18:01:51.22 ID:dxNJn/1v0
「はいはい……もう既にこっちが恥ずかしくなってくるほどのレベルなのでお好きにどうぞ」
「シベリアよ。に、日本にはだな。簡単に諦めてはいけないというネバーギブアップの精神が……」

「思いっきり横文字じゃないですか。男さん、諦めが肝心と言う言葉を知らない訳ではないですよね?」
「……むぅ、君は私とキスするのがそんなに嫌なのか?」

そう、だからこそ不安なんだ。
今でも、君が本当に私を好きなのかどうかが信じられない。
大好きだと言う言葉はもらったけれど、もっと行動で示してほしい。

「……嫌じゃない。むしろ、そうしたい」
「だったら、何で?」
「……怖いんだ」
「怖い?」

それは恋に溺れる事が、なのだろうか。
私はまだまだ君の事をよく知らない。
だからこそ、もっともっと知りたいんだ。その胸の内を。

「望んでいたのは確かなのに、俺は今までの関係が変わる事が怖い」
「……今までの関係?」
「ああ、今までの騒がしくて、滅茶苦茶で、振り回されて、時には迷惑だとも思うようなシューとの毎日」
「……」
「けれど、何よりも楽しかったあの時間が無くなってしまいそうで怖いんだ」

何だ、そんな事か、とは思わなかった。
私が不安を抱えている様に、君もまた不安を抱えている。
同じ気持ちなのだから、君が本当に悩んでいるのはよく分かる。


434 :一周年記念SS :2007/01/08(月) 18:02:01.77 ID:dxNJn/1v0
けれど、私にはそれを怖いと思わない理由がある。

「……突然だが」
「いきなり何を言って……」
「……」
「……」
「私は米よりもパンが好きだ」
「……へ?」

「さて、どう思う」
「明らかに嘘だ。ましてこのお店で言う事じゃないぞ」

「はい、それはずばり何故でしょーか。手元のフリップにお書き下さい」
「俺の手はしっかりとシューに握られてるのですが」

「では、ボタンを押した方からの回答という形式にさせて頂きます」
「……小学校の通信簿に人の話を聞かないって書かれただろ、お前」

君も気付いてないだけで、分かってる筈だよ。
ずっと一緒にいたのだから、この一年間を共に過ごしたのだから。

「じゃあ、言ってみて。答えられるのは一回だけだけど、君なら分かるよね?」

――――だから、きっと君は。

「だってシューが米よりパンを好きな筈がない。シューはシューなんだから」
「その通りだよ。私は私で、それはどんな時も変わらない…………変わらないよ」

435 :一周年記念SS :2007/01/08(月) 18:02:11.83 ID:dxNJn/1v0
正解してくれると信じてたよ。
でもシベリアはもっと早くからその事を分かってたみたい。
恥ずかしさの頂点を通り越したのか、こっちを見てニヤニヤしてるし。

けれど、正解者には商品をあげないといけないのが決まりなんだよねっ!

「という訳でご褒美のキスを」
「え!? ……ん、んんっ!?」
「ん…………んぁ……」

あ、これは中々病み付きになりそうだ。
クー姉が説いていたキスの素晴らしさも今なら分かる気がする。

「……い、いきなり何をするかね、君は!」
「まあまあ」
「初めてだったのに……」
「あは、奪っちゃった♪」

ちなみにこういう時も習った人差し指を口につけるポーズは忘れていない。
数ある殺人技も中には相手によって効かないものがあるそうなので「色々試してみるといい」とは姉の談。

「……でも、ありがとう。おかげでもう怖くはない」
「それはよかった。じゃあ、今度は許可を貰った分のキスを……」
「ご、ごほんっ!」
「そうだったな、では早速……」


436 :一周年記念SS :2007/01/08(月) 18:02:31.62 ID:dxNJn/1v0
「……二人とも小学校の頃、通信簿に人の話を聞かないって書かれましたね?」
「咳払いは話とは言わないよ?」
「そうだぞ、言いたい事があるならはっきりと言葉や行動にしないとな」
「……男さんはともかく、シューさんが正しい事を言っている」

失礼な。普段も7割方は本当の事を言っているというのに。
まあ、シベリアにとっての7割と私にとっての7割が同じとは限らないけど。

「何もないのなら、再開して……」
「ああっ! だからですね、私が言いたいのはっ!」
「働いたら負けかなと思ってる、とか?」
「同情するなら金をくれ、かもよ?」

うむ、駄目人間扱いされてガックリと肩を落としてる姿も中々良いのぅ。
しかし、それでもまだ粘りますか。仕方ない、そこまでするなら聞いてあげよう。

「で、何が言いたいの?」
「ケーキのロウソクがもうかなり溶けきってしまってるんですよっ!」
『……な、なんだってー!!』

その声は見事なまでに重なったのだった。
まるで息の合うカップルを祝福するかの様に、ね。



437 :一周年記念SS :2007/01/08(月) 18:10:55.92 ID:dxNJn/1v0
11

「数々の困難を乗り越え、私達は今やっとここまで辿り着きました」
「……本当に申し訳ない」
「今も反省はしていない」
「待て、お前も一緒に反省しなさい」
「……いえ、もういいんです。こうして用意し直せたんですから」

「なあ、シューよ。これって禁句なのかも知れないが、シベリアのおでこが広いのって……」
「皆まで言うな、男よ。苦労人の彼女にその事実を告げるのは残酷でしかない」
「……全部聞こえてますよー。うぅ、もうウォッカをやけ飲みしたいよぅ」

「……何か、シベリアがシベリアじゃなくなり始めてる気がするんだが」
「それは禁則事項だぞ。あんまり喋りすぎると、情報操作されるから気をつけた方がいい」

「はいはい、その話はもう止めて下さい。ほら、火もつけ終わりましたよ」
「じゃあ、電気消すぞー」

「それでは火を消す前にみんな一言ずつ何かを言いましょうか」
「そうだな、折角の誕生日なんだからな」
「今度はロウソクが溶けない様に手短にねー」
「……原因の一人がいうのも何だが、お前が言う事じゃないだろう」
「まあまあ。さて、まずは私からですね」

「シューさん、お誕生日おめでとうございます」
「うん、ありがとう」
「そしてこれからも宜しくお願いします。あと、男さんとお幸せに!」
「大事な友達のお願いを無視したりはしないよ。……本当にありがとう」
「いえいえ、頑張って下さいね」

438 :一周年記念SS :2007/01/08(月) 18:11:06.86 ID:dxNJn/1v0

「次は俺だな。まずは誕生日おめでとう」
「ん、ありがとう」
「出会ってから今日で一年。めでたく付き合う事になった訳だが……これからも宜しく頼む」
「つまり、これまで通りの感じで君を振り回していけばいいと」
「……お手柔らかにお願いします」

「最後は本日の主役、私。まずは誕生日おめでたい」
「間違ってないがそれは自分で言う事なのか?」
「こうして二人が来てくれた。お祝いの言葉とケーキまで貰った」
「……」
「それがめでたくない訳ない。だから私は素直に宣言したまでだよ」
「何だか、照れますね……」

「……本当に、本当に感謝してる」
「ま、まあ友達として、そして恋人としての当然の行動だ」
「あ、男さんも照れてるんですね」
「……仕方ないだろう、こういうのは苦手なんだ」

「諸君、この一年は最高だった。だからこそ私は最後にこの言葉で締めたいと思う!」
「……」
「……」
「……」
「……」
「……」
「米!」

「待て! いいのか、それで!?」
「だってさ、もうお腹が空いてしょうがないの! さっきから米の香りが食欲をそそるの!」


439 :一周年記念SS :2007/01/08(月) 18:11:25.29 ID:dxNJn/1v0
「えーっと、まあシューさんらしい締めで良いじゃないですか」
「でも、普通はこれからの一年間も宜しくとか言う場面な気がするんだが」
「普通?」
「そうだったな、シューに普通という言葉を使う事が既に間違っていた。……それに、な」
「ふふっ、はい」
「じゃあ、火を消すねー」

ロウソクの火に向かって、優しく息を吐くシューは笑っていた。

――普通。
確かにそれが普通かも知れない。

けれど、シューは既に感じ取っていた。
何も言わなくとも、二人はもうその事を分かってくれている事を。
そして、これから始まる一年間もまた、きっと今までに負けないほどの素敵な一年になるという事を。

だからこそ、シューは何も言わずとも笑ってくれる二人が大好きで堪らないのだ。

「Happy birthday!」

こうして素直でシュールな彼女は、また一つ大人へと成長していく。
ただ、そこにある温かな空間だけは、彼女達がいくつになっても変わる事はないのだった。



440 :ヤンバルクイナ♂ :2007/01/08(月) 18:15:49.32 ID:YgcTyKkB0
ここって何の前ぶれもなくどかんと伸びたり、不可思議なまでに過疎ったりの差がでかすぎるよなwww

441 :ライオン♀ :2007/01/08(月) 18:19:46.94 ID:8N3QYIdW0
ちくしょう!
GJすぎるぜ!ちくしょう!

442 :やぎ♂ :2007/01/08(月) 18:23:23.34 ID:dNzh8UId0
おもわずリアルタイムでまとめてしまったぜ!
GJ&GS!

443 :イノゴン♀ :2007/01/08(月) 18:55:53.37 ID:Y9hMX3bQ0
一シュー年記念SSがすげえ良かった! ありがとうすごい人!

444 :まむし♀ :2007/01/08(月) 19:03:20.22 ID:KwVPctEn0
1%の萌えを1000倍濃縮そのままドン、みたいな
傍から見ているシベリアの気持ちが良くわかるよ
うん、面白かった。GS!

445 :わらじむし♀ :2007/01/08(月) 19:10:01.28 ID:bfildlG4O
これはよいSSだ

446 :しかさん♀ :2007/01/08(月) 19:11:48.89 ID:e1DJDqXrO
面白かったです。
GJ!

447 :りす♀ :2007/01/08(月) 19:12:09.43 ID:EJ43ilw+O
偶然にもそれは、
ゲームじゃなかった。

略して

GS!GJ!

448 :ぶた♀ :2007/01/08(月) 19:18:34.18 ID:5G5eh71D0
プリンと醤油でウニを考えた人くらいGJ&GS!



クー姉さんは何を教えとるんだw

449 :まむし♀ :2007/01/08(月) 19:20:57.47 ID:hL4+lGT50
gj

450 :こうもり♀ :2007/01/08(月) 19:23:27.82 ID:s38bLjebO
途中誰の言葉か分かりにくかったがGJ(つд`)

451 :たぬき♀ :2007/01/08(月) 19:36:11.74 ID:dxNJn/1v0
>>450
男=男まれに敬語
シュー=フリーダム
シベリア=敬語まれにウォッカモード


邪魔だけどみんな優しいから
何も言わないでくれてたのだと思ってたけど、本当にありがとう
正直、空気が読めないから怖くて、書置いて投下してなかったら多分投げ出してた!

調子に乗ってでしゃばると、ネタって何処までおk?
分からないと意味不明だから、使わない方がいいんだろうけど好きだから使ってしまうんだorz
なるべく分からなくても大丈夫にしようとしたんだけど、投下予告で六個は流石に分からんよね

452 :イノゴン♀ :2007/01/08(月) 19:44:47.80 ID:Y9hMX3bQ0
>>451
もとネタが分からないと理解できないのは困りますが、
分からなくてもスルーできて、分かるとにやりと出来るくらいならOkではないかと。

>>242くらいなら、私はあまり気にしない。2つくらいしかネタは分からなかったけど。

453 :白熊♂ :2007/01/08(月) 20:30:43.36 ID:5G5eh71D0
あと30分切ったな

454 :さるさん♀ :2007/01/08(月) 20:45:08.19 ID:suaU43Ge0
男「30分切ったってさ」
女「もう20分切ってる。だからこそ言いたいことがある」
男「何?」
女「つお題:成人式」
男「無茶しやがる」

455 :ツチノコ♂ :2007/01/08(月) 20:48:53.97 ID:Y9hMX3bQ0
今週はマシンガンから長編までいろいろあって具沢山だったなあ。
それでは皆様、また来シュー。

そして>>18が未だに気になる俺。

456 :くろうさぎ♂ :2007/01/08(月) 20:51:30.68 ID:s38bLjebO
>>455
俺も>>18気になる

457 :ツチノコ♀ :2007/01/08(月) 20:53:30.32 ID:Y9hMX3bQ0
女「突然だが、成人式だ」
男「……いや年中行事に突然もなにも無いような。っていうか俺達高校生だから20歳じゃないぞ?」
女「うむ、だから普通の格好だ」
男「確かにふだんの、ジャージにはんてん姿で俺の家のコタツに入ってるんだが」
女「ああ。このマイはんてんはしっかりと洗濯されていて、感謝している真っ最中だ」
男「いや、で、何がどう成人式なのよ?」
女「私もあと3年後にはああいう和服を着こんで皆の前に姿を見せるのだなあと思っているところだ」
男「まだ、なんとなく想像つかないけどな」
女「和服を着こんで皆に祝福されて、ライスシャワーを浴びてブーケを投げる……今から楽しみだぞ」
男「それ成人式ちがうから!」

458 :タツノオトシゴ♂ :2007/01/08(月) 20:53:53.28 ID:92GHeM8k0
また金曜日に

459 :くろうさぎ♂ :2007/01/08(月) 20:54:16.78 ID:s38bLjebO
それとも>>18はナポリタンの類なのか?

460 :ぶた♂ :2007/01/08(月) 20:55:12.55 ID:dxNJn/1v0
>>456
実際に友達がそういったから
素直シュールっぽいなと思ったと言う事ジャマイカ?

シュール思考は分からないが
小倉アイスとか思い出して、そうなったんじゃ?

461 :ツチノコ♀ :2007/01/08(月) 20:55:38.79 ID:Y9hMX3bQ0
書いてから「小倉」が「おぐら」になってあんこの味を思い出してるのかとおもったけど、
看板の違いで味がしない理由がわからないんだ……。

そして、実話であるという点が一番気になって夜眠れなかったので充分に昼寝した。

462 :トラ♀ :2007/01/08(月) 20:56:00.59 ID:8N3QYIdW0
ラストは頂いたっ!

463 :プテラノドン♂ :2007/01/08(月) 20:56:21.99 ID:Y9hMX3bQ0
>>462
どうぞどうぞ。

464 :ぶた♀ :2007/01/08(月) 20:56:43.99 ID:dxNJn/1v0
まあまあ、ここは私が

465 :おこじょ♀ :2007/01/08(月) 20:56:54.65 ID:tZ/xfPCoO
どうぞどうぞ

466 :なめくじ♂ :2007/01/08(月) 20:57:30.16 ID:KwVPctEn0
おかまいなく

467 :くろうさぎ♀ :2007/01/08(月) 20:57:38.01 ID:s38bLjebO
謎だなぁ…

468 :トラ♀ :2007/01/08(月) 20:57:55.61 ID:8N3QYIdW0
くっ